特発性膀胱炎の子と暮らす【前編】~早期発見と症状、治療~

 

今回は後編となります。治療方法の続きからスタートします。それでは「通院治療」と「自宅治療」に区分けして説明させていただきます。 

猫の特発性膀胱炎の通院治療

(現在出ている症状に対する対処療法がメインとなります)排尿時に常に鳴くようであれば相当痛みがひどいと思われるので、痛み止めで軽減してあげる事も回復への近道です 。性格的にストレスにうまく対応出来ないような子には「抗不安薬」の処方で改善が見られたケースもあるそうです。その他現在出ている症状に対し獣医師は的確な処方をされてゆくと思いますので相談されてみてください。(薬には副作用が付き物ですからその点もよく相談した方が良いと思います) 

特発性膀胱炎6 | Fanimal(ファニマル)

 

猫の特発性膀胱炎の自宅治療

飲水量を増やす努力をする

水分摂取量を増加させる事で尿中の有害な物質を希釈し、尿が膀胱へとどまっている時間を減らす事が目的です 。この病気にかかっている猫の尿には膀胱の中に結晶が含まれていることが多く、その結晶を溶かすためにも多くの水分が必要となります。 関連記事 猫の腎アミロイドーシス

トイレ環境の見直し

●常にトイレを清潔に保つ(多頭飼いの場合トイレの数が少なくないかチェックをしてみる。(猫の数+1が基本))●トイレ以外の場所で粗相をしても決して怒らない。●フードを特発性膀胱炎用に切り替えて見る病気の予防・治療・のためには毎日の食事は大変重要です。獣医師と相談しながら症状に見合ったフードに切り替えて見る 。水をあまり飲まない子にはフードをドライからウェットに切り替えて少しでも水分の摂取量を増やす努力をしてみる。

 

もちろんドライフードをぬるま湯に浸したりでも良いと思いますが・・・食べてくれるかが問題ですね。

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猫の下痢対策

特発性膀胱炎7 | Fanimal(ファニマル)

 

猫の特発性膀胱炎ストレスとの闘い

特発性膀胱炎を調べるに当り何度も何度もイヤになるほど何度も出てきた言葉が「ストレス」でした 。まるで猫が抱える「ストレス」だけが特発性膀胱炎を招いたような書きっぷりです。たぶんほとんどの飼い主さんがお医者様から言われ、そして悩んだと思います。「ストレスを与えないように」「ストレスを取り除いてあげて」・・・と。もちろん私も言われました。今こうしてパソコンに向っている私の膝の上ですやすや寝ているドラちゃん。もしも言葉が通じるのなら聞いて見たい。「ドラちゃん なにが君のストレスになってるの?どうして欲しいの?なにがイヤなの?」・・・と。 

こんな状態を猫はストレスと感じるのだそうです

●多頭飼育  不仲な猫との同居●ご飯が違うものに突然変更●トイレが汚れている 設置場所が気に入らない●飼い主の生活パターンが突然変化した●動物病院に連れて行かれた●長時間の留守番●近所の野良猫が気になる●安心できる非難場所がない●来客が多い

●引っ越して間もない

●家族との別れ(離婚、家族の死、仲間の猫の死)

●夫婦喧嘩

●退屈(遊んでもらえない・外に出られない・窓から外が見られない)

●極端な温度変化・天候の変化(風、雨、雷) ・・・等々

 

ですから、ドラちゃんともしもお話出来たとしても、改善してあげられるストレスと、どうにもしてあげられないストレスはあるのですね。

 

ついつい愚痴を溢してしまいました(笑)

猫は変化に弱い動物・サプライズが大嫌いな動物である事を理解します。愛猫の好みを注意深く観察します。

 

ストレス軽減に効果的なサプリメントも数多く販売されておりますのでそういうものを利用するのも良いかも知れません。

 

猫は自由気ままで孤独を愛する動物と思われがちですが、本当にそうでしょうか。犬との生活が長かった私ですが、猫も負けず劣らずに人間の愛情を求める動物であると感じます。

 

昔に比べて特発性膀胱炎(原因不明)が増えたという事情も人間の生活自体の変化が関係しているのかもしれませんね。

(核家族が増え誰もいない部屋で長時間の留守番・いろんな家電の大きな音・外に出してもらえない 等々)

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特発性膀胱炎8 | Fanimal(ファニマル)

 

猫の特発性膀胱炎の予防法

ほとんど上記に挙げた治療法に準じます。●毎日の飲水量のチェック●トイレ環境●適切なフード●ストレスのない生活その他には pHチェッカーを常備して定期的にpHのチェックをする事も予防に繋がると思います。pHがアルカリに傾きやすい子にはクランベリーのサプリメントが効果があるとよく耳にします。 

血尿がなくなってもこの病気は再発しやすいという事を頭に入れて定期的な検査も再発予防になると思います。

 

最後に私とドラと猫の特発性膀胱炎のお話ですドラはアライグマの捕獲箱に餌欲しさに入り込んで捕まった野良猫でした 。

 

保護主さんのお話では老犬の餌を盗み食いしながら生き延びていたと言う事で 処分寸前!間一髪のところをたまたま通りかかった保護主さんに保護され、いろんな偶然が重なり合いながら 私のところにやってきた猫です。

 

凶暴と言われようが、慣れていないと言われようが、この子がイイ!という私の直感は大当たりで 最高の相性で私にたくさんの喜びを与えてくれる猫ちゃんです。

 

ですから「病気」はオマケのようなものですね。人間だって「十人十色」「百人百様」が当たり前なのだから猫だって同じです。

 

たまたまドラは普通の猫よりストレスを感じやすい固体質で生まれただけ言い換えれば他の猫ちゃんより感受性が豊かで賢い猫だと日々感じております。

 

そして約1年に渡りドラの病気である「特発性膀胱炎」に関わって気がついた事があります。

 

犬が飼い主の顔色を伺う事が出来る・・・は本当ですが猫はその上をいっているような・・・。(笑)

 

猫は飼い主の顔色を見て見ぬフリが出来る♪或いは・・・ 猫は飼い主の顔色を見なかった事にしてあげる事が出来るほど洞察力が深い動物だと感じます。

 

なぜ病気が良くならないのだろう・・・と泣いている私の顔・不安そうな顔・悩んでいる顔。

 

これほどドラにストレスを与えるものはないのではないか・・・と気がついたのです。

 

特発性膀胱炎9 | Fanimal(ファニマル)

 

同じ病気の子を持つ飼い主様たちへ

ご自分を責めないでくださいね。いつも安定した笑顔と声で愛猫に接しながらいつかはストレスの要因にヒットしたり、適切な「サプリメント」が効果を発したり ・・・長い道のりになるかも知れませんが治ると信じて!ドラは別名「幻のキジトラドラちゃん」と呼ばれ 私以外の人間はその姿さへ見る事ができません。(笑)そんな可愛いドラの姿を画像で見てやってください。すべての表情が「心配するにゃ」と私がドラに励まされていたんだと改めて感じました。弱いおかあさんはこれからもがんばってゆかねばね。

 

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