ピットブルってどんな犬種?

闘犬の血をひく勇敢さ

ピットブルの正式名称は「アメリカンピットブルテリア」と言います。
元々は闘犬用の「スタッフォードシャーテリア」と「ブルドッグ」を掛け合わせて作られた犬種で、門外不出の掛け合わせには今なお不明な点が多いのも特徴です。

闘犬は一気に心拍数を上げ興奮状態に持っていくことを得意としていますが、その名残なのかピットブルの寿命は他の中型犬と比べ短く、7年ほどと言われています。

行政には届け出が必要で、飼い方によっては良くも悪くもなる、ある意味で飼い主が試される犬種とも言えます。

ピットブル1 | Fanimal(ファニマル)

スタイル抜群!?

筋肉ムキムキで無駄のない身体は平均体重20キロ~25キロですが、中型犬の中でも大型犬に匹敵するほどの大きさです。

毛色は白・黒・茶色・ブリンドルと様々な種類がありますが、ほとんどの毛色は2色で成り立っており胸の模様と靴下を履いているのが特徴です。

また瞳の色がキレイで、グレーやブルー、グリーンにオレンジなどカラーコンタクトをしているような瞳をしています。我が家の愛犬は鮮やかなオレンジ色の瞳をしていて、その瞳に惹かれて引き取ると決めました。

闘犬用だった過去から今でも断尾・断耳する飼い主もいますが、現在はその数も減ってきています。

 

ピットブルってどんな性格?

さすがの頑固さ

ピットブルは闘犬だったこともあり、とても勇敢な心の持ち主です。飼い主の言うことは絶対で、家族には子犬のように甘えてきます。感情表現がとても豊かなので、思っていることが顔に出やすいのも虜になってしまう理由です。

喜んでいるときは尻尾ではなく下半身ごと揺らして、嫌なときは絶対に嫌だ!と近寄らず話し掛けても無視を貫きます。

鳥や猫などの動くものを見つけると追い掛けずにはいられないようで、家の中に虫が飛んでいると愛犬の動きですぐに気付くことが出来ます。

 

実はビビりで甘えん坊!?

でもその半面とてもビビりで、どんくさいところもあります。
いつも問題なく乗っているソファーに後ろ足が引っかかってしまい面倒になったのかそのまま寝始めたり、遊んでるうちに高さを忘れて落っこちたり。

エアコンと扇風機には物凄くビビります。
目に見えない風で物が動くと笑ってしまうほどのオーバーリアクションで逃げていきます。

自分の知らないこと、見たことのないものにとても惹かれる好奇心旺盛な面もあります。
初めての海、初めてのおもちゃ、初めての場所や人には夢中になっています。

ピットブル2 | Fanimal(ファニマル)

ピットブルのお世話の仕方

特別なケアが必要?

ピットブルのお世話に特別なことは何もありません。
他の犬種と同様に日々愛情を持って一緒に暮らしていくだけで十分です。

短毛で手入れのしやすい被毛ですが、血行促進も兼ねて毎日のブラッシングは欠かせません。また皮膚が弱い子も多いのでノミダニ対策やフィラリアには十分に気を付け、日光浴もなるべくさせてください。

これが大切!ジェラシー対応

そして心のケアとして大切なことがあります。それはものすごーくやきもち焼きな子が多いこと。他の犬を抱っこしたり、後輩犬ばかり可愛がると攻撃ではなくふてくされてしまいます。

いつもならすぐにお腹を見せて撫でて!と催促するのに、ふてくされたらお腹を触っても何のリアクションも起こしません…。ただただじーっとこっちを見て「なんで私にはやってくれないのよ!」と無言の圧力をかけてきます。なので常日頃から信頼関係を築き、ペットではなく家族の一員として接することが何よりも大切なケアになります。

ピットブル3 | Fanimal(ファニマル)

ピットブルと暮らしていく中で気を付けることは?

驚異の身体能力!

