オーストラリアン・ラブラドゥードル&オーストラリアン・コバードッグの概要と歴史

 

ラブラドゥードル&コバードッグはふわふわのコートが魅力

いかにも洋犬、ナチュラルでちょっと個性的な容姿が魅力のオーストラリアン・ラブラドゥードル/Australian Labradoodle(以下AL)&Australian Cobberdog(以下AC)

 

毛色や毛質も豊富で、まだ歴史の浅い犬種ですが昔の海外ドラマに出ていた様な懐かしい感じも受けます。トリミング控えめの自然に伸びたコートも素敵。また大きな縫いぐるみの様にカットすることもできて本当に可愛らしい魅力的な犬です。

オーストラリアン・ラブラドゥードゥル&コバードッグ1 | Fanimal(ファニマル)

 

ラブラドゥードル&コバードッグのご先祖には色々な鳥猟犬

AL&ACのご先祖にはプードルやレトリーバー、スパニエルなど多くの鳥猟犬達が名を連ね、現在は純血種として血統管理されています。猟犬達の血を引くせいか、遊び好きで瞬発力もあってトレーニングもし易く、家庭犬として飼い易いタイプだと思います。

 

オーストラリアン・ラブラドゥードゥル&コバードッグ2 | Fanimal(ファニマル)

 

作出目的

AL&ACはアレルギーフリーな介助犬&セラピー犬などを目指して誕生した犬達なので、コートはシングルコート。伸びますが、殆ど抜けません。

 

ラブラドゥードル&コバードッグは同じ犬種でも様々な印象

AL&AC達の特徴であるコートは色も質もバラエティーに富んでいて同じ犬種でも印象が全く変わるのも面白い所。

 

特に毛質は

  • プードルの様な巻きの強い『ウールコート
  • 柔らかいウェーブの『カーリーフリース
  • もっと緩やかなウェーブの『ウェイビーフリース
  • ストレートに近い『フラットコート
  • フラットコートについては手入れし易いが、若干抜け毛が多い場合があるようです。

 

大きさもスタンダード・ミディアム・ミニチュアがあります。

 

毛色は様々な色が認められ、一色だけのソリッドカラーの他に多色混ざったパーティーカラーもあり、鼻や目の色も豊富です。

 

これらの特徴で外見は大きく印象が変わります。

 

私がゴールデン・ドゥードルを飼って良かったと思うワケ(ムック編)
関連記事

 

オーストラリアン・ラブラドゥードル&オーストラリアン・コバードッグの性格

性格は、遊び好きでフレンドリーで穏やかな家庭犬。オン・オフがはっきりしている所があり、無駄吠えも少ないので躾はし易いと思います。

 

自立心があり、意外と勇敢で芯が強くて、丈夫です。見た目がフワフワでおっとりして見えますが、実はコートの下は非常にスレンダー。身体能力が高く足も速いので、トレーニング次第でドッグスポーツも楽しめそうですが、コートのお手入れはちょっと大変かも。

 

オーストラリアン・ラブラドゥードゥル&コバードッグ3 | Fanimal(ファニマル)

 

 

我が家のトレヴはオーストラリアン・コバードッグ(AC)

ALから枝分かれしたオーストラリアン・コバードッグ(Australian Cobberdog)。オーストラリアでは数年前から新しい犬種として登録され、徐々に世界中にブリーダーも増えています。

 

余談ですがCobberdogのCobberとはオーストラリアの言葉で「友達」の意味があり、英語読みでは「カバー」オーストラリアの発音では「コバー」となるようです。

 

トレヴは生後13週程度で、ALの開発者でありACを立ち上げた繁殖者の所からやってきました。毛色はキャラメル(目の色:ヘーゼル、鼻の色:ローズ)毛質はウェイビーフリース、サイズは小さめのミディアム(11~12キロ)の女の子です。

 

オーストラリアン・ラブラドゥードゥル&コバードッグ5 | Fanimal(ファニマル)

 

我が家のALあるある大失敗

トレヴとお散歩していると、不思議と年配の男性の方に声をかけられることが多いです。この容姿は女性より男性受けするのでしょうか。

 

しつこいようですが、AL(AC)達はそのフワフワなコートが魅力。色んなアレンジが楽しめます。初心者の飼い主にあるあるな失敗らしいのですがお友達のロングヘアの素敵なALちゃんに憧れていたので、当然伸ばす予定でしたが・・・。

 

雨の中の散歩や夏の川遊び・プール遊びに加え、お手入れも上手に出来ず、毛玉に負けました(泣)

 

