
猫エイズの子と暮らす。
猫エイズの感染、予防、発症、対処について
猫エイズの子“ナツメ”と暮らすnaoです。

ここで少しだけ私の愛する2匹の猫ちゃんを紹介させてくださいね。
去年の風薫る5月に我が家にやって来た1匹目の猫はキジトラのオス。
名前はドラゴン通称ドラちゃん推定年齢2歳前後と思われます。
アライグマの捕獲箱に餌欲しさに入り込んで捕獲され 処分寸前で保護主さんに命を救われたラッキーボーイです。
グリーンの瞳に自慢の長い尾キジトラが尻尾ピーンと上げて歩く姿は本当に美しく壮観です。
私は歩く宝石と褒めちぎっております。
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そして今回の記事の主役は 2匹目のナツメくん。
今年の1月ごろ コンビニの駐車場付近で寒さに震えうずくまっているところを保護されご縁が重なり私のところにやって来てくれました。
当初はガリガリに痩せてはおりましたが、その後アッパレな体格に変身しました。
イエローの瞳に幸運のカギ尻尾の持ち主。
顔はキジトラ風ですが背中の模様はサバ独特のうろこ雲。
間違いなく幸運を尻尾に引っ掛けて我が家にやって来てくれました。

自慢話は長くなってしまいますね。
それでは本題に入らせていただきます。
猫エイズは人に移らない
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我が家にやってきた「ナツメくん」推定年齢4~5歳くらい。
コンビニ付近に居座り、人間に媚びながらご飯を貰ったり貰えなかったりの日々。
日に日に痩せてゆく姿を不憫に思われたお若いご夫婦が保護をしました。そして猫の保護活動をされている女性に託されその女性を通して我が家にやって来たのがナツメくんでした。真冬の真っ只中良くぞ生きててくれましたね。猫エイズと呼ばれる病気は本来の病名は長ったらしく “猫後天性免疫不全症候群(FIV)“のこと。

猫エイズの感染源は?
一番多いのは猫同士の血を見る喧嘩ですが、交尾やグルーミングでも稀に感染するそうです。そういえば ナツメが我家にやって来た時、背中一面がカサブタだらけのボコボコでした。
間違いなく喧嘩でやられた傷跡ですね。余談になりますが、猫の爪の威力はスゴイです。
野良猫のオス同士が縄張り争いで死闘を繰り広げる時なんてまさに「本気」ですからね。
私と妹が幼かった頃の話ですが、その猫同士の喧嘩の仲裁に妹が割って入った結果、今でもうっすら残る傷痕を右目の下に作ってしまいました。(猫の八つ当たりですw)
検査の結果「陽性」と言われても
ウチのナツメが今この、無症状キャリア状態です。とは言ってもウィルスは猫の体内でしっかり活動しているわけですから進行性の病態が続いているのは事実です。
現在は免疫機能をアップさせる良いサプリメント(D-フラクションプレミアムやペットチニックが有名ですね)と良質な食事と極力ストレスを与えない生活を送らせる事で運が良ければ10年以上、大幸運なら天寿を全うするまで発症しないケースもあるそうです。
ナツメもあやかりたいものです。
猫エイズに感染する事と猫エイズを発症する事はまったくの別物である事を私もナツメを通して理解致しました。
ナツメと出会った時は既に下痢・発熱・リンパ節の腫れや痛みがありそして治癒したかのように消えてしまう急性期と呼ばれる時期を過ぎており、現在は無症状キャリア期に突入しております。願いが叶うならこのままの状態でウィルスが潜伏していて欲しいものです。

猫エイズを発症すると
ここで初めて「猫エイズが発症した」という事になるのですが発症すると体重の減少、リンパ節の腫れ、貧血、他慢性的な症状が見られるようになり、その中でも口腔内の疾患(歯肉などに激しい炎症)が多数の発症した猫たちにみられるそうです。
ですから今のナツメの食欲 ムッチリ体系は何よりも私は嬉しいです。
エイズウィルスなんかに負けるなナツメと励ます事も「最高の薬」と思いポンポコリンのお腹を撫でている毎日です。
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猫エイズは対症療法
信頼のおける主治医による適切な治療、症状の緩和、免疫を向上させるサプリメント、良質な食事、ストレスフリーな環境。
そしてなによりも飼い主の励ましや愛情もきっと猫ちゃんたちの痛みを和らげるに違いないと信じたいです。
不幸な「猫エイズ」を撲滅するには
それでも私たちの小さな心がけで小さな命を守れる事も事実。
接触感染を避ける、外に出さない事が愛猫を守る手立てです。
ウチのナツメは無症状キャリアですが、ウィルスは活動しています。
もし逃がしてしまったら・・・他の元気な猫ちゃんたちの感染源になる可能性があると言うことです。
それは飼い主である私の責任で不幸な猫ちゃんを作ってしまうという事ですので何が何でも避けねばなりません。
キャリアを持つ猫の飼い主さんたちはそういう意味では責任重大ですね。
猫エイズキャリアのある子とノンキャリアの子が一緒に生活するには
空気感染はしないので金網越しにお互いの存在を認め合い、金網越しに遊んだり喧嘩したりしています。
ナツメの部屋に入るドアを開けたり閉めたりする際に隙を縫ってドラが乱入することが数回あったのですが金網越しでの顔見知り♪
ですから大きな喧嘩をする気はないようです。
お鼻ツンツンの挨拶もお互い出来るようになり、付かず離れずが二匹の距離感です。

猫エイズだけどムッチリ“ナツメ”くん
我が家に来た当初(今年の1月ごろ)は飢餓状態からかエサをあげてもあげても欲しがりました。
お皿にカリカリが入っていないと不安なようで夜中でも催促の泣き声をあげておりましたが最近ようやく残す・・とかあとで食べるもん・・とか心の余裕も出てきたようです。
しかし時既に遅し?♪・・・とばかりのムッチリさんになりました。
いいの、いいの猫はちょっと小太りの方が長生きするっていうデータがあるくらいですからね♪と割り切っています。
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猫エイズでも、猫の幸せはどこにあるのかわからない
たまに野良猫、たまにサル、たまにイノシシだって見物できるかも。
そして何より、飼い主のこの私・・・ずーーっとオウチにいるヒト。寂しい思いはさせません。
猫の幸せは自由に気ままに出たり入ったりだと思う時もあり、ナツメを閉じ込めてしまった事が一番のストレスかもと考える事もあったけれど掃除の際に網戸を開けてもまったく出たがる気配を微塵も見せない。
そうだよね もうお外はコリゴリだよね。
ココが最高だよねぇ・・・ 。ナツメのまばたきをYESと受け取っておこう。

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