
ぷりぷりおしりが可愛いコーギー、実は「断尾してる」 って知ってた?
でもその背景には、生まれてすぐにしっぽを切り落とす”断尾(だんび)”という驚きの習慣があります。
みかんが我が家の一員になった生後2カ月半の頃には、しっぽはもうありませんでした。
いったいなぜこんな習慣が生まれたのでしょうか?
そこで今回は、「コーギーのしっぽと断尾」について、その歴史や理由を調べてみました。
そもそも、コーギーってどんな犬?

コーギーの正式名称は「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」。
ウェルシュ・コーギーは「カーディガン」という別の犬種もいますが、日本で一般的なのは「ペンブローク」の方です。
1990年代に小泉今日子さんが出演した「午後の紅茶」のCMに登場した犬として広く知られるようになりました。また、イギリスのエリザベス女王の愛犬としても有名ですね。
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どうして断尾するの?
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尻尾つきコーギーです(wanwanpark)
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この他にも「狩猟の際にキツネと間違われないため」や、「茂みや藪でついた傷から感染症を起こさないようにするため」、「フンを付きにくくするため」など、いくつかの理由が挙げられます。
断尾の方法とは
生後すぐに断尾を行う理由としては、「神経の発達が未熟で、痛みを感じにくいから」と言われています。
ただ人間の赤ちゃんに置きかえて考えると、小さくてもちゃんと痛覚はありますから、この理由付けの真偽は定かではありません。
断尾のショックや感染症による影響で亡くなるケースや、痛みによる恐怖から攻撃的に育つ子も少なくないのだとか。
また、あまり知られていないことですが、コーギー以外にもプードルやドーベルマン、シュナウザー、ヨークシャーテリアなどの犬種でも断尾が行われているそうです。
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「断尾をしない」という選択肢も
動物愛護の意識が高いヨーロッパ各国では、「断尾」や「断耳」を禁止する法律も制定されています。
こうした世界各国の動きを受けて、「断尾のコーギーがスタンダード」とされてきたドッグショーでも認識が改められ、現在ではしっぽがあるコーギーも多く舞台に上がるようになってきたのだとか。
断尾していないコーギーを飼うには?
でも、コーギーの繁殖をしているブリーダーによっては、しっぽを切らずに引き渡してくれるところもあります。「しっぽを残したコーギーを飼いたい」という方は、ブリーダーに直接相談してみましょう。
まとめ

コーギーの断尾について、私も知った当初は驚きました。
もしブリーダーを介してみかんと出会えていたら、私もしっぽを残してもらったと思います。
丸いおしりの愛らしさもありますが、ふさふさとしたしっぽがあるコーギーもまた素敵です。
断尾の習慣が見直され、ありのままのコーギーが広く愛されるようになる日も近いのではないでしょうか。
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