
現役ペットシッターが教えるお世話のツボ ~季節(冬から春、そして初夏へ)の変わり目に気を付けたい4つのこと【犬編】~
こんにちは、ペットシッターとして活動しています、あかつきです。
皆さんのご家族である犬、猫を始めとしたペットちゃんたちのためにと得た知識、また、たくさんのペットちゃんたちのお世話を通して経験してきたことを皆さんにお届けします。
①犬は7℃以上の温度差があると体調を崩しやすい
まだまだ寒い日と暖かい日が繰り返される、春の始まりの頃の時期には、人間同様、犬も体調を崩しがちです。
元々犬は7℃以上の温度差があると体調を崩しやすいとされ、消化器官などに不調が出やすいので、この時期は注意が必要です。
体調が優れないとき、人間は食欲が湧かないときがあります。
これは身体からのサインで、食べる量を調節したり、食事の内容を変えてみたりすることで、正常に戻すことが出来ます。
ですが、犬になるとそうはいかないようです。
犬は本能的に、目の前にあるゴハンを少しでも多く確保しようとします。
したがって、よっぽどの体調不良でない限り、犬は無理してでもゴハンを食べてしまいます。
季節の変わり目のこの時期に、嘔吐や下痢をしてしまうようであれば、1日ゴハンを抜くことで胃の中をリセットする判断も必要かもしれません。
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②犬にも花粉症があるんです
犬に花粉症なんてあるの?
と思われる方もいらっしゃるでしょう。
実は、人間の花粉症に似た症状があります。
ただし、犬の場合は花粉症とは言わず、花粉アレルギーと言われます。
その症状の多くは、皮膚炎を起こし、目や皮膚の痒みが不快感となるため、それがストレスの原因となることもあります。
人間と同様に、くしゃみを頻発するようになる症状もあるようです。
③初夏へと向かう時期 換毛期にしてあげてほしいこと
この時期の犬は、冬毛が抜けて夏毛に変わる換毛期です。
よって、この時期は抜け毛が多いため、普段よりもこまめにブラッシングをして、抜け毛を取ってください。
暖かくなって、新陳代謝も活発になってくる時期です。
ブラッシングは、換毛をスムーズにするだけでなく、皮膚へのマッサージにも繋がり、内臓の動きを活発にするよう促すことにもなります。
④予防シーズンの始まり
気温の上昇と共に、皮膚に住みつくノミやマダニ、お腹に住みつく回虫や条虫、心臓に住みつくフィラリアなど、犬に寄生する寄生虫が増える時期でもあります。
ノミやマダニは、散歩のときに草むらなどに近づくと付いて来ることが多いため、散歩の前に犬用の虫よけスプレーをしたり、服を着せたりすることで、防ぐことが出来ます。
並行して、定期的に、皮膚に垂らすタイプの予防薬などを行うことで、付着してしまったノミやマダニを落とすことも大切です。
フィラリアは、予防薬を与えることで、防ぐことが出来ます。
予防シーズンを通して一度きりの注射タイプのものや、月に一度飲ませる錠剤タイプ、オヤツのようなチュアブルタイプなどの予防薬があります。
チュアブルタイプにいたっては、回虫や条虫を駆除することのできる効果も含まれているものもあり、最近ではノミやマダニの予防までも出来るものもあります。
好みに合わせて負担のない方法で予防することで、未然に防ぐことのできる病気は防ぎましょう。
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まとめ
冬の終わりから春、そして初夏への変わり目では、飼い主である私たちも何かと忙しく、小さな体調の変化を見落としがちになってしまうこともありますが、気を付けてみてあげましょう。
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