ワンちゃんと楽しむアロマテラピー（使い方編）

ワンちゃんと楽しむアロマテラピー基礎 

精油の取り扱い方

アロマテラピーに使用される精油（エッセンシャルオイル）は、かなり濃縮されているため安全に使用するためにはいくつかの注意点があります。飼い主さんにも共通することですので必ず確認してみてください。精油を取り扱う上での注意点

原液を肌に塗らない

精油は直接肌に塗らないようにしましょう。必ず植物オイルで希釈してから使用します。誤って皮膚に直接ついてしまったら、すぐに水で洗い流しましょう。

飲用しない

精油を服用、飲用しないように注意しましょう。内服は刺激が強すぎ、毒性の蓄積も懸念されるため控えましょう。また目にも入らないように注意が必要です。

火気に注意

ワンちゃんが届かないところに保管し、火気にも注意しましょう。精油は引火の恐れがあります。

 

精油を使うときの注意点

感作に注意

今まで使用して問題がなかった精油でも、急にアレルギー症状を引き起こすことがあります。これを感作といいます。このような症状が現れた場合は、直ちに使用を中止し様子をみましょう。

光毒性に注意

精油によっては塗布した状態で、日光などの紫外線に当たると皮膚炎を起こす場合があります。これを光毒性といい、レモン、グレープフルーツなど主に柑橘系のアロマに含まれています。

パッチテストを行う

皮膚の弱いワンちゃんや、初めて使用する精油はパッチテストをするのがおすすめです。植物オイル（ホホバ油など）に精油を加えて希釈濃度0.25％以下にしたものを、皮膚の柔らかい部分に微量塗って1～2日放置し皮膚に炎症が起こらないかを確認します。※40mlの植物オイルに2滴以下

同じ種類を使い続けない

同じ種類の精油を使い続けると、ある日突然アレルギー症状を起こしたり、皮膚炎を起こすことがあります。1週間続けて使ったら2日休んだり、同じ目的の別のオイル（例えばリラックス効果のあるラベンダーを同じ効果のあるスイートオレンジに変えるなど）にしましょう。キャリアオイルは1種類でなく数種類混ぜるのもおすすめです。

子犬に使用するときは？

生後6ヶ月以内の子犬には、芳香浴以外はおすすめできません。抵抗力が弱く、体重も少ないので精油の影響を受けやすいためです。6ヶ月以降のワンちゃんであれば、芳香浴からはじめ徐々にマッサージなどにも取り入れていきましょう。

高齢犬や既往歴がある場合

高齢犬は子犬と同様に香りに反応しやすい場合がありますので、濃度の低いもので反応を見ながら使用するようにしましょう。てんかんを持っているワンちゃんには、てんかん発作を起こしやすい精油「ローズマリー」などは使用しないでください。心臓病に関しても、禁忌の精油がありますので注意が必要です。

 

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妊娠中の場合

妊娠中は敏感な体質になりますので、原則として芳香浴以外は避けるようにしましょう。アロマテラピーは妊娠中のストレス解消に役立つ反面、通経作用（生理を促す作用）があり妊娠中には使用してはいけない精油もありますので使用には十分注意しましょう。

 

犬にアロマテラピーを行うときの注意点

ワンちゃんの肌に直接触れるものですので100％天然の精油を使用しましょう。希釈濃度は0.25％以下（通常人間用が1％ですので、1/4になります）最初は、0.1％くらいの濃度の低いものから徐々に慣れさせていきます。ただし次のような拒否反応が出た場合は、直ちに使用をやめ換気をしましょう。・過度によだれを垂らす
・うろうろ歩きまわる
・くしゃみ、鼻息が荒い
・体を床に擦りつけたり、狂ったように転がるアロマテラピーは医療行為ではありません。心身のリラックス、病気の予防などには効果的ですが疾患が治癒することはありませんので、心配なことがある場合は獣医師さんへ相談しましょう。

保存方法

◎直射日光や高温多湿をさけ、冷暗所で保存しましょう。◎精油の瓶はしっかりと蓋を閉め、ワンちゃんの手が届かないところに保管しましょう。◎肌につける場合の精油の使用期限は柑橘系で開封後6ヶ月、それ以外は1年が目安です。

犬に使用してはいけない精油23種

1.アニス、2.オレガノ、3.ウィンターグリーン、4.ウォームシード（アカザ）、5.カラマス（ショウブ）、6.カンファー（クスノキ）、7.カシア（センナ）、8.クローブ、9.サッサフラス、10.サンタリナ、11.ジュニパー（果実より抽出したジュニパー・ベリーは使用可）、12.セイボリー、13.タイム（レッド、ホワイト）、14.タンジー、15.バーチ、16.ビター・アーモンド、17.ヒソップ、18.マグワート、19.マスタード、20.ラベンダーストエカス、21.ルー、22.ワームウッド、23.ヤローワンちゃん用のアロマを購入をする前に、一度チェックしましょう！ワンちゃんと楽しむアロマテラピー（実践編）愛犬との新しい楽しみ♪

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