
猫の多頭飼い①~理由・タイミング・性別~-ニャンだこれ?事典
こんにちは。FanimalライターのHirokoです。
みなさんのおうちにはペットは何匹いますか?
我が家には2匹の猫がいます。2匹以上の頭数を飼育することを「多頭飼い」と呼びますが、今回はうちが2匹目の猫を迎えるにあたった経緯や心がけたことをお話します。
1.2匹目の猫を迎えようと思った理由
1.1 猫同士の社会を知ってもらいたい
最初に飼い始めた「むぎ」は、野良猫のママさんが産んだ子です。保護された時、兄弟はいなくて子猫は1匹だけだったそうです。
猫は多産と言われるので、他の兄弟は何かの理由で生きることができなかったのかもしれません。
動物は兄弟間でじゃれて遊ぶ中で「手加減」を学びます。引っかく力や噛む力を遊びの中で学ぶのです。
しかし、むぎは兄弟がいなかったため、それを猫同士で学ぶことはできませんでした。家に来て人間に慣れてきた頃、私達家族の足や手を引っかいたり、噛んだりするようになりました。
遊びの中でじゃれてやっていることなので、攻撃しているわけではありませんが家族に生傷が絶えませんでした。その頃に、むぎに猫同士の社会を与えてあげたいと思うようになりました。
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1.2 家族全員が猫好きになってしまった
猫を飼うことに対して、最初は家族の反対もありました。
それは、「猫にしつけができるのか」ということを懸念したからです。家具やソファを爪とぎでボロボロにされないかという心配がありました。
このことに関しては、私がインターネットや本で猫のしつけのことを勉強して家族に話して理解してもらいました。(猫のしつけ:下記関連記事参照)
生き物と一緒に暮らすことへの覚悟や、猫への理解を家族皆で深めてから猫を迎えようと思い、その気持ちが固まるまで話し合ったり、各自が猫について学ぶ時間を設けました。
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むぎを迎えてからすぐに家族全員が猫の可愛さに魅了され、虜になりました。
猫ってこんなに可愛いのか。猫ってこんなに純粋なのか。猫がいない生活なんて考えられない。
そして、こんなに可愛いならもう一匹いてもいいのではないか。と考えるようになりました。
先に挙げたように、むぎに猫の友達を。と思い始めた時期も重なり、もう一匹を迎えることにしました。
2. 2匹目を迎えるにあたって注意したこと
2.1 迎えるタイミング
実際に迎えたいと考え始めてから、どういったタイミングで2匹目を迎えるのがむぎにとって良いか勉強しました。
なによりもスムーズなのはむぎが幼いうちに迎えてしまうことです。
小さなうちに迎えると、先に家にいた子(先住猫)が比較的スムーズに受け入れる、というのです。
子猫同士だと一緒に遊ぶうちにお互いに社会勉強にもなる、ということを知り迎えるのは「子猫」と決めました。
そして迎える時期は、早ければ早いほどいいということなので早速行動に移そうと決めました。
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2.2 2匹目の性別は?
さて、2匹目を迎えることを決めましたが、オスとメス、どっちを迎えたらいいのでしょう。
オスはメスよりも縄張り意識が強いため、先住猫がオスの場合は次に迎えるのはメスがよいと言われています。オス同士だと縄張りを意識してケンカしてしまう可能性があるそうです。
先住猫がメスの場合は次に迎えるのはオスでもよいし、メス同士でもよいそうです。
また、先住猫が老猫の場合は子猫を迎えるのは控えた方がいいと言われています。歳をとった猫は穏やかにゆったりと暮らしたいので、子猫のように動きが激しく、遊んでほしくてちょっかいを出されると、老猫にストレスがたまるというのが理由です。
そして、どの本やサイトにも「子猫同士は比較的すんなり仲良くなれる」ということが書いてありました。むぎは、その当時3か月の子猫でした。むぎはメスなので次に迎えるのはオスでもメスでもよさそう。
こちら人間の都合で考えさせてもらい、男の子の猫とも暮らしてみたい、ということで、2匹目はオスにしようと気持ちを固めました。
2.3 2匹目も保護猫を
むぎを保護してくださった方とメールでやりとりをしていた時に、私から「実はむぎの弟をお迎えしたいと思っています」とお伝えしたところ、ちょうど保護主さんのお宅に里親を探している子猫がいるとのこと。
「人懐こい子で、むぎとも仲良くできそう」ということで、話がとんとん拍子に決まりお迎えが決まりました。
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保護主さんからお話をいただいてすぐに、家族で話し合いをしました。
大事なのは、むぎが幸せになることです。2匹目の子が来たことでむぎにストレスを与えることになったりしたら元も子もありません。
そして、猫を飼うのは「可愛いから」だけでは無責任です。命を預かるのですから、その子の一生を責任持って背負うことをしっかり認識し、経済的なことや世話のことも含めて2匹を飼うことができるかも話し合いました。
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