
ストラバイト結晶に効果あり?!「クランベリー」で犬おやつ~初心者から始める犬の手作りごはんVol.5
犬の膀胱炎や結石予防には『クランベリー』が良いらしい」と知ったのは、手作りごはんを始めてしばらくした頃。
水分を積極的に摂らせるように工夫はしているものの、より効果的なサプリなどがあれば取り入れてみようと調べていた時でした。
クランベリーの「キナ酸」が膀胱炎・結石に効果あり
クランベリーに含まれる「キナ酸」には、アルカリ性の尿を酸性に傾け、細菌の増殖を防ぐ効果があるのだとか。
pHバランスがアルカリに傾き “ストラバイト結晶”ができてしまったみかんにはまさに最適の食材!
(一方で酸性尿が引き起こす“シュウ酸カルシウム結晶”のワンちゃんには、クランベリーは逆効果になってしまうようです)
さっそく犬用サプリメントを探してみるものの、どれもかなり高額!
それなら、と製菓材料店で生のクランベリーを購入し、自宅でこのクッキーを作り始めました。
ちなみに、スーパーで見かける「ドライクランベリー」や「クランベリージュース」は砂糖がたっぷり入っていますので犬用おやつには使っていません。
ストラバイト結晶がなくなった今でもみかんには予防のために1日1~2個程度を食べさせていますが、クッキーを作り始めるとそわそわ、うろうろと落ち着かなくなってしまうほど!お気に入りのおやつになっています。
今日の手作り犬ごはんレシピ
クランベリーとはちみつのクッキー
生のクランベリーはとってもすっぱい!好き嫌いがほとんどないみかんでも、そのままでは見向きもしません。
そこでなんとか食べやすくなるよう、ほんの少しだけはちみつをプラスして甘さを出しました。
全粒粉の香ばしさやザクザクとした食感も好きなのではないかと思います。
ただ、無添加なのでカビてしまうことがあります。作った後は冷蔵庫で保存し、早めに食べきってくださいね。
材料(5cm程度の抜き型でおよそ8個分)
● 薄力粉 40g
● 全粒粉 10g(ない場合は薄力粉を50gに)
● 冷凍クランベリー 15g(7~8粒)
● オリーブオイル 5g(小さじ1)
● 牛乳(または豆乳・水) 5g(小さじ1)
● はちみつ 2~3g(小さじ半分)
作り方(フードプロセッサーを使う場合)
① 薄力粉、全粒粉をフードプロセッサーで混ぜ合わせておきます。(フタを開ける際は粉が舞うのでそうっと!)
② ①に解凍したクランベリーとオリーブオイル、牛乳、はちみつを加え、再度フードプロセッサーにかけます。
③ クランベリーが細かくなり、全体が混ざったらボウルにうつしてひとまとめにします。
④ 約3mmの厚さに伸ばし、お好きな大きさにカットします。ひと口サイズに丸めても。
(今回は5cmほどの大きさの抜き型を使いました。型を使う際は、生地に触れる方に薄力粉(分量外)を付けてから作業するとべた付きません)
⑤ 170℃に余熱したオーブンで約10分、クッキーのふちがほんのりキツネ色になったら焼き上がりです。
⑥ 網の上などでしっかり冷まします。
作り方(フードプロセッサーを使わない場合)
① クランベリーは解凍し、みじん切りにしておきます。
② 薄力粉、全粒粉をボウルに入れ、泡だて器でグルグルと混ぜ合わせておきます。
③ ②のボウルに①とオリーブオイル、牛乳、はちみつを加え、ひと固まりになるまで混ぜます。
④ からは上と同じ工程です。
注意1)ワンちゃんは熱いごはんやおやつが苦手です。ヤケドしないよう完全に冷めてから食べさせてあげてください。
注意2)ワンちゃんが食べられる食材で作っていますが、稀にアレルギーを発症してしまう子もいます。その後の体調の変化など様子を見ながら少しずつ慣らすようにしてください。
注意3)ワンちゃんにより適切な摂取カロリーが異なります。「うんちが硬ければ足りていない」「ゆるければ多すぎる」などをだいたいの目安にして調節してみてください。
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