皆様こんにちは。猫のしもべ尼僧です

猫ライフをお楽しみいただいていますでしょうか?わたくしも、日々やんちゃ3兄弟と奮闘しつつも癒され、楽しみ、しもべを満喫しております。日々猫と生活していますと、何故?・・・と思うような行動が多々ありますよね。

 

例えば・・・なんでそんな狭いところにジャストフイットして爆睡してられるんだ?ん?なんてことありませんか?猫と生活していれば、必ずといっていいほど高確率で遭遇するキュン死確定の可愛さ極まりない光景なのですが・・・でもどうして、わざわざせっまい所に自分を収めたがるのでしょうか?

 

よくよく考えると不思議・・・今回はこの狭いところに収まりたがる行動について掘り下げていきたいと思います。

 

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<群れを成さないのですべて自己責任!>

まず、猫という生き物の特性として、群れを成さない生き物と、前回ちらっと触れました。群れを成さず、個々で行動することを好みます。個々で行動するということは、食事も散歩という名のパトロールだって、寝るのも大体は単独。

 

となると、身を守るのも単独です。昨今は野良猫は見ても、野良犬こそみませんが、昔はそこかしこに犬も放されていましたし、野生の狐、クマ、タヌキなどの猫の天敵はいました。

 

野生の動物たちは人間との生活圏は分れていましたが、猫に至っては、人間の生活圏にもうまく馴染めるので野生の動物の生活圏の両方を自分たちの行動範囲としていました。

 

故に、野生の動物に襲われる事もしばしば・・・
おまけに人に追い回される事もしばしば・・・

 

野生の動物の生活圏と人間の生活圏、両方を生活圏とする猫は、それだけ危険は多くなります。そして、何より危険な瞬間は眠る時。

 

私達人間も、寝込みを襲われてはたまったものではないですし、負けの確率は限りなく100%に等しいと思います。猫も同じ。

 

危険から身を守るために、狭いところにわざわざ入り、出産したり、眠ったりしていたのです。また、猫は「寝る子」が語源といわれるほど、一日の約半分を寝てしまう猫。

 

そんな自身のリスクとなる本能が、命取りにならないようわざわざ狭いところに身を収めるようになったと思われます。

 

これは、自身の体の柔らかさを最大限に活かしたベストな護身術ですし、寒がりであることもカバーでき、まさに一石二鳥の無駄のない本能なのです。

 

八百屋の籠に

 

<護身術であり至福のひと時、邪魔しないでね>

狭い所を見れば収まりたくなり、収まれば安心し、おまけに温かい。さらには身を守ってぐっすり眠れる。彼らにとっては至福のひと時なのです。

 

完全室内飼いでもしっかり残っている、古から脈々と遺伝子レベルで継がれた彼らの護身術。みっちり収まりたがるのは、安心を求めているという抑えがたい本能なのです。

 

実際目の当たりにすると、笑えたり、可愛かったりで、愕然とさせられたりですが、彼らは大真面目。かなり真剣に身を収めているのです。

 

そんな彼らにしもべとして出来ること。それは、温かく見守ってあげることと思います。時に、収まりの良さそうな献上品を所望されるかもしれませんけどね・・・(笑)

 

伸びをする猫

 

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