代表的な猫の皮膚病

猫の皮膚病には数多くの種類がありますが、代表的なのは「ノミアレルギー性皮膚炎」と「皮膚糸状菌症」です。

猫の皮膚病1 | Fanimal(ファニマル)

ノミの寄生によっておこる「ノミアレルギー性皮膚炎」

ノミアレルギー性皮膚炎は、猫の体にノミが寄生することにより炎症が生じる皮膚病です。ノミが猫の血液を吸うときに、猫の体の中に唾液を放出します。こうすることにより免疫反応が起き、激しいかゆみや赤い発疹という症状が出てきます。
ノミには多くの種類がありますが、猫にはネコノミが寄生します。ネコノミは2 mm程度の小さな茶色の体です。ネコノミは黒い糞をします。猫の体をブラッシングしているときに黒い異物があれば、ノミが寄生している可能性があります。ノミは毎日40個の卵を産みますので、そのままにしているとすぐにノミだらけになってしまいます。ノミアレルギー性皮膚炎は人間や犬などにもうつりますので、猫の体だけでなく猫が日常的に使っているベッドやソファーなどもこまめに洗った方が良いです。

体質によりひどくなってしまうことも

ノミアレルギー性皮膚炎が起こるかどうかは猫の体質にもよります。症状の程度も個体差があります。わずか1匹のノミが寄生しただけでもノミアレルギーが起こり、激しい皮膚炎になることもあります。主に首や背中やお尻などに発疹や脱毛が見られます。
猫は皮膚がかゆいので、患部をなめたりひっかいたりします。かゆみがひどいときには皮膚をかきむしるので、出血することもあります。
ノミアレルギー性皮膚炎を治すには、まず、ノミの駆除が必要です。ノミアレルギー性皮膚炎の治療は、合成副腎皮質ホルモン剤や抗アレルギー剤を投与してアレルギー症状を治療しながら、ノミの駆除薬でノミ退治を行います。猫を複数飼っている場合、他の猫にもノミが付いている可能性がありますので、ノミのチェックを行うことをおすすめします。猫の皮膚病2 | Fanimal(ファニマル)

体が弱っているとかかりやすい「皮膚糸状菌症」

皮膚糸状菌症はカビの1種である皮膚糸状菌が感染、発症している状態で、顔の周りや足など体のいろいろな所に円形の脱毛ができて、その周りにフケやカサブタが出てきます。かゆみはあまりありませんが、皮膚糸状菌症にかかっている猫は他の病気も患っていることが多いです。皮膚糸状菌症にかかる原因は、すでに菌を保有している動物との接触によることが少なくありません。免疫力が正常であれば自然に治りますが、猫が他の病気を患っている場合と子猫や老猫の場合は自力で治すのは難しいと言われています。あるいは、栄養不良に陥っている猫に皮膚糸状菌症の発症が多く見られます。

治療としては抗真菌薬の内服、抗真菌薬の入ったローションや軟膏などの湿布を行います。また、抗真菌薬の入ったシャンプーで体を洗う方法があります。

治療を行う前に患部とその周辺の毛を刈って薬剤を塗りやすくします。場合によっては全身の毛を刈らなければならないこともあります。

皮膚糸状菌症のを予防としては、すでに感染している他の動物との接触を避けることが大切です。猫を免疫力の高い状態に保つことが重要ですので、普段から健康管理をしたりしておきましょう。
また、ストレスがないように猫の生活環境を整えることも必要です。同時に猫の体に脱毛やフケなどがないようにこまめにチェックするようにします。飼い主が水虫を患っているときには、猫を水虫に触れさせないように注意しましょう。

常日頃から猫とスキンシップをしていれば、皮膚病の早期発見につながります。

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