我が家の愛鳥ぷくまるくん(セキセイインコ♂・10ヶ月)は昨年の秋にメガバクテリア症と診断され、現在闘病中です。

 

当のぷくまるくんは全く落ち込む様子もなくお薬の時間ですら愉快な様子ですが、実はメガバクテリア症って油断すると命を落としてしまうこともあるとっても怖い病気なんです。

 

長年治療していても中々治らない場合もあり、完治しても再発の恐れがあるというなんともしぶといメガバクテリア症。

 

こちらでは、実体験に基づいたメガバクテリア症についての基礎知識や対処法を皆さんと共有していきたいと思います。

 

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メガバクテリア症って何?

 

メガバクテリア症はAGY(Avian Gastric Yeast)症ともいい、1980年代にアメリカで発見された病気です。AGYとは真菌(カビ)であり、鳥の胃に感染します。

 

この病気は主にセキセイインコによく見られ、時折オカメインコや文鳥などにも発症します。

 

症状

嘔吐や体重の減少、未消化便や黒色便などの消化器官の異常が基本的な症状となっています。特に、嘔吐の症状はそのう炎と間違えられやすいので注意が必要です。

 

我が家のぷくまるくんは当初軟便気味でお尻の周りが汚れやすく、おかしいなと思って様子を見ていると便が肛門からぶら下がるようになりました。

 

これはいかん、と病院に連れていき診察していただくと便の中からメガバクテリアが発見されました…。

 

メガバクテリア症は以下の4つのタイプに分けられます

無症状型

症状が見られず一見すると元気ですが、継続的または断続的に便の中にメガバクテリアを排出し続けます。免疫力が下がると発症してしまう恐れも。

 

急性型

元気だった子が突然発症し、寝てばかりになったり嘔吐や吐血を繰り返すようになります。24時間以内に死亡するケースも。セキセイインコやオカメインコの幼鳥に多いタイプです。

 

亜急性型

羽を膨らませる、嘔吐したり下痢を起こす、またはご飯を食べないなど色々な症状を併発します。これは1歳未満の若鳥に多くみられるケースで、早期治療で予後は良好に。

 

慢性型

未消化便や嘔吐の症状が慢性的に見られ、徐々に体重が減少していきます。これは成鳥に多く見られるタイプで、中には完治しない例も。難しいパターンですが、早期治療で改善が期待できます。

 

いずれも早期発見・早期治療がカギとなってくるので、普段から愛鳥に異常がないか注意深く観察することが大切です。

 

また、メガバクテリアの検出率は85%であり、一度の検査でメガバクテリアが発見されなくても胃の中に潜んでいる可能性があります。そのため、検査は繰り返し行う必要があります。

 

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メガバクテリア症1 | Fanimal(ファニマル)

 

原因と予防

メガバクテリアは親鳥から感染する場合がほとんどです。親鳥が吐き戻した餌を食べることによって子に感染してしまいます。

 

ペットショップから迎えた子達は特に要注意です。その場にいる鳥たちは親鳥が同じであることも多いので、親鳥が保菌していればみんな感染している恐れがあります。

 

空気感染はしませんが、同じスペースで複数羽飼育している場合、保菌鳥の糞から他の鳥へ感染してしまうケースも。この場合は感染している子を隔離して他の子への感染を防がなくてはいけません。

 

小鳥をお迎えしたら、たとえ元気であってもまずは病院で健康診断をしてもらいましょう。さらに季節の変わり目は換羽が行われ体調を崩しやすい時期なので、春先と秋口あたりに定期検診を受ける様にすれば予防や早期発見に繋がります。

 

そして飼い主ができる予防法は、こまめにケージを洗って滅菌することと青菜を与えて免疫力を上げること、インコを寒い環境に置かないことです。また、普段から体重測定をしておくと体重の減少にすぐに気がつくことができます。

 

メガバクテリア症は母子感染がほとんどなので予防は難しい病気ですが、発症のリスクを下げることはできます。

 

