
愛犬と四季を感じて楽しむお散歩の方法-ワンだろう?事典
公開日:2017/04/26
最終更新日:2017/05/29
室内や庭での限られた空間の中にいる愛犬にとって、お散歩は数少ない社会を見る時間であり、大好きな飼い主さんと歩くその時間は愛犬にとって1日のうち一番楽しくて幸せな時間です。
そしてなにより、健康維持のためにはお散歩は必要不可欠です。
ただドッグランに連れていくだけや、室内で自由にさせているだけでは、実は運動量は全く足りていません。
ちょうど良い散歩時間と距離は?
犬の健康を維持するためには、その子にとって適正な運動量があります。
愛犬の様子をみながら適正な運動量を知ることが、飼い主としての努めです。
一般的に
●小型犬は1日1回30分ほどで歩ける距離
●中型犬は1日2回30分ほどで歩ける距離
●大型犬は1日2回30分から60分ほどで歩ける距離
といわれています。
大型犬は室内で沢山運動をするのは難しいので、お散歩時間を長くとってあげましょう。
また、体格だけではなくその犬種が元来どんな仕事に従事してきたかも必要運動量に大きく影響します。
もともと猟犬だったテリアやダックスフントなどのハウンド系、牧羊犬だったボーダーコリーやプードルはより多くの運動量が必要です。
逆に愛玩犬といわれてきたチワワやマルチーズは短い時間でも十分に必要運動量を満たします。
一見運動量が必要そうなセントバーナードなどの大型犬も腰や足の関節に負担がかかりすぎるので長すぎるお散歩は禁物です。
必要運動量が満たされることにより、犬のストレスは大幅に軽減されます。
もしも愛犬の無駄吠えや甘噛みが目立つようならば、運動不足に要因があるかもしれません。
お散歩の後、まだまだ元気いっぱいな様子でしたらお散歩時間をもう少し長くしてみましょう。
反対に、途中で足を止めたりスピードが遅くなったり帰宅後にぐったりしていたらお散歩が長すぎるのかもしれません。
とくに多頭飼いをしている場合は、こういった過剰運動や、運動不足になりがちです。
愛犬一頭一頭、様子をしっかりみてあげる事が大切です。

お天気や気温も忘れずにチェックしましょう
「暑い」「寒い」と、言葉にはできない愛犬の様子を読み取ってあげましょう。
人間よりも地面に近い位置を歩く犬は、人間よりもダイレクトに暑さを感じます。
パグやシーズーなどの短頭犬種は、ドライヤーの温風で死亡してしまった例があるほどに暑さには特に弱い犬種です。
また北方原産のハスキーなど厚い被毛の犬種も暑さには弱いです。
夏の熱々のアスファルトは愛犬のかわいい肉球や、肥満気味なお腹のお肉をこんがりと焼いてしまいます。
暑い季節は太陽の陰る早朝や夕暮れ時のお散歩を心がけましょう。
アスファルトではない道をお散歩コースに選んでみるのも良いです。肉球保護の靴なども売られていますので、活用してみるのも良いかもしれませんね。
ミニチュアピンシャーやチワワ、トイプードルなどの小型犬は寒さに要注意です。特に室内で飼われている犬は、体温管理が苦手です。
できれば、人間と同様に温かな衣類を着せてあげる事が望ましいです。
老いじたく、犬の洋服
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お散歩後のケアも大切
お散歩した先でついたほんの少しの汚れも被毛の絡まりや皮膚病へと繋がる恐れがあります。
特に雨の日は濡れた地面から沢山の細菌をつけてきてしまいますから念入りに汚れを落としてあげましょう。
そして水濡れは肉球が荒れる原因となるのでしっかりと乾燥させてあげましょう。以上のようなポイントに注意をすれば安全にお散歩をたのしめます。
かわいい愛犬がいつまでも健康でいられるように、一緒に歩けるお散歩をぜひ楽しんでください。

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