元保護犬 チワワのルー・シールは満足に歩けないほどの病的な肥満体で飼育放棄されました。

里親の努力と愛情で8カ月後には半分以上も体重を落とすダイエットに成功し、健康体を取り戻しました。

 
 

歩けないほどの肥満体で飼育放棄される

アメリカ ピッツバーグで捨てられていた1匹のチワワ。

そのチワワは体重が約7㎏もあり、病的な肥満の状態でした。

しかも年齢は推定9歳。

犬としては若い年齢ではありません。

 

一般的なチワワの体重は1㎏~3kgほどと言われています。

チワワは超小型犬種であり、そのため骨などもとても細いのです。

それなのに飼育放棄されていたチワワは7㎏以上もあり、これは中型犬の体重とほぼ同じです。

 

チワワは保護施設に保護され、ルー・シールという名前になりました。

名前の由来は、姿がゴマアザラシ(シール)に似ていたから。

保護時のルー・シールの写真を見ると、確かにくびれなど全くなく、まるでハムに細い手足がついているような姿です。

 

 

太り過ぎなのは明白ですが、この病的肥満はルー・シールに深刻な健康問題を与えていました。

関節炎とじん帯の損傷を負っており、背中の痛みもありました。

そのため、ルー・シールは満足に歩くことができなかったのです。

 

それだけではなく、肥満は犬にとって様々な病気の原因にもなります。

関節炎、心臓病、糖尿病を引き起こすこともありますから、ルー・シールが体重を減らすことは、生きるために必要なことでした。

 

 

笑顔のチワワに一目ぼれ

そんな健康問題を抱えていたルー・シールの里親になってくれたのがジュリア・モリーさんです。

ジュリアさんは中型犬か大型犬の保護犬を家族に迎えるつもりでした。

 

しかし、ウェブサイトでルー・シールの姿を見たときに一目でひかれてしまいます。

 

そのときのルー・シールは太っていてかわいいというより滑稽に見えたそうなのですが、実際に施設で面会したジュリアさんは、よちよち歩いてやってきたルー・シールが大きく口をあけて笑う姿に一目ぼれしたそうです。

 

My adopted mom @becausetheworld

A post shared by Lu-Seal the Pig-Seal-Dog (@lusealdog) on

 

しかし、ルー・シールは健康体ではありません。

そのことで里親になることを即断はできなかったジュリアさんでしたが、ルー・シールはずっと笑顔で見送ってくれたそうです。

 

きっと自分が決断する前にルー・シールは家族になると分かっていたに違いないと、後にジュリアさんは語っています。

ジュリアさんは母親にルー・シールの写真を送り話しているときに、ルー・シールの里親になる決心をしたそうです。

 

 

ルー・シールを健康にすることが自分の使命

ルー・シールを家族に迎えるにあたって、健康状態について獣医に相談したジュリアさん。

ルー・シールは、関節炎やケンネル・コフ(咳)も患っていたので投薬が必要でした。

 

そして、相談の結果何より重要なことは体重を落とすことであると判明しました。

実は人間の医者であるジュリアさんは体重を落とすことがいかに困難であるかということや、肥満が体に与える影響が多大であることはよく理解していました。

 

「私はルー・シールが健康になることを自分の使命としたのです」とジュリアさんは語っています。

 

 

ルー・シールは体重を落とすために1日のカロリーを250カロリーにする必要がありました。

保護当時のルー・シールは1度に30cmほどしか歩けない状態でしたが、ダイエットのために毎日少しずつ歩く練習もしました。

短い距離の散歩を1日に数度行うこと、そして継続することが大事だそうです。

 

 

体重が半分以下に!

この頑張りの結果、ルー・シールは現在では1.6km以上歩けるようになりました。

そして、8カ月で約3kgの減量に成功したのです!

 

これは、人間の体重に換算すると68㎏も減量したのと同じことです。

ダイエットに成功したルー・シールは標準的なチワワの体形になることができました。

 

 

健康体になったルー・シールはもう背中も足も痛くありません。

3階まで一気に階段を駆け上がることができるそうです。

 

We found a pile of leaves at the park 🍃 🍂 🍁 #iknowitsdecember #fallisntoveryet

A post shared by Lu-Seal the Pig-Seal-Dog (@lusealdog) on

 

健康を取り戻したルー・シールの姿に、ジュリアさんは「このことは私たちにとってやりがいのあるものでした。そしてルー・シールの姿が愛犬の健康を取り戻そうとしている人を励ますことができればと願っています」と述べています。

 

また、犬の体重を減らすためには人間と同じように時間がかかること、獣医師に相談し適切なダイエットを行うこと、そして何よりあきらめないでほしいと語っています。

「それは長くて険しい道ですが、やるだけの価値があります!」

 

This leash won't stop my #zoomies

A post shared by Lu-Seal the Pig-Seal-Dog (@lusealdog) on

 

ルー・シールの元の飼い主はルー・シールを飢えさせることはありませんでしたが、病的な肥満体にしたあげく飼育放棄しました。

飼育放棄するような人なのですから、人間の食べ物を与えるなど適切な食生活でなかった可能性も高いでしょう。

そのことがルー・シールの命を脅かしていたのです。

 

「ルー・シールの健康を取り戻すことが使命」と決心したジュリアさんに出会うことができたルー・シールは幸運でした。

 

肥満が原因で苦しい思いをしていても、犬にはダイエットの必要性は分かりません。

また、食欲は生きるための本能であり、食欲を抑えることはとても難しいので(人間でさえ困難です)、必ず飼い主がきちんと管理してあげる必要があります。

 

そして目標を達成するまでには忍耐力も必要です。

これらを成し遂げたジュリアさんは本当に尊敬すべき飼い主さんですね。

 

Taking in all the rest stop smells #ipeedonitall #itsminenow

A post shared by Lu-Seal the Pig-Seal-Dog (@lusealdog) on

 

現在はダイエット食もありますし、もし関節炎になってしまってもそれを軽減するサプリメントや薬もありますから、ジュリアさんのように愛犬のために決意を持って臨めばできないことではないと思います。

 

犬を幸せにするも不幸せにするも飼い主次第です。

犬は人間の言葉を解しませんし、飼い主には忍耐や努力が必要になってきます。

そのような心構えで家族として迎えることができれば、いつまでも愛犬と楽しい生活を送ることができるでしょう。

 

ジュリアさんの「なんとしてものこの子の健康を取り戻すのだ」という決意がルー・シールを幸せにしたのではないでしょうか。

 

出典:FitBark

出典:dailymail

instagram : https://www.instagram.com/lusealdog/

 

(Visited 246 times, 1 visits today)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

関連記事

大きくなりすぎたという理由でブリーダーから捨てられた子犬 アートギャラリーで人気のマスコット犬に!

違法な闘犬で両耳を失った犬、保護され幸せに暮らす

愛犬ジュウザのびっくり事件簿 まさかの誤飲!ホッチキスの針っておいしいの?-犬と好奇心を連れてゆく

振り向いたらギックリ腰ー甲斐犬ジュウザのびっくり事件簿

甲斐犬ジュウザのびっくり事件簿 豚骨を丸ごと1本食べたら、切れ痔