
ミニチュア・シュナウザーの性格や飼い方について知ろうー飼い主は見た!犬猫生態図鑑
ミニチュア・シュナウザーにギャップ萌え♡
レオン(オス7歳)
イタズラなレオンは、雑誌「Leon」のちょいワルおやじから命名。

ノエル(メス6歳)
雪のような真っ白い毛並みのノエルは、フランス語でクリスマスを意味する「Noel」から命名。

そんな2匹の様子も踏まえて「実録!本には載ってないミニチュア・シュナウザーの生態」をお届けします。
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ミニチュア・シュナウザーの特徴と性格

- ○原産国
- ドイツ
- ○体高
- 30~35㎝
- ○体重
- 4~8Kg
- ○外見
- 体高と体長がほぼ等しいスクエア型
- ○毛色
- ソルト&ペッパー、ブラック&シルバー、ブラック、ホワイト
- ○被毛
- ダブルコート
ドイツ原産で、おじいさんのような眉毛と髭が特徴のミニチュア・シュナウザー。名前の由来でもある「シュナウツ」はドイツ語で口髭を意味します。
「人間の脳を持つ犬」とも呼ばれるほど、頭がよく賢い一面があり警察犬として活躍している子もいます。話しかけるとジーと目を見ながら聞いている姿は、まるで人間のようです。
空気を読むのも得意で、私が熱を出して寝ているとレオンが心配そうに顔をペロペロ舐めてくれてずっと側に居てくれました。このように飼い主と犬のコミュニケーションがしやすいのもミニチュア・シュナウザーの特徴です。
シュナウザーというと警戒心が強く頑固者、神経質でギャンギャンよく吠えるというイメージが強いようですが、飼い主の私からみるとオンとオフがはっきりとしていて「甘えん坊の寂しがり屋」といった感じです。我が家では天真爛漫のムードメーカーです。
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ミニチュア・シュナウザーの歴史
シュナウザーは「ジャイアント」「スタンダード」「ミニチュア」の3種類の大きさに分けられます。
なかでも、ミニチュア・シュナウザーはネズミの駆除をするために小回りのきく最適なサイズにするためスタンダードシュナウザー×ミニチュアピンシャーを交配させてつくり出された犬種です。
当初は、見た目も大きさもバラバラでしたがアメリカで改良を繰り返した結果、現在のミニチュア・シュナウザーが誕生しました。
家庭で一般的に飼われるようになったのは1970年代頃で、日本ではテリアグループに属しますがテリアほど気難しくなく飼いやすいため世界中で人気となっています。
ミニチュア・シュナウザーの日頃の世話とケア

シュナウザーは抜毛がほとんどなく、お手入れはしやすい方だと思いますが、毛が柔らかく絡まりやすいため、長くなってしまうと毛玉になってしまいます。
毛玉になると、毛が絡まってフェルト状になってしまうため皮膚病を起こしやすくなります。
お手入れとしては、お散歩から帰って来たらこまめにブラッシングをするようにしましょう。特に冬場は静電気で絡まりやすくなりますので、洋服を着せる場合は特に注意しましょう。
シュナウザーはトリミングが必要な犬種ですので、1ヶ月に1回くらいを目安に行います。
顔周りを四角く整え、胸や背中は2~3㎜、足元は飾り切りにするのが定番のスタイルですが、他にも頭周りと足回りを丸くカットした「プードルカット」や、耳の毛を長めにした「ミッキーカット」、全体的にふんわりカットした「テディベアカット」、男の子は「モヒカンカット」、長いまつ毛が特徴的な「まつ毛カット」なども人気です。
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トリミングによって色々なスタイルが楽しめるのもシュナウザーの醍醐味です。慣れてくれば眉毛や髭、足周りはご自宅でカットすることもできます。
シュナウザーは運動が大好きな犬種です。お散歩は1回30分を目安に朝・晩2回行くのが理想です。
運動不足になるとストレスが溜まりますので、雨が続くようなときは室内でボールやおもちゃで遊んであげたり、我が家ではおやつを隠して探し当てるゲームをしたりしてストレス解消しています。
またシュナウザーは飼い主さんとスキンシップをとるのが大好きなので、スキンシップを持つこともストレス解消になります。
ミニチュア・シュナウザーを飼う上での注意事項
眼球の中央が白く濁ってきた、よくイスや家具にぶつかるようになったなど少しでも異変があった場合は、早めに獣医師さんへ相談しましょう。
「尿路結石症」や「糖尿病」も年齢に関わらず比較的多い疾患ですので、年に1回定期検診を受けるなどして予防するのがおすすめです。垂れ耳の子は、耳の中の毛もこまめにお手入れしましょう。
毛が伸びていると外耳炎や皮膚炎を起こす原因となります。併せて、肉球の間の毛もカットすることをお忘れなく。
意外と見落としがちなのですが、肉球の間の毛が伸びているとフローリングや階段などで滑ってしまいとても危険です。
関節を痛めることもあるのでこまめにチェックしてあげましょう。シュナウザーは頑固でかしこい分しつけが大切です。
かわいいからとついつい甘やかしがちですが、飼い主さんがリーダーシップをとれるようにしっかりトレーニングしましょう。しつけは楽しみながらしつけることがポイントです。
シュナウザーは飼い主さんと遊ぶことが大好きですし、頭がよいのですぐに覚えてくれますよ。
我が家のミニチュア・シュナウザー