できることなら愛するインコに辛い思いはさせたくないですよね。日頃から可能な限りのケアをしてあげましょう。

 

「メガバクテリア症」2 | Fanimal(ファニマル)

 

メガバクテリア症と診断されたら・・・

治療

ぷくまるくんは幸い無症状型で、通院している動物病院では1日3回(朝・昼・夜)の投薬で治療していくことに決まりました。

 

お薬を飲み始めて数日もすると、汚れていたお尻はすっかり綺麗になり便の状態も良くなりました。

 

ぷくまるくんは手の甲にお薬を乗せるとちゃんと自分から飲んでくれるので助かっていますが、お薬を嫌がる子には心を鬼にして投薬しなければいけません。

 

実は我が家でも初めは保定して経口投与していたのですが、あまりに保定を嫌がるので手の甲から与えてみたところすんなり飲んでくれたのでこの方法を続けています。聞き分けがいいのか悪いのか。

 

治療に使われる抗真菌剤は数種類あり、それぞれ強さが異なります。お薬が強くなると、それに比例してインコの身体にかかる負担も大きくなります。そのため、病院の方針によって扱うお薬も変わってくるようです。

 

ぷくまるくんの動物病院では、まず糞便検査でメガバクテリアがいるかどうか見ていただき、アムホテリシンBという抗真菌剤を処方していただいています。

 

しかしこれは少し弱めのお薬で、まだ幼鳥ということもあり、冬の間は免疫力が下がってしまうため発症を防ぐことを第一に考えての処方ということでした。

 

フルコナゾールという更に強いお薬もあるのですが、こちらの病院ではこれは難治性の場合のお薬とされているようです。

しかしこれを投与しても治らない場合もあるそうで、まずは負担の少ないお薬からという判断をしていただきました。

 

また、先日の検査の際に、これから夏にかけては暖かくなり免疫力も上がってくるので、春~夏の間だけ休薬して秋口にもう一度検査をして様子を見ましょうということになりました。

 

このような治療法は獣医さんの判断によって様々です。中には注射を打って治療するという病院もあり、インコの状態によっても治療法は変わってくるので信頼できる獣医さんに見ていただきましょう。

 

病院の先生は初めに「難しい病気ですが、根気よく治療を続ければ完治も可能です」と仰ってくださいました。日々不安になることも多いですが先生のこの言葉を信じて人・鳥共々頑張っています。打倒、メガバクテリア!

 

治療費もまた病院によって異なりますが、現在通っている病院では、1ヶ月にかかる費用はお薬代の4000円(1000円/週)です。検査などをしていただく月はそれにプラスで再診料500円と糞便検査代1500円ほどがかかってきます。

 

家庭で施す治療としては、処方されたお薬の投薬と保温、ケージ内のこまめな除菌となります。あとは愛鳥達のストレスをなるべく溜めないようにして愛情を目一杯注いであげることが私たちにできる最大の治療ではないでしょうか。

 

後遺症

発症して悪化するとメガバクテリアによって胃腸の組織が破壊されてしまい、後遺症が残ってしまう場合があります。特に成鳥になってから発症してしまうと後遺症のリスクが高くなります。

 

後遺症が残ってしまうと嘔吐や血便などが定期的に見られ、一生投薬しなければいけないことに。こうなってしまうとインコも飼い主も長い間辛い思いをすることになります…。

 

愛鳥に少しでも異常が見られたら、症状が悪化する前に病院へ連れて行ってあげてくださいね。

 

ぷくまるくんはカビなんぞに負けじと毎日元気に過ごしています。病院の先生にもメガバクテリアがいること以外は健康ですねと太鼓判を押されていますよ!

 

毎日一緒に遊んだり歌ったりすることで心の健康も保てているのかも?あんな小さな身体で頑張っている姿を見ると、私たち飼い主も落ち込んではいられませんね。

 

この記事が少しでもメガバクテリア症にお悩みの方のお力になれれば幸いです。完治を目指して根気よく頑張っていきましょう!

 

「メガバクテリア症」3 | Fanimal(ファニマル)

 

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