私の悩み。それは愛犬ギズモの腹痛でした。
「えーただの下痢でしょー」と思う人も多いでしょう。
たかが下痢されど下痢。
あ、失礼しました。最初から「下痢」「下痢」いいすぎですね・・・・・・

 

 

長年苦しんだ愛犬ギズモの腹痛が治りました

約5年間苦しみましたが、食事をかえるとすっかり治ってしまいました。
その食事というのは、いったい何か。気になりますよね。

 

食事療法とは、すべての食材には効能があるという考え方です。

 

最近は薬膳料理をだしてくれるカフェも増えてきて、皆さんも聞いたことはあるのではないでしょうか?
ワンちゃんはもちろん私達の食事の食材を選ぶのに、薬膳的食材バランスのルールを少し知っておくと、便利ですよ。

 

「薬膳的栄養バランスとは」

1.「食性」すべての食物は5つの性質(熱、温、平、涼、寒)をもちます。

熱、温性
代表的な作用 体を温める。内臓、血管の機能向上。
食材例→しょうが、かぼちゃ、かぶら、いわし、さば、鮭、鶏肉

 

平性
身体を温めも冷やしもしない。
食材例→キャベツ、オクラ、小松菜、人参、青梗菜、えのき、りんご

 

涼、寒性
代表的な作用 身体を冷やす。炎症をおさえる、解毒作用。
食材例→キュウリ、トマト、大根、しめじ、いちご、馬肉、こんぶ

 

 

2.「食味」全ての食物には5つの味、「酸、苦、辛、鹹(かん、塩からさ)甘」と特徴的な作用があります。


代表的な作用 出血、渋り腹、を固め、体液の漏れをひきしめる。
食材例→トマト、りんご、いちご、オレンジ

 


代表的な作用 炎症をおさえる。
食材例→ごぼう、レタス

 


代表的な作用 老廃物を体外へだす。
食材例→小松菜、ごぼう、大根

 

鹹(かん、塩からさ)
代表的な作用 しこりをやわらかくする。
食材例→あさり、あなご、いか、いわし、こんぶ

 


代表的な作用 胃腸をととのえる
食材例→大豆、かぼちゃ、小松菜、大根、レタス、いわし

 

 

3.全ての食物は効能をもち、効果を発揮する臓器(五臓六腑)があります。

ギズモに与えている食材で例をあげると

キャベツ
効能 胃もたれ、胃腸虚弱 他
効果を発揮する臓器は「肝胃腎」

 

人参
効能 目の疲れ、下痢 他
効能を発揮する臓器は「肺脾肝」

 

りんご
効能 下痢 吐きくだし 便秘 他
効能を発揮する臓器 「肺脾腎肝」

 

食べた食材をすべて書き出し、一週間単位でかたよりがないかを調べてみました。
現代の食卓にいかす食物性味表」という本に性味、効能、がすべてのっており、簡単に調べることができます。

 

現代の食卓にいかす食物性味表

 

表に書き出すと、食べ癖がわかります。よく使う食材というのがどうしてもあります。わんちゃんだけでなく、自分自身が食べた食材も1週間つけてみることをお勧めします。

 

縦軸に食材を書き入れ横軸に「食性」「食味」「効果を発揮する臓器」を書き入れるとわかりやすいです。

 

 

ギズモの食べているものは?

ギズモは、オーガニックの少し高めのドライフードを食べています。

 

食いつきが悪いので、湯がいたササミや、ウエットフードをトッピングしていました。
おやつに好んで食べたのはリンゴとサツマイモです。

 

色々試してはみましたが、お腹の調子が安定せず、週に一度下痢をし絶食、回復の繰り返しでした。

 

下痢のきっかけはささいな事で、強い風の日、来客があった日、シャンプーした日等々です。人間でもいますよね。胃腸の弱い人。まさにギズモはそんな感じでした。

 

 

食事指導クリニックへ

食事指導(食箋)をしてくださるクリニックがあることをしり早速診断をしてもらいました。
まず先生がギズモの全身を触って身体の状態を診察されます。

 

● 腹筋硬直(長いお腹痛が原因と思われる)

● 小腸にコリ

● 下半身血行不良

● 胆汁 うっ滞

 

え!ギズモったら冷え性だったの??先生に寝るときは腹巻をつけるよう勧められました。
腹巻をすると胴の長さがきわだってちょっとかわいい。

 

ギズモの身体の状態と、持参したドライフードのラベルを分析してくださり、足りない食材、食べたほうがよい食材を選んでくださいました。

 

 

ギズモの食箋内容

青梗菜、ニンジン、えのき、れんこん、きゃべつ、ショウガをたっぷりのお水で煮込む。
ドライフードに煮汁だけをかけることから始め、徐々に細かくカットした具材も与えていきます。

 

後、おやつのリンゴはたっぷり与えて良いとのことで、これはギズモラッキーでした。

 

私はこんなに野菜食べたらお腹こわすんだよなーと思いながら、先生の「少しお腹をこわしても元気ならつづけるように」という言葉に後押しされました。

 

自分1人で試行錯誤すると、ギズモの少しの体調変化でもひるんでしまいますが、信頼のおける人がついていると安心できました。

 