生後10~12か月くらいでパピーの柔らかい毛から大人の毛に変わってくると言われています。伸ばし続けていてパピーコートが獅子舞状態になったトレヴは、美容院でバッサリ丸刈りになってしまいました。

 

冬に向かってのサマーカット(汗)本犬は寒さに強いのか震える事もなく雪の中で遊んでいました。幸い伸びるのは早いので3か月ほどでAL&ACらしさを取り戻し、これから伸ばすかショートヘアで行くかの管理を考えている所です。

 

他のALちゃんのヘアスタイルに憧れても、毛質が違う事で難しい事があります。トレヴは体の中でも毛質が違うのです。頭、顔、背中、脚、尻尾で巻きの強さや硬さが違う。お手入れを甘く見てはいけませんでした。

 

愛犬とお散歩
関連記事

 

オーストラリアン・ラブラドゥードゥル&コバードッグ6 | Fanimal(ファニマル)

 

お手入れグッズ

1にも2にもコートのお手入れは外せない。我が家には毛量の多いゴールデンも居ますが、毛質が違うのでブラシやスプレーなどは共有できずにトレヴ用に買い揃えました。しかもゴールデンより毛量が多いし、ところどころ毛質も違うし…これからも増えそうです。

 

何といっても遊び好きで、砂の上を走り回ったり、水の中へ入って行ったりが大好きなので、その楽しみも制限したくないのです。

 

パピーの頃

トレヴはオーストラリアの自然の中で離乳食からローフードで育ったせいか、とてもお腹が丈夫で助かりました。一見か弱そうに見えますが、大きな環境の変化でストレスに晒されても特に体調を崩す事もなく、なんとも頼もしい子犬でした。

 

性格も大らかで、しっかりした所があり、余り周りに依存する子犬ではなかったです。飼い主としては少し寂しいですが、依存からの関係作りは諦めて、きちんと向き合って信頼を得る必要があるなと感じました。

 

我が家にはゴールデンの先住犬が居り、ゴールデンと比べると少し吠えました。子犬の頃から若干の番犬気質を感じましたが、きちんと教えれば無駄吠えはなくなります。

 

大きな音は気になるようですが、確かめて納得すれば無駄に怖がることはありません。甘噛みは嚙むおもちゃを与えれば解決できました。お留守番はケージに入れていたずらは物理的に不可能にしました。

 

靴をかじってしまった事もあったけど、子犬期のいたずらとしては想定の範囲内で済み。総じて扱いやすい子犬だったと思います。

 

ゴールデンレトリバーを家族に迎え入れて
関連記事

 

子供や老人にも特に問題なく接していますが、急に周りを数人で囲まれたりするとビックリして私の陰に隠れる事もあります。吠えたりすることはありませんし、慣れれば普通に振舞っています。

 

犬と遊ぶのは大好きなようで、遊びに誘って気が合えばよく追いかけっこをしていますが、強引に行くような事はなく、他犬との付き合いは上手だと思います。

 

成長したトレヴを見ていてよく感じるのは、とても活発な所もあるけど、状況に合わせて自分で上手に切り替えているなと感心しています。こういう性質はブリーダー達がセラピー犬として大切にされている所なのかも知れません。

 

オーストラリアン・ラブラドゥードゥル&コバードッグ7 | Fanimal(ファニマル)

 

しつけに関して気をつけていること

余り、しつけらしいことはしていませんが、勘が良く頭のいい犬なので我儘に育てないよう気をつけています。どんな犬種でも同じかもしれないけど、否定するより褒めると覚えが良く、叱らないで済む状況を作るように気を付けています。

 

我慢することにも少しずつ慣らしています。待っていても必ず報われるように、信頼されるように気を付けています。正直、子犬の頃はレトリーバー種と比べて、せっかちで主張が強く感じましたが、成長するにつれちゃんと待てる犬になりました。

 

しつけのコツは”ボス”ではなく”仲間”になること
関連記事

 

 

ACのスタンダード

尚、オーストラリアン・コバードッグ(AC)の説明はこのページで解説されています。

 

オーストラリアン・ラブラドゥードルはこちら。

 

関連カテゴリ:犬種図鑑

 

(Visited 15,164 times, 2 visits today)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

関連記事

振り向いたらギックリ腰ー甲斐犬ジュウザのびっくり事件簿

愛犬ジュウザのびっくり事件簿 猫に興奮して走り回ったら、顎関節症-犬と好奇心を連れてゆく

甲斐犬ジュウザのびっくり事件簿 豚骨を丸ごと1本食べたら、切れ痔

柴犬VS甲斐犬、静かな戦いー甲斐犬ジュウザのびっくり事件簿

甲斐犬ジュウザ事件簿 雷が怖い!ベランダからダイブで脱走/前編