昨今の猫の寿命

こんにちは。FanimalライターのHirokoです。
今日は猫の寿命について考えてみたいと思います。猫ちゃんを迎えるときに、この子と何年一緒にいられるのだろう。と思ったことはないですか?猫の寿命を知り、健康で暮らしてもらうために私達に何ができるかを考えてみます。

 

猫の寿命

2017年1月に日本ペットフード協会が発表した2016年の猫全体の平均寿命は、15.04歳です。

 
また、ペット保険の会社の調べによると、オスの平均寿命よりメスの平均寿命の方が少し長い。

 室内猫と外へ出す猫を比べると、室内飼いの猫の方が2.55歳長生きするというデータが出ています。
そして、野良猫の場合の平均寿命は3~7歳ほどと言われています。

 
ギネスブックに載っている長寿猫は1967年生まれのアメリカのテキサス生まれの猫で、38歳3日だそう。すごいですね。

 

※データ元 日本ペットフード協会
 
※データ元 アニコム損害保険株式会社
次に、猫の年齢を人間に換算するとどうなるかですが、一般的に猫は人間の1年にだいたい4歳年をとると考えられているため、以下のようになります。

 

猫 1か月 人間でいうと1歳 猫 10歳 56歳
6か月 9歳 11歳 60歳
1歳 17歳 12歳 64歳
2歳 23歳 13歳 68歳
3歳 28歳 14歳 72歳
4歳 32歳 15歳 76歳
5歳 36歳 16歳 80歳
6歳 40歳 17歳 84歳
7歳 44歳 18歳 88歳
8歳 48歳 19歳 92歳
9歳 52歳 20歳 96歳

 

0~2歳を幼猫(成長期)、1~7歳を成猫(維持期)、7歳以上を高齢猫(高齢期)、17歳以上を長寿猫(超高齢期)と呼ぶそうです。
 
我が家のむぎ、トムは1歳なので人間に換算すると17歳です。いつも赤ちゃん言葉で話しかけてしまいますが、いいお年頃なのですね。
 
私の実家にいる猫は現在14歳なので人間に換算すると72歳です。人間でも最近は72歳といってもお年寄りという感じはせず、まだまだ若いと思いますが実家の「みいちゃん」もよく食べる食いしん坊でお転婆さんで高齢猫とは思えません。

 

実家のみいちゃん | Fanimal(ファニマル)

 

成長については、生後3~7か月で乳歯が永久歯に生え変わり、雌猫は6か月ほどになると妊娠が可能になります。
 
骨格は1歳までにできあがり、だいたいの猫は1歳になるとそれ以上身体が大きくなることはあまりないそうです。
 
例外として、メインクーンノルウェージャンフォレストキャットのように身体が大きくなる種類の子は、3~5歳まで成長するそうです。
我が家のトムは、この洋猫の血が混じっているのではないかと動物病院で言われているの、もしかしたらまだ成長するかもしれません。
 
トムを保護してくださった方からは、もしかしたら7~8キロになるかもしれませんね、と言われてちょっとびびっています。なんせトムは抱っこが大好きなので。
 
現在、むぎは3.7キロで体重は落ち着いています。トムは4.8キロです。
 

むぎのアップ | Fanimal(ファニマル)
トムのアップ | Fanimal(ファニマル)

 

猫の寿命が延びている理由

昔に比べて猫の寿命が延びてきています。
1990年当時の猫の平均寿命はなんと5.1歳だったそうです。
2010年には14.4歳だったのですが、それと比較しても1歳近く伸びています。これにはいくつかの理由が考えられます。

  • 猫の飼育方法として、室内飼いが主流になってきたため。
  • 食事の質がよくなってきたため。
  • 医療の発達によるため。

これは、猫に長生きしてもらうために私達ができることと大きく関わっていると思います。

 

猫に長生きしてもらうためにできること

自分の可愛い猫ちゃんに長生きしてもらうために、私達ができることは何でしょう。
次のことに気を付けていくことが猫の長生きに繋がるようです。

 

食事に気を付ける

現在、猫用のフードは色々なメーカーから様々なタイプのものが発売されています。
 
猫の年齢に合わせたものや、アレルギー対応のもの、病気になった子のために症状によって選べるタイプのもの、太りやすい子用にカロリーが抑えられているものなど。先日、東京ビックサイトで開催された『インターペット』というフェアへ友人と行って来ましたが、フードのブースがたくさん出ていて、中にはまだ日本では販売されていないものもありました。
添加物を使用していないもの、オーガニックを意識したもの、本当にたくさんのフードが出ていました。
フェアにはたくさんの人が来ていて、ペットを飼う人の意識が昔と比べて変わってきているのを肌で感じました。

 

運動をさせる

健康のために適度の運動をさせるよう心掛けるようにする。おいしいご飯を食べて寝てばかりいると、肥満になってしまいます。
肥満は健康に良くないので適度な運動をさせるようにします。おもちゃで誘って遊んであげる、キャットタワーを用意して上下運動ができるようにするなど、猫が運動できるよう工夫をしましょう。

 
もし、太ってしまったら肥満用のフードや運動でダイエットが必要になってきます。

 

キャットタワーで遊んでいる | Fanimal(ファニマル)

 

室内飼いをする

野良猫や、外へ出ていく猫に比べて室内飼いの猫の方の寿命が長いのは前述しました。
 
アメリカでは「猫は室内で飼いなさい」が獣医師の合言葉だそうです。外には交通事故に遭ってしまう可能性や、ウィルスに感染して病気になってしまう可能性があります。
 
こうした可能性が野良猫の寿命を短くする原因でもあります。室内飼いにすることで、その可能性から猫を守ることができます。
 

また、飼い主さんがそばに居ることで健康に気を付けることができ、体調が悪いときなどにすぐに対応できます。

 

避妊去勢手術を受けさせる

避妊去勢手術をすることによって、猫の生殖器系の疾患になる可能性を下げることができると言われています。
 
猫は乳ガンの予防にもなるそうです。また、発情によるストレスがなくなります。発情は猫にとって大きなストレスだそうです。 
不妊手術をすることでそのストレスはなくなります。
 

むぎが服を着ている | Fanimal(ファニマル)

 

健康に気を付ける

定期的に予防接種を受ける
残念ながら、日本は欧米に比べ予防接種の接種率が低いそうです。愛する我が子の健康を守るために予防接種をお勧めします。

 

また、定期検診を受けておくと、病気の早期発見に繋がります。
普段から猫の行動や身体の変化に注意して、おかしいと思ったらすぐに受診しましょう。

 

 

飼い主の生活習慣

人間の生活習慣が猫の健康に影響することもあるそうです。
飼い主の生活が不規則の場合、猫の生活のリズムを崩します。
 
また、タバコも猫には有害です。アロマオイルの中にも猫に有毒なものがあるようです。
以上のように、愛する我が子の健康を守るため、長生きしてもらうためには私達飼い主が出来ることがあります。
 
これからも医療の発展などにより、猫の寿命はもっと延びるのではないかと言われています。私も愛するこの子達と長く一緒にいられるよう、猫の健康を守ることはもちろん、自分自身も健康でいなければと強く思っています。
 

むぎトムが並んでいるアップ | Fanimal(ファニマル)

 

 

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