そして、野菜の量をどんどんふやしていくのですが、結果全くお腹はこわさなかったのです。むしろ、それから一度も下痢をしていません。なんと5年ぶりです。

 

そして食箋をだしてくださった先生が犬の食事療法の講座を開催していることをしり、早速受講してみました。

 

 

「犬の食事療法師範養成講座」第1日目

犬の食事療法師範養成講座

 

前半は犬の身体の基礎知識、後半は食事内容、フード分析テクニック 食事組み立てでした。
ここで先にかいた薬膳的食事バランスを学びました。

 

これは気になる!フードの成分分析

「大丈夫か?ギズモのドライフード」
そして1番興味深かったのは市販のフードの成分分析です。

 

食材そのものは何がはいっているか。これに関しては、後日販売店に行き色々なフードのラベルをみましたが、トウモロコシだけ??というドライフードが案外多かったのに驚きました。

 

幸い私が購入するフードは食材そのものがたっぷりつかわれている優良フードだと再確認できましたが、脂肪の多さが少し気になりました。

 

市販のフードを使っている方、是非ラベルを一度みてください。
原材料に食物そのものは何がはいっていますか?
〇〇エキスや〇〇粉ばかりではないですか?

 

 

フードラベルの見方

表示ラベルをみるポイントは原材料と保証分析値の両方をみることです。

原材料に何がはいっているか?

● 食材そのものはなにか?

● それ以外添加されているものは何か?

 

保証分析値

● タンパク質

● 脂肪

● 繊維

の3点はチェックしたい項目です。

 

量販店でよくみかける小型犬用のドライフードを簡単に分析してみます。

原材料

● 食材そのもの
チキン、米、小麦 オーツ麦

 

● その他
鶏エキス 魚粉、野菜ミール、フィッシュミール
(本来はビタミン、ミネラル等も分析します)

 

食材そのものはこの4種類のみ。その他、鶏エキス、魚粉、野菜ミール、フィッシュミールが入っていますが、これについては、いったいどの部位なのか、何がはいっているか不明です。ここにビタミン、ミネラル、酸化防止剤などを混ぜ、乾燥させ固めたフードということです。

 

次に保証成分を確認します。

保証成分

タンパク質23パーセント以上
脂質15パーセント以上
繊維3パーセント以下

〇〇以上や〇〇以下という表示では実際のところどれくらい含まれているか不明です。
脂質の量はこの半分におさえたいところですが、ドライフードの場合は一般的にこのくらい入っているものが殆どです。
脂質の量が少なく、繊維の量が多いものを選ぶというのも一つのポイントです。

 

 

何を補ってあげればよいか?

ドライフードだけでは足りないと思われる栄養素を手作りで補ってあげるといいですね。

 

このフードの場合は、脂質の多さと繊維の少なさがきになります。ドライフードの量を少し減らし、タンパク質(肉、魚など)と野菜を水で煮たものを加えてあげたいです。

 

何をあたえるのか迷う人は先に紹介した、薬膳的栄養バランスを参考にしたらよいと思います。しかし健康なワンちゃんであれば、私たちが食べる食材を調理前に少しわけておき、水で煮込んでフードにかけてあげるといいですね。

 

私の家では愛犬のためバランスを考えて野菜を購入するので、人間もバランスよく食べさせてもらっています。

 

 

ドライ、生食、加熱食の比較

ドライフードと生食、加熱食のそれぞれのメリット、デメリットをあたらめて整理してみます。

 

ドライフードメリット

● 保存ができる

● 簡単

ドライフードデメリット

● 水分がない

● 脂肪が多い

● 原材料の部位が不明

 

生食メリット

● 新鮮なビタミン栄養が取れる

生食デメリット

● 汚染の可能性がある

● 保存がきかない

 

加熱職メリット

● 消化吸収がよい

● 新鮮な食物をとることができる

加熱食デメリット

● 調理時間がかかる

 

書き出してみるとこのメリットとデメリット決してワンちゃんのためだけではないことが気になりました。

 

 

犬も人間も同じ

新鮮な食材を使い手作りでご飯を与える場合、ワンちゃん自身をよく見ることが1番です。

 

便に消化されていない野菜が混じっていたら、潰して与える。痩せてきたら、フードの量が少なくないか、太ってきたら運動量は?食事の量は?

 

答えはいつも目の前にあります。もちろん元気がない、あきらかに何か症状がある場合は動物病院にすぐいきます。

 

私は、昨年より食生活と生活習慣をあらためたところ、この春長年苦しんだ花粉症が発症しませんでした。

 

このことで、愛犬の健康は飼い主次第だということを改めて感じました。
大切な愛犬の「未病」を防ぐことは毎日のちょっとしたことの積み重ねです。

 

そしてそれは私たち人間も同じことです。
私が行っていることは、おやつのお菓子をバナナにかえたり、エスカレーターは使わず階段を使ったり日々の積み重ねです。

 

愛犬の健康も毎日の食事や散歩の質、生活環境が非常に重要だと考えます。
あなたの愛犬はカップラーメンと夜更かし、運動不足の人間のような生活ではないですか?

 

大事な事なのでもう一度言います。
愛犬の健康はすべて飼い主次第です。

 

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