猫とタウリンの関係

栄養ドリンクでお馴染み、CMでもよく耳にする「タウリン」。疲労回復・滋養強壮効果が期待され、皆さんも飲んで元気をチャージすることがあるのではないでしょうか?
実は猫にとっては命に係わるほどの大事な栄養素なのです!
猫とタウリンの関係を詳しく学びましょう。

タウリン欠乏症1 | Fanimal(ファニマル)

【1.タウリンとは?】

タウリンは動物の体内の様々な部分に多く含まれており、体の働き助ける重要な栄養素です。特に目・心臓・肝臓の健康を保ち、成長や生殖機能にも関係します。
このタウリン、人や犬は体内で合成することができますが、猫は合成できないのです!そのため、食事から摂取しなければ「タウリン欠乏症」になってしまいます。

【2.タウリン欠乏症になるとどうなる?症例と治療法】

タウリンが不足してしまうと猫の体に様々な影響を及ぼします。代表的な症例と治療法を学びましょう。

〇目の病気 <網膜萎縮>
症状
:網膜が異常に変化し、縮んだり薄くなったりして視力障害を引き起こしてしまいます。初期は気付かないことも多いですが、症状が進行すれば視力が低下し何かにぶつかったり、反応が鈍くなったりします。さらに悪くなると瞳孔が開きっぱなしになり失明することもあります。
治療:初期段階であればタウリンの摂取で進行を止めることができます。しかし、進行し視力障害が起こってしまってからでは治療法はありません。網膜は一度、異常な状態になってしまったら元には戻らないのです。

タウリン欠乏症2 | Fanimal(ファニマル)

〇心臓の病気 <拡張型心筋症>
症状
:心臓の筋肉がどんどん薄くなって、心臓自体が大きくなる病気です。心臓の働きが弱くなるため体中に十分な血液を送り出すことができなくなり、食欲がなくなる、元気がなく動かずじっとしている、体温の低下などといった症状が現れます。心臓の病気は早々に命に係わるので症状が現れたらすぐに病院に連れていき、早期治療をすることが大切です。
治療:一度、心筋症になってしまうと完治する治療法はありませんが、生命を維持するために強心剤や利尿剤を用い、きちんと血液が循環できるように症状や状態に合わせた治療を行います。心臓の治療は一生続き、薬を飲ませ続けなければなりません。

また、健康的な成長と繁殖のためにもタウリンは必要不可欠です。不足すると発育異常や繁殖異常、流産してしまう可能性もあります。特に妊娠中、授乳中、成長期は母猫・子猫共に十分なタウリンを必要とします。

タウリン欠乏症3 | Fanimal(ファニマル)

【3.なぜタウリンが不足してしまう?原因と予防法】

みなさん、猫にキャットフードを食べさせていますか?当たり前!と思われると思いますが、とても重要なことなのです。
犬や猫に与えるフードは、それぞれ必要な栄養基準を満たしている「総合栄養食」です。
総合栄養食とは、フードと水だけ与えてあげれば必要な栄養素を満たすことができる食事のことです(フードのパッケージに「総合栄養食」と表示されていますので探してみてください!)。
つまり、主食をキャットフードにすればタウリン不足を気に掛けることなく摂取できるのです。

まれに、ドッグフードの方が好んで食べてくれるからという理由で猫にドッグフードを与える方もいます。猫にとってドッグフードは必要な栄養素を満たさず、タウリン欠乏症の原因となってしまいますので絶対に与えないでください。

また、手作りのご飯を与えている場合もタウリン不足になってしまう可能性があるのでサプリメントで補う必要があります。タウリンは、不足すると治療法のない重篤な病気の要因となりますが、過剰摂取してもおしっこに排出されるので問題ありません。

【人も猫もタウリンで元気に!】

人にとってはファイトの出るタウリンですが、猫にとっては生きていくためにとても重要な栄養素です。毎日の食生活にタウリンを取り入れることで病気の予防にも繋がります。私たち飼い主と共に元気・健康であるために、「タウリン」のことを忘れずに猫ちゃんのご飯を選んであげてください。

タウリン欠乏症4 | Fanimal(ファニマル)

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