1.猫を苦しめる多発性嚢胞腎ってどんな病気?―原因

多発性嚢胞腎の原因

A.多発性嚢胞腎とは

多発性嚢胞腎とは、腎臓を構成する遺伝子の異常によって腎臓に無数の嚢胞ができていく遺伝性の疾患です。

その遺伝子を持つ猫が成長するに伴い、片側、及び両方の腎臓にできた小さな嚢胞(液体が入ったふくろ状の構造)が、ゆっくりと確実に数を増やしながら大きくなっていきます。結果として腎臓が劇的に大きくなります。 嚢胞が大きくなる事で、正常な腎臓の組織が破壊され、腎機能は絶えず低下していきます。

嚢胞の大きさは、1mmに満たないものから1cmより大きいものまで様々です。

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猫の嚢胞腎 原因1 | Fanimal(ファニマル)

B.何故なるのか?

あくまでも遺伝性の病気である為、他の病気が原因で発症するものではありません。

多くは、ペルシャ猫やペルシャ猫と血縁関係にある雑種等、長毛種の猫に発生しやすいと言われています。最近では、長毛種だけではなくスコティッシュホールドやアメリカンショートヘアでも発症が確認されています。

どちらかの親に腎臓を構成するタンパク質を作り出すある遺伝子(腎尿細管繊毛にあるpolycystin1をコード(変換)する遺伝子PKD)に異常があり、その子猫に50%の確率で遺伝します。まれに遺伝子の突然変異が起こり発症してしまう子も居る様です。猫1000匹に対して1匹の確率と言われています。

片側の腎臓にのみの発症(5%)は少なく、一般的には両側(40%)に発症する傾向があります。

我が家の息子モモは、2015年6月に「多発性嚢胞腎」と診断されました。

モモは主人の会社の方から家族になった子で、写真でも分かりますが見るからに日本猫と言う風貌です。正直なところ、全く想定していませんでした。

始めて聞く病名に加えて、いきなりの余命宣告を受けました。
頭がすぐに理解できず、頭を撃ち抜かれた様な衝撃を受けた記憶が残っています。

この病気には、うちの子は雑種だから大丈夫という理論は通用しないのです。雑種だとしてもなる可能性があるのです。

嚢胞腎 原因2 | Fanimal(ファニマル)

 

※この記事は実体験に基づいて書かれているため、個人の感想・見解が含まれています。

「猫の嚢胞腎②症状」へつづく>>

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