
犬を迎えてから関係を築いていく過程で心がけるべきこと |「犬と暮らすということ」vol4 | MIKI
こんにちは。Dog indexドッグトレーナーのMIKIです。
前回のコラムでは、イヌに1番最初に覚えてもらうこと
①名前
②トイレの場所
ということをお伝えしました。この1ヶ月、本気で取組んだとしたら・・・
名前は100% トイレは70%位の成功率なのでは?と思います。
それを踏まえた次のステップとして、今回は関係を築いていく過程について心がけるべきことをお伝えします。
◆名前を呼んでしからないようにしましょう
親しみをこめて、ご家族で考えた愛犬の名前。
例えば、こんなことも目にすることがあります。
お母さんが、 「〇〇!」 とお子さんを名指しで怒ると・・・
その声のトーンと抑揚で、ブルブルと肩を震わせているお子さん。
大切な名前なのに、かわいそうだな。と思います。
人もイヌも怒るためにつけたわけではないので、良い関係を築く上で大切なことです。
◆トイレで失敗してもしからないようにしましょう
これも前回、「失敗してもしからない」ということをお伝えしました。
失敗をしかっていると、排泄することがいけないと思ってしまい、人のいない所で(人の顔色をみながら)排泄するようになってしまいます。
しかれば覚えるということでもないですし、「しかる」という行為が互いにストレスになり、良い関係性を築く上ではマイナスポイントです。
人間の赤ちゃんが一日に何十回とオムツを変え、自分でトイレができるようになるまでにかなりの時間を費やすのと同じ。
それに比べると、断然楽です!という声も耳にします。
◆お散歩を楽しみましょう
その他、良い関係性を築くのにはコミュニケーションが大切です。
散歩をしているイヌは、していないイヌに比べ精神的に安定しているもの。
「小型犬だから散歩はいらない。」ということは全くなく、散歩をすることで、筋肉もつきますし、第五感を刺激することで健康的になるのです。
散歩中、ひっぱる、拾い食いをする、歩かない・・・などの悩みもつきものですが、互いの行動を観察するには絶好のチャンス。
「散歩が楽しい!」というオーナーさんのイヌは、イキイキしています。
その気持ちが伝わっている証でもあると思います。
◆褒めることと注意することをきちんとしましょう
「褒めて育てる」「しからないしつけ」等の言葉を目にしますが、ダメなもの、危険なものには注意してあげる必要があります。
場合によってはアクシデントを起こす可能性もありますし、最悪、命を落とすことさえもあるからです。
しからない(おこらない)ことが良い関係を作るということではなく、危険回避のために必要なことをきちんと伝えてあげるのもオーナーとしての役目、責任だと思います。
◆イヌは人の鏡
良い関係を築くには、第三者の立場になって客観的にみることも大切です。
かわいい!かわいい!だけで育てるのではなく、悪い事をしたときは注意する、よい事をしたら褒める。
散歩をしている人やイヌを観察したり、「〇〇さんみたいな、人とイヌの関係になりたい!」と身近な人を目標にするのも良いと思います!
イヌは人の鏡でもあります。
良い関係が築けているかどうか、愛犬をみてチェックしてください。
一日2日で関係性ができあがらないのは人もイヌも同じ。
イヌだけに頼るのではなく、受けいれて、伝えて、動くこと。
これを日々繰り返していけば、自然と良い関係になると思います。
焦らずに、その過程を大切に、時を刻んでください。
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