
ドッグスポーツ!さあ、今シーズンの始まりです- 十勝に暮らす3兄弟の徒然日記
今シーズンの第1戦は、5月27日、28日に恵庭で行われたJKC後援のアジリティ―競技会と訓練競技会です。
MIX犬のムックは、血統を重んじるJKCの中では特別犬と呼ばれる分類になって、参加できる種目もかなり限られています。
6月のOPDESの競技会に向けての練習を兼ねてJKC最後の参加のつもりでこのアジリティー競技会に出ました。
2日間ともとても天気が悪く、足下には大きな水たまりもでき、気温も低くてベンチコートやカセットガスのストーブで暖を取りました。
1日目はアジリティ―競技会です。
そして始まった1走目。わたしは滑って思いきり転んでしまいました…。
余りにも急に転んだので、ムックもびっくりしたようでした。何とも残念なシーズン1走目です。
雨足はひどくなる一方でしたが、2本目は転ぶこともなく無事にゴールできました。
ここでは、思わぬ入賞を果たすことができました。
普段なら圧倒的な速さを誇るボーダーコリー達に勝つことはできないのですが、悪天候が幸いした形となりました。
JKCのアジで走るのはこれで最後と考えていたので嬉しかったです。
2日目の28日は、訓練試験を受けました。これは初体験でした。
他人と競う競技会とは違って、合格点に達すれば全員合格というまさに試験です。
ムックは、初等科(CD1)と呼ばれる試験を受けました。
この階級はその名の通り1番最初のもので必修課目が2つ、選択課目が3つというものです。
①紐付脚側行進(リードを付けた状態での脚側歩行)
②立止(座れの姿勢から「立って」の合図で前脚の位置を変えずに立つこと)
③停座及び招呼(「お座り」をさせて10m離れ、そこから「来い」と呼び寄せる)
④伏臥(「伏せ」の合図で伏せをさせその後お座りをさせる)
⑤据座(「お座り」をさせてから10m離れ、30秒経過後また犬の側に戻って来る)
※ ①・②は必修課目、それ以外は選択課目です
とても地味な課目ですが、犬と良き関係を築く手助けになると思います。
特に脚側行進・脚側歩行は全ての基本、アジの先生は「歩行の様子を見ているとその関係がよくわかる。」と言います。
ドナドナの歌に出てくる子牛のようにうなだれて歩くか、尻尾をブンブン振って楽しそうに歩くかその差は歴然です。
私に集中していればコーナーを曲がっても遅れずについてきます。
ところが、集中していないと私が曲がっても知らん顔して明後日の方向へ進み、リードを引くことになります。
ムック自身が私に注目し歩くことを楽しめないと脚側行進は成り立たないのです。
私の心と離れてくると脚側の位置もズレてきます。ムックとの心の距離・信頼度を測る一つの目安に感じています。
日常生活の中では、リードなしに歩くことはありませんが、リードがなくても人と犬がきちんと脚側行進ができれば、そこには素晴らしい信頼関係が築かれていると考えて良いと思います。
次の中等科からは、リードなしの脚側行進や速歩での脚側行進もあります。犬との絆をより試される内容となります。
今回の初等科ですが、無事に合格できホッとしました。
試験終了後に、各課目の点数を記載した用紙が手渡されます。そこには、各課目の点数と注意すべき点などが記載されています。今後に生かしなさいという教えです。
次回は、9月の訓練競技会・公開訓練試験に参加しようと思っています。
ムックとの絆が寄り深まるように努力したいと思います。
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