正直たくさんあります!
闘犬用として作られたその身体には想像を超えるほどの身体能力があります。

うちは日中庭で放し飼いにしていますが、1.5mくらいの壁なら容易く飛び越えてしまいます。穴掘りも好きなので庭のあちこちにモグラの巣のような跡が…。

我が家では壁を飛び越えないように、庭の周りには外から庭が見えないくらい高い壁を設置してあります。本当は庭も一面芝生にしたかったけど、穴掘りのしつけが終わるまではお預けです。

 

本当に危険なの?

世界で1番人間を襲い死亡事故を起こしているピットブルですが、その多くは飼い主側にも責任があると思います。ピットブルは心優しく、とても穏やかな子が多いです。

だから犬のためにもしつけは徹底的にする必要があります。我が家では初めての中型犬にピットブルを飼ったので、どうしても自分でしつけられない場合はすぐにドッグトレーナーさんを頼ることにしています。

安全に楽しい毎日をピットブルと過ごすには、ピットブルの性質をよく理解することが何よりも大切です。

 

我慢強さゆえに必要な細かい気配り

またピットブルは我慢強い犬種なので、病気やケガにも気付きにくいです。
寿命も短く、少しでも長く一緒に生活するためにはどんなに小さなSOSも飼い主が目を配らなければいけません。闘犬だけに他の犬種に比べて口が大きく開きます。そのため、拾い食いや遊びに使うボールなどの大きさには十分気を付けてください。

ピットブルは犬に対しても人に対しても好き嫌いが物凄くハッキリしています。媚びを売るということはほとんどしません。あくまでも「私が好き!私は嫌い!」を大切にしているようです。

なので動物病院は飼い主の好き嫌いよりも愛犬の好き嫌いを優先しました。
嫌いな先生では治療もスムーズにいかないので、好きな先生に身を任せてもらえた方が連れて行く飼い主も安心します。

 

遊ぶときにも気をつけて

そして身体も大きくパワーのあるピットブルと遊ぶには注意が必要です。
まず身体の出来上がっていない子供と遊ばせるには危険が多過ぎます。大人ですら思いっきり向かってこられると簡単に倒されるので、小さな子供は確実に怪我をします。

また噛む強さをきちんと教えておかなければ遊びのつもりでも腕はボロボロになります。
とにかく見た目通り筋肉ムキムキのマッチョマンなので、何度も言いますがしつけは徹底してください。

ピットブル4 | Fanimal(ファニマル)

飼うと分かる!ピットブルあるある!

子犬の心を忘れない、愛すべき甘えん坊さん

ピットブルは見た目とは裏腹にどんくさくて、いつになっても子犬のままです。

ある日のこと、その日は私の仕事が休みだったので主人の職場までお散歩をしながらお見送りすることになりました。
職場につき会社へ入っていく主人を見て「私を置いていくの!」と断固反対の決意を固めそこから動かない愛犬。
数分間説得して歩き出すものの3歩進んでは後ろを振り返り、を繰り返していたらまさかのドブにハマり…大笑いの私に更にふてくされる愛犬。

帰宅後は腹いせに散々飛びつかれ、でも可哀想だったので思いっきり慰めてあげました。一緒に暮らしているといつになっても子犬っぽいのが分かります。

ギャップ萌え?!実は愛らしいその性格

我が家には後輩犬として雑種の3ヶ月の女の子も一緒に暮らしていますが、子犬よりもずーっと怖がりです。家電や家具などの新しいものが我が家にくるとこの世の終わりという顔で逃げ出します。
そしてその正体が分かるまでは絶対に近付きません。
その家電が扇風機などの動く冷房器具だった場合には近付くことさえも出来ず…。

またとにかく甘えん坊で、いつでもデレデレしています。
お風呂に入ろうものなら置いていかれる!とそわそわして、誰かが出掛けると忠犬ハチ公にも勝るくらいの姿勢でずーっと先を見つめています。

ピットブルはその見た目や過去の情報から勘違いされやすい犬種ですが、とても人懐っこく可愛らしい犬種です。
1度飼うとピットブル以外は飼えない!という飼い主さんがたくさんいますが、本当にその通りで他の犬種にはないあどけなさとたくましさを合わせ持っています。

ピットブル5 | Fanimal(ファニマル)

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