レオン
見慣れない人や、怪しい人にはとにかくギャンギャン吠えまくり見えなくなるまでしつこく吠えています。
ゴールデンレトリバーやシェパードなどにも臆することなく立ち向かっていく怖いもの知らずなところもあるやんちゃな男の子です。
やんちゃ過ぎてトレーニングがうまくいかず、涙を流したこともありました。でも、いったんスイッチがOFFになってしまうと甘えん坊に大変身。
私の腕をチョイチョイして「撫でて~」と甘えてきたり、私が座っていると、ちょこんとお尻をくっつけてくる甘えんぼさんです。
ノエル
最初は心を開いてくれず怯えた顔をしていましたが、レオンと生活をしていくうちにいつの間にか我が家の生活にも慣れてくれました。
そんなノエルは、やさしくて臆病な女の子。娘にどんなにイタズラされてもジッと耐える忍耐力の持ち主です。とても臆病なので知らないワンちゃんには毛を逆立てて吠えまくります。
そんなノエルを見て、レオンは知らないワンちゃんが近づいてくるとノエルを守ろうとさらに吠えまくります。
2匹に凄い剣幕で吠えられるワンちゃんはとっても気の毒ですが、ワンコ愛を感じます。
ノエルもレオン同様にとても甘えん坊で、レオンが撫でてもらっていると必ず割って入ってくるのがお決まりパターンです。
ちょっぴり太めのノエルは食べるのが大好き。いつもはおとなしいノエルも食べ物のことになると牙をむいてレオンを威嚇する裏番長的な女の子です。
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ミニチュア・シュナウザーと暮らしてみてわかる!あるあるネタ
ヘソ天で寝る(仰向け)
我が家のレオンは、熟睡すると必ず仰向けになりヘソ天で寝ます。リラックスしているのか、多少の物音では動じません。起きてもヘソ天のままチラリとこちらを見ることもしばしば。完全にスイッチが切れているレオンです。
上目づかい

ふだんは白目の部分が見えないシュナウザーですが、イタズラをしたときや、何かして欲しいときは上目遣いをします。こんな風に見られるとついつい、要求をのんでしまいます。
手でチョイチョイして甘える
これまでに飼った犬は、このようなことはしなかったので、甘えん坊のシュナウザーらしいなと思います。
起きたときの髭の寝ぐせ
お髭がシンボルのシュナウザーならではじゃないでしょうか。
シャンプーをすると顔が小さいことに驚き!
シュナウザーの飼い主さん、シュナウザーあるあるいかがでしたか?これからシュナウザーを飼おうという方にもシュナウザーってこんな犬種なんだと思って頂けたら嬉しいです。
シュナウザーって頑固で曲がったことが大嫌い!でも、とても賢くて甘えん坊な一面もあり、そのギャップが魅力の犬種です。
飼い主さんと一緒にお出かけすることが大好きですし、社交的なのでドックランへ行っても他のワンちゃんと上手に遊ぶことができます。
飼い主さん同士の交流も広がり、我が家にレオンとノエルがやってきたことで、今までに経験できなかった世界が広がりました。
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