
~3月 雪とのつき合い方~ 十勝に暮らす3兄弟の徒然日記
みな様、はじめまして。北海道の十勝に住む3兄弟です。
左からジョン13歳(MIX)、モネ12歳(トイプードル)、ムック6歳(ゴールデン・ドゥードル)です。
三兄弟と言っても生まれも犬種も全く違うけれど一緒に暮らしているので兄弟みたいなものです。ぼくたちの母さんはライターだけど口下手なので代わってぼく・ムックが、これからぼく達3兄弟の十勝ならではの生活を紹介していきたいと思います。
記念すべき第1回は、冬の生活についてだよ。見ているとても綺麗な雪だけど生活してみると大変なこともあるんだ。
ぼく達が住む十勝は道内では雪は少なく気温が低くて寒い地域と言われているけど、ここ最近は温かくなり雪の量が多くなっているそうだ。
ぼくたちワンズにとったら雪がたくさん降るのはとても嬉しいことだけど、母さん達人間にとったら雪かきをしたり滑って歩きづらかったりと生活するには大変なことが多い。
ぼくもジョン兄も、雪かきを手伝うことがあるよ。玄関前から裏の庭までスノーダンプに雪を乗せて運ぶんだ。4~5回も運ぶと飽きちゃってジョン兄と遊び出すから「お家へ退場~。」って言われちゃうけどね。
雪の季節が始まると嬉しくなる。『ゆきやこんこ』の歌の中に「い~ぬは、よろこび♪にわ♪かけまわり~」って言う歌詞があるでしょ?あの歌の通りぼくたちは雪を1歩踏んだとたん走らずにはいられなくなるんだ。
肉球にやる気スイッチがあるみたい。母さんが、止めようと思っても止まらない。
雪道の散歩は、尻尾ブンブン気分は最高だよ。だけど、シーズン初めと終わりの水分が多い雪に注意が必要だ。水分が多いせいか、歩いているうちに毛に雪が絡んでごろんごろんと大きな雪玉になるんだ。
初めてぼくの雪玉を見た人はびっくりするよ。雪玉が大きくなる前に早々に退散しないとお腹や顔など毛という毛に雪玉ができてしまう。これは手で取ろうとしても取れないから、お湯で溶かして取るしかない。
毛玉ができたらお風呂場へ直行になるから、もし朝の散歩の時にできたら朝から大騒ぎになるよ。だから、シーズン初めと終わりはモジスーツやレインコートを着て散歩や遊びをするよ。
シーズン真っ盛りの寒い時は、水分の少ない雪なので雪玉になって付く心配はないから服を着なくても大丈夫だよ。老犬のジョンや小型犬のモネは心臓や関節によくないこともあるので、外に出る時は服を着て行く。
この冬は、寒くてマイナス20度を下回ったこともあったからね。
冬の散歩は雪対策だけでなく足下にも注意が必要だ。
車道だけでなく歩道も圧雪路面や凍結路面など、様々な状況になって油断できない。ぼくたちが大変って言うより一緒に歩く母さんが大変なんだ。
ぼく達は四本足で歩くけど、人は二足歩行だからね。ぼく達が、滑らなくても母さんがスッテンころりんと転んでしまうことがある。
犬を連れていなくても滑って歩くのが大変なのに犬と一緒に歩くということは、それだけ危険が増すことになるんだ。
母さんが転んで怪我をする心配もあるけれど転んだ拍子にリードが手から離れてぼくたちが逃げちゃうことだってあるかも知れない。
追いかけたくても足下が危ないから走れない。だから散歩中、凍った路面になったら「ムック、ヒール。ゆっくり歩いて」ってうるさいよ。
春先になると散歩道は、乾いた道、雪道、凍った道と路面状況が複雑に変わるから一時も気が抜けない。
「朝から疲れるわ」って母さんは嘆いているよ。
ざくざく雪はとがった氷になってぼくたちの肉球も傷付けるし春先の散歩はほんとに要注意なんだ。
大変なことばかり書いたけど、冬ならではの遊びもあるよ。そり遊びやスキー、スノーボードができる。
子どもたちに人気なのはそり遊び。公園や庭先など坂があればどこでも滑ってる。もちろん安全な場所に限られるけどね。
昨冬は、ぼく達もそり体験をしたんだ。でもね、ぼくが一番好きなのは母さんとの雪合戦。大きな口でキャッチするよ。
母さん達は、氷祭や雪祭りを楽しみにしているよ。十勝川白鳥まつりの彩凛華(さいりんか)や陸別町のしばれフェスタなど、雪と灯りのコラボや寒さを楽しむようなお祭りがあちらこちらで開催される。冬ならではのお祭りだ。
※写真は今年のものではありません。
今年は雪解けが早いので外で思いきり走れるようになる時期がいつもより早くなりそうで楽しみ。
これから、みなさんにぼくたちの十勝な生活をお知らせしていくね。お楽しみに。
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