
日本犬の愛で方 第1回 梅ちゃん(柴犬)
1. 梅ちゃんとの出会いについて
梅ちゃんとの出会いはペットショップです。
売れ残り、半額の札を貼られて、床の上に直に置かれた狭い檻の中のいた、ガリガリの柴犬が梅ちゃんです。
とても痩せっぽちだったので、正直に言って、あまり可愛くありませんでした(笑)
どんどん大きくなって値下がりしていくのに、ちっとも家族が決まらない、その子が何故かとても気になってしまって
うちの子になってもらうことに決めました。
2. 梅ちゃんと家族の関係について
梅ちゃんは典型的な柴犬なので、家族からベタベタされることはあまり好きではありません。
それでも、構ってほしくないわけではないので、お尻や背中など体の一部分が触れている距離感で寝転がったりしています。
梅ちゃん自身が甘えたいときはくっついてきたり、抱っこを要求してきたりしますが、こちらからくっついていくと溜息をつかれ、逃げられます。
ツンデレというか、なんというか・・・(笑)
私たち夫婦にとって、子供のような存在です。
我が家の長女です。
よく「犬は家族の中で順位付けをする」と言われたりもしますが、梅ちゃんには、あまり当てはまらないと思います。
誰が偉いとか、誰が群れのリーダーだとか、そういうことは考えていないように感じます。
梅ちゃんがソファで寝ていて、私が床でゴロゴロしていたりもしますし、夜は私たちのベッドで一緒に寝ます。
その様子を見た方から「梅ちゃん、自分が1番偉いと思っていますね」とご指摘を受けることがありますが、梅ちゃんにそういう意識はないと思います。
私たちもそんなことを感じることはありません。
家族の一員として一緒に生活しているだけです。
最近の変化として、5月に人間の弟が生まれ、これまでずっと一人っ子生活を満喫していた梅ちゃんは、少し戸惑っているようです。
ヤキモチをやいていることもあるようです。
少しずつ仲良くなってもらえるように、梅ちゃんの気持ちを尊重しながら、環境づくりをしてあげたいと思っています。
3. 暮らしについて
ご飯について
梅ちゃんのご飯はヒルズのw/d です。
2歳のとき、生まれつき腎臓が小さく、正常の4割ほどしか機能していないことが分かりました。
それ以来、獣医さんの勧めでロイヤルカナンの腎臓サポートをあげていましたが、
その後、尿phが高くなり、腎臓のことや体重管理のことなど、いろいろ考えてw/dがいいでしょうというとになりました。
お散歩について
平日のお散歩は近所を歩いたり、公園に行ったりしています。
私は仕事をしているので、実家の父母(梅ちゃんにとってはじぃじ&ばぁば)が行ってくれます。
週末は地元の湖に行くことが多いです。
運動のようにぐいぐい歩くというよりも、いろんな匂いを嗅ぎながら、のんびり、ゆっくり歩くといった感じです。
道具について
リードとカラーはずっと赤地に白い水玉の同じものを使い続けています。
それが1番似合うので、古くなったら、同じものに買い替えます。
昔はハーネスを使っていたこともありましたが、嫌がって歩かなくなってしまうのでやめました。
お気に入りのもの
タオル地でできたパンのぬいぐるみ(特に食パン)です。
健康について心がけていること
前述したとおり、梅ちゃんは生まれつき腎機能に障害があります。
腎機能が回復することはないので、残り少ない腎機能を維持するべく、できるだけ腎臓に負担をかけない食生活を心がけています。
動物性たんぱく質はできるだけ摂らず、大豆食品を食べるようにしています。
ドッグフードに少しのササミをトッピング。
ササミを茹でたお湯に寒天を入れて「ササミ風味ゼリー」にしたものと、お豆腐も食べています。
あとは食後に豆乳です。
それが普段の食事内容です。
かかりつけの病院での定期的な腎臓の検査もかかせません。
お水の飲み方、食欲、おトイレの回数、なんとなく元気がないみたいだけど、どうしたかな・・・とか、
そんなことも普段の生活の中で意識するようにしています。
4. 梅ちゃんの愛で方
一番好きなところ
一番と言われると難しいのですが(笑)しっぽはかなり好きです。
梅ちゃんのしっぽはくるんっ!としっかり巻いていて、歩くとお尻の上でポンポン弾むように見えるんです。
その様子がなんともかわいいんです♪
あとは足の裏の匂いです。
どんなアロマよりも心が落ち着きます(笑)
寝ている梅ちゃんの足の匂いを嗅いでは、梅ちゃんに迷惑がられる日々です・・・
してあげると喜ぶところ
若い頃はブラッシングが苦手な梅ちゃんでしたが、年齢を重ねるごとに気持ちがいいと思うようになったみたいです。
櫛を持って「梅ちゃん、おいでー」と声をかけると、いそいそとやってきてオスワリをします。
首のあたりをブラッシングしてあげると、ウットリとして、大変喜ばれます(笑)
時々、主人が足の間に梅ちゃんをヘソ天させてフェイシャルマッサージをするのですが、それも気持ち良さそうにウットリしています。
5. しつけや性格で苦労されたこと
ホームセンター内のペットショップの売れ残りとして、誰でも自由に触れるような環境に置かれていたせいか
少し人間不信になっていて、最初のうちはとにかく人間の手を怖がったので、心を開いてもらうまで時間がかかりました。
今でも家族以外の人はとても苦手です。
6. ブログ「梅といっしょに。」を始められたきっかけについて
梅ちゃんが家族になってから、しょっちゅう写真を撮っていたのですが、
ある日、主人から「せっかく写真を撮ってるんだから、ブログでもやってみたら?」と言われ、梅ちゃんのかわいさを世の皆様に自慢するために始めました(笑)
ブログ「梅といっしょに。」
7. 吉野家の暮らしについて
インテリアのこだわり
「やり過ぎない」です(笑)
北欧っぽい感じも好きですし、メンズライクな色合いも好きだし、無印のようなシンプルな感じも好きですが、
どれもやり過ぎてしまうと、私はかえって居心地が悪くなりそうなので、「ほどほどに」がモットーです。
ただ、家具や雑貨は自分たちが「これだ!」と思えるものを見つけるまでは、妥協はしません。
探し続けます(笑)
今は梅ちゃんのヨダレなんかでシミだらけになったソファを買い替えるべく、探し続けています(笑)
食事のこだわり
「ご飯は美味しく楽しく食べたい」こだわりと言えば、こんな感じです(笑)
できるだけ一汁三菜になるようにということと、野菜をしっかり食べられるようにということを心がけています。
お皿の色や形も、料理の雰囲気とちぐはぐにならないように気をつけて選んで、盛り付けもできるだけ美味しそうに見えるように心がけています。
食事はただ空腹を満たすだけではなくって、心も満たすものでありたいな、と思っています。
関連カテゴリ:日本犬の愛で方
うちの子がイチバン!【犬種別】飼ってよかったと思うワケ
現在の愛犬と運命の出会いを果たした飼い主さん。一緒に暮らしてみたからこそわかる魅力をたっぷり教えてもらいました!
大好評連載中!日本犬の愛で方
日本犬と暮らす方々に、その愛で方を聞く人気シリーズ。読めばあなたも日本犬のあふれる魅力に気付くはず!