うさぎは寂しいと死んじゃう?

うさぎは寂しいと死んじゃう説は誰もがきっと一度は疑問に思って調べたことがあるのではないでしょうか。ネットでもいろいろと議論されていることですよね。わが家では現在6歳になるメスのうさぎを飼っているのですが、やはり飼うという決断に至るまではそこが一番の不安点でした。寂しくて死なれたのでは悔やんでも悔やみきれませんよね。 

ペットとしては犬猫が主流の中、この疑問に関しての情報を探そうとしても、なかなかたどりつけませんでした。そこで、現在飼育歴6年になる私の実体験をもとに、その解釈をお話ししてみたいと思います。

 

うさぎは寂しいと死んじゃう?1 | Fanimal(ファニマル)

 

うさぎは体調不良を隠す?

うさぎが犬猫と大きく違うのは、大きな鳴き声での主張ができないことです。ところが、実はよく耳をすませて聞くと、機嫌がいいときには「ブウブウ」という音を出して鳴ます。これは意外と知られてないのではないでしょうか。そして鳴き声が出せない分、ケージの中でダッシュしたりトイレをわざと動かしたりして、どうにか大きな音を出して主張します。何だかうるさいなと思ってケージの中を見に行くと、ペレットや牧草、水がなくなっていたりします。 

こうして気づかされる度にとても反省します。なぜなら、うさぎは体調を崩してもそれを隠す習性があるため、飼い主がその変化に気付いて早期発見できなければ生死の分かれ目になってしまうケースも多いからです。気付いたときには手遅れということも少なくないようです。

 

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うさぎは寂しいと死んじゃう?2 | Fanimal(ファニマル)

 

ちょっとした油断が大事故につながることも!

飼い初めの頃に、そんな危険な状態を見逃しそうになった経験があります。うさぎは、犬猫と同じように毛繕いをしますが、自力でその毛玉を排泄する力がありません。初めて病院に連れていったときがこの毛玉を原因とする「うっ滞」という症状でした。 

数時間前まで元気に遊んでいたのに、しばらくしたら大人しくなり部屋の隅っこでじっとして鼻をピクピクといつもより早く動かしていて、そのときはそれを見てかわいいと思ってしまったほどです。

 

たまたまその日はペレットや牧草の減りが少なかったり排泄が少なかったりが目についていたので、なんとなく変だなと思ってネットに投稿してみると、心やさしいうさぎ飼育のプロたちからのアドバイスが次々と届きました。

 

「今すぐ救急で病院へ連れて行ってください」「何でもいいから食べるよう促してください」という内容の返信がどんどん入ってきて、そこで初めて、事の重大さに気付いたのです。もしネットへの投稿をしていなければ…、アドバイスをもらえていなければ…と、今思うと本当にぞっとします。

 

うさぎの痛みや苦しみを隠すといった生態に詳しくないと気づかないことはたくさんあります。なんか少し元気がない気がするけど、もうしばらく様子を見ようと思ったら翌朝には死んでしまったという話も聞きました。それだけ繊細な動物なのです。

 

飼い主の愛情がこもった丁寧なお世話と、小さな変化にも気がつける日頃のコミュニケーションがいかに大事だということを実体験から感じたわけです。

 

つまり、「うさぎは寂しいと死ぬ」と言うのは、うさぎは実際には敏感な生き物であるにも関わらず、不調を隠す性質を持っています。

 

飼い主の方が繊細な変化をもらさずキャッチできるほど構ってあげないと、死に至るような不調に気づけず、結果として死なせてしまうことにもなりかねない、という事実が転じて「寂しい(構ってもらえない)と死んでしまうと表現しているのかなと思いました。

 

うさぎは寂しいと死んじゃう?3 | Fanimal(ファニマル)

 

まとめ

うさぎは寂しくても死にません!もしこれからうさぎを飼ってみようかなと迷っている人がいたら、それは強くお伝えしておきたいです。また、うさぎの特性や寿命などを十分に理解して、愛情を注いで大切にお世話をしていく覚悟を持って飼ってほしいなと思います。 

そしてうさぎはとても賢い動物です。こちらが愛情を注げば、その分ちゃんと返してくれます。うさぎのおかげで。わが家は笑顔が増えました!

 

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