
特発性膀胱炎の愛猫と暮らす【後編】~通院治療、自宅治療、ストレスとの闘い、予防法~
猫の特発性膀胱炎の通院治療

猫の特発性膀胱炎の自宅治療
飲水量を増やす努力をする
トイレ環境の見直し
もちろんドライフードをぬるま湯に浸したりでも良いと思いますが・・・食べてくれるかが問題ですね。

猫の特発性膀胱炎ストレスとの闘い
こんな状態を猫はストレスと感じるのだそうです
●引っ越して間もない
●家族との別れ(離婚、家族の死、仲間の猫の死)
●夫婦喧嘩
●退屈(遊んでもらえない・外に出られない・窓から外が見られない)
●極端な温度変化・天候の変化(風、雨、雷) ・・・等々
ですから、ドラちゃんともしもお話出来たとしても、改善してあげられるストレスと、どうにもしてあげられないストレスはあるのですね。
ついつい愚痴を溢してしまいました(笑)
猫は変化に弱い動物・サプライズが大嫌いな動物である事を理解します。愛猫の好みを注意深く観察します。
ストレス軽減に効果的なサプリメントも数多く販売されておりますのでそういうものを利用するのも良いかも知れません。
猫は自由気ままで孤独を愛する動物と思われがちですが、本当にそうでしょうか。犬との生活が長かった私ですが、猫も負けず劣らずに人間の愛情を求める動物であると感じます。
昔に比べて特発性膀胱炎(原因不明)が増えたという事情も人間の生活自体の変化が関係しているのかもしれませんね。
(核家族が増え誰もいない部屋で長時間の留守番・いろんな家電の大きな音・外に出してもらえない 等々)

猫の特発性膀胱炎の予防法
血尿がなくなってもこの病気は再発しやすいという事を頭に入れて定期的な検査も再発予防になると思います。
最後に私とドラと猫の特発性膀胱炎のお話ですドラはアライグマの捕獲箱に餌欲しさに入り込んで捕まった野良猫でした 。
保護主さんのお話では老犬の餌を盗み食いしながら生き延びていたと言う事で 処分寸前!間一髪のところをたまたま通りかかった保護主さんに保護され、いろんな偶然が重なり合いながら 私のところにやってきた猫です。
凶暴と言われようが、慣れていないと言われようが、この子がイイ!という私の直感は大当たりで 最高の相性で私にたくさんの喜びを与えてくれる猫ちゃんです。
ですから「病気」はオマケのようなものですね。人間だって「十人十色」「百人百様」が当たり前なのだから猫だって同じです。
たまたまドラは普通の猫よりストレスを感じやすい固体質で生まれただけ言い換えれば他の猫ちゃんより感受性が豊かで賢い猫だと日々感じております。
そして約1年に渡りドラの病気である「特発性膀胱炎」に関わって気がついた事があります。
犬が飼い主の顔色を伺う事が出来る・・・は本当ですが猫はその上をいっているような・・・。(笑)
猫は飼い主の顔色を見て見ぬフリが出来る♪或いは・・・ 猫は飼い主の顔色を見なかった事にしてあげる事が出来るほど洞察力が深い動物だと感じます。
なぜ病気が良くならないのだろう・・・と泣いている私の顔・不安そうな顔・悩んでいる顔。
これほどドラにストレスを与えるものはないのではないか・・・と気がついたのです。

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