猫ちゃんを多頭飼いしていると、それぞれ性格が異なり個性が溢れ、楽しさが倍増しますよね!
猫同士で遊んでいる姿、一緒にゴロゴロしている姿…見ているだけで心が癒されます。

 

しかし、多頭飼いにもいくつかデメリットがあり、そのひとつとして挙げられることが栄養管理の問題です。
1匹のみ飼っている場合はその子だけをしっかりと管理してあげることができますが、飼っている頭数が多いほど、1匹1匹の管理が難しくなってしまいます。

 

特に、肥満に関しては悩んでいる飼い主さんも多いのではないでしょうか?肥満は様々な病気の原因となってしまいますので、多頭飼いでもできるダイエット法をご紹介します!

猫の肥満の基準とは?

自分で狩りをして食べている野良猫は、運動量が多くスリムな体型をしていますが、お家の中で暮らしている猫は、時間になるとご飯がもらえ、のんびり気ままに過ごしているので、ぽっちゃり体型になってしまう可能性が高いです。

 

少しくらい太っていた方が可愛らしいと思われるかもしれませんが、病気予防の為にも飼い主が肥満にならないようにきちんと管理してあげなければなりません。

 

猫の肥満の基準を知り、ご自分の猫ちゃんの状態をチェックしましょう。

 

猫の平均体重

猫は生後4ヶ月まで急激に成長し、その後は成猫とされる1歳になるまでゆっくりと成長します。
成猫の平均体重は、個体差(骨格や体質、性格など)や猫種により異なりますが、一般的な日本にいる雑種猫の平均体重は、3.5~4.5㎏とされています。

 

因みに、小型のシンガプーラは2㎏~3.5㎏、大型のメインクーンは3㎏~8㎏が平均体重と言われています。

 

子猫たち

 

ボディ・コンディション・スコア(BCS)

ボディ・コンディション・スコア(BCS)とは、猫の肋骨・腰・腹部の皮下脂肪のつき具合を見た目や触ることにより判定することです。判定する際は、座った状態だと丸く見え正確に判断できないため、立った状態でチェックをしましょう。

 

体重は平均の範囲内であっても、BCSで判定すると理想体重ではない場合があります。その場合、食事管理が適当でないということになりますので、フードの種類や量を見直す必要があります。
 

レベル 状態
Bcs1
(削痩)
脂肪に覆われていない為、肋骨などの骨に簡単に触れることができる。腰のくびれが極端に目立ち、背骨がゴツゴツと突き出して見える。
Bcs2
(体重不足)
ごく薄い皮下脂肪はあるが、肋骨などの骨に簡単に触れることができる。上から見ると腰のくびれが容易に分かる。
Bcs3
(理想体重)
 適度な皮下脂肪を通して肋骨に触れることができる。上から見ると腰のくびれが分かる。横から見ると地面とお腹のラインが平行である。
Bcs4
(体重過剰)
 皮下脂肪に覆われ肋骨になかなか触れることができない。わずかに腰のくびれはあるが、腹部は締まりがなく丸みをおび、お腹が少し垂れ下がって見える。
 Bcs5
(肥満)
 厚い皮下脂肪に覆われ、肋骨に触れることはできない。腰のくびれはなく、腹部は地面に付きそうなほど垂れ下がっている。顔や四肢にも脂肪が付く。

 

多頭飼いの猫の食事中

 

多頭飼いの猫が肥満に陥る原因

多頭飼いは、同じ空間で生活をしている為、隣の猫のご飯を横取りしたり、取り換えっこをしたりしてしまうことがあります。

 

同じフードを食べている場合は、その子に合った量を食べさせることができないという問題が生じますし、違うフードを食べている場合(子猫用、高齢猫用、病気の処方食など)は肥満や病気の悪化に大きく影響してしまうので更に注意が必要です。

 

また、食べるペースにも個体差があります。猫は本来「だらだら食い」をする生き物です。

 

猫の祖先は砂漠地帯に住み、狩りをして食事をしていましたが、一度の狩りでたくさん捕まえることができないので少しずつ数回に分けて食べていました。

 

現代の猫もその習慣が残っているため、与えられた食事を数回に分けて食べる「だらだら食い」をする猫が多いとされています。

 

しかし、まれに与えられた分だけ一気に平らげる猫がいます。“だらだら食いの猫”と“一気食いの猫”が一緒に食事をしてしまうと、後で食べようと取っておいた“だらだら食いの猫”のご飯まで“一気食いの猫”が食べてしまうという状況が起きてしまいます。そのため、“一気食いの猫”は肥満に陥ってしまうのです。

 

多頭飼いで一部の猫がダイエットする場合の対策方法

多頭飼いの家庭で一部の猫をダイエットさせるためには、その子に合ったご飯を適量与えることが必要です。

 

多くのご家庭は、同じ時間に一斉にご飯を与えていると思いますが、与え方を工夫しなければ横取りや取り換えっこをしてしまいます。ダイエットに繋がる対策法を3つご紹介します。

 

窓の外を眺める猫たち

 

①飼い主さんが食事中に監視をする

時間がある場合は、食事を監視することで確実に与えることができます。特に、食べているフードが異なる場合は、食事中の様子も観察できる為、この方法が良いでしょう。

 

ご飯を与える際は、誰に与えるご飯なのかを認識させるために「○○ちゃん、ご飯だよ!」と名前を呼んでから与えてください。

 

さらに、必ず先住猫から与えることが重要となります。先住猫には、先にこの家に来たというプライドがあります。後から来た猫に愛情を奪われたと嫉妬していたとしてもご飯を先にもらえることで愛情を感じ、プライドを守ることができます。

 

②それぞれ別の部屋やケージで食事をさせる

監視をしていても、どうしても横取りをしてしまう場合や、食べるペースが異なる場合、監視をしている時間がない等の場合は、別の部屋やケージに入れて食べさせます。

 

猫自身が扉を簡単に開けられる部屋もあると思いