
甲斐犬ジュウザ事件簿 雷が怖い!ベランダからダイブで脱走/後編
こんにちは、Fanimalライターの金子&愛犬のジュウザです。
ジュウザは雷なんて屁の河童だったのですが、私の不在時に近所へ落雷したせいでパニックを起こし、あろうことかベランダからダイブ!
近所の方に保護していただいた経緯やその後の対策をお知らせします。
第一発見者宅には用心して入らず、近所の犬友達宅へ
第一発見者はジュウザとも顔見知りの知人でした。声をかけたら素直について来たのでそのまま私の家へ行き、チャイムを鳴らすも不在。
ジュウザはク〜ンと鳴き、オスワリしたりドアをパンチしたりしていたとか。「帰りたい!」と言っていたのでしょう。じゃあダイブしなければいいのに……。
知人は止むを得ず自宅へジュウザを連れ帰ったものの、門扉の内側にどうしても入らなかったそうです。なぜそこで警戒心を発揮するのか。
知人が牛乳をあげて門扉の外に引き止めていたところ、近所の方が通りかかって保護してくれました。ジュウザは近所の方の愛犬と親しかったので、安心してずうずうしく上がり込んだのかもしれません。
猛獣の檻のような柵を工務店に依頼して脱走を防止
ベランダからダイブできないように、早急に対策を立てなければ!
パニックを起こしたときの火事場の馬鹿力が心配なので、猛獣の檻のような柵を作ることにしました。我が家は屋根がベランダと同じ位置まで張り出しているため、天井に届く高さの柵を作れば絶対に出られません。
自作は耐久性が心配なので、大家さんに許可を取り、工務店に見積もりをお願いしました。材料費と施工費合わせて、14万円也。ジュウザの安全、プライスレス。……なわけがありません。高いよ〜!でもお願いしました。
後日談。ジュウザと散歩をしていたら、中学生に声をかけられました。「私、この犬を捕まえようとしたことある」と。ジュウザを知っていたので保護しようとがんばってくれたそうです。心から御礼を言いました。
思いがけない事故が起きて本当に驚きました。保護に協力してくださった皆様に感謝すると共に、いっそう気をつけたいと思います。
イラスト:影山直美
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