
「タラレバ」にならない老犬介護/犬の老いじたく④住まい編
こんにちは、Fanimalライターの金子&愛犬のジュウザです。
我が家の「老いじたく」を衣食住楽に分けてご紹介していきます。今回は「住」編、シニアの住まいについてです。
日本犬あるあるだと思いますが、若い頃の住まいは脱走を防ぐことが第一!いかに丈夫な柵を作るかということが最重要課題でした。年を重ねるごとに、生活環境にも目を向ける余裕が出てきました。
特に変わったのは寝場所です!シニアは睡眠時間が長くなるので、安心して心地よく過ごせるように整えてあげたいですよね。
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基本は室内で自由。ケージでも寝られるように教えた
子犬の頃はサークルに犬用ベッドを置いて寝かせていました。でもサークルって場所をとるんですよね。イタズラをしなくなった生後10ヶ月頃に片付けて室内で自由に過ごせるようにしたところ、ソファやベッドで気ままに休んでいました。
その後、災害時に備えてケージを購入。わた入り布製マットを入れて整えたら、ときどき中で寝るようになりました。でもこれは自由に出入りできる状況でのこと。
扉を閉めて中で過ごさせる練習(クレートトレーニング)もしたものの、かなり適当。「入って」と言えば入るので、まぁいいかと思っていました。
ソフトクレートも買ってみたけど、ジュウザはケージのほうがお気に入り。周囲がよく見えるからかな?
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ケージで寝ているときに雷が鳴ってパニック!
特に問題なく過ごしていましたが、12歳のときにケージが大嫌いに!中に入って留守番しているときに苦手な雷が鳴り、その恐怖がケージと結びついてしまったようです。ケージに入れるとパニックを起こすようになりました。布製マットは暴れたジュウザによってボロボロに……。
実はちょうど【愛犬ジュウザのびっくり事件簿】まさかの誤飲!ホッチキスの針っておいしいの?が起きた時期だったので、部屋の片付けが終わるまではケージで留守番してほしい。うーん、困ったなぁ。
とっておきのムートンマットでトレーニングに再チャレンジ
そこで思い出したのが、いつか使おうと思っていたとっておきの「ムートンマット」です。ジュウザはフワフワのムートンが大好き!私がムートンを椅子にかけて使っていると、椅子取りゲーム状態になることもあったほど。これを使えばまたケージを好きになるんじゃないかな?
予想どおり作戦は大成功!ケージに入って落ち着いて過ごせるようになりました。寝る時間が長くなったこともあり、よいタイミングだったと思います。
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体圧分散効果のある床ずれ防止用マットが使える!
13歳頃から寝ている時間が長くなりました。ほのぼの感のあるひなたぼっこではなく、体力が落ちて動きたくても動けないつらそうな様子でした。
短時間でも散歩ができ寝返りも打てる状態でしたが、本格的な介護に備えて体圧分散効果のある床ずれ予防用マットを用意。丸めて持ち運べるように薄いジェル状タイプを選びました。
ジュウザはやわらかさが気に入ったらしく、休むときはいつもそのマットのところへ。暖かくなってきた時期なので、ちょっとひんやりした感触もよかったのかもしれません。
寝ていると体温で少し暖かくなっていたけど、蒸れることはなかったんですよね。ムートンマットはちょっと薄いし、わた入りの布製マットは熱がこもる感じがしました。
これで寝たきりになっても大丈夫!と思っていましたが、病気による衰えが早く、ほぼ寝たきりになってから3日ほどで旅立ってしまいました。床ずれ予防用マットを使ったのは短期間でしたが、用意しておいてよかったと思います。
季節や体調によって犬が使いたがるマットやベッドが変わるかもしれないので、いくつか用意しておいてもよさそうです。愛犬に合ったものをぜひ探してみてくださいね。快適な寝場所は、シニアのQOLをしっかり支えてくれるはずです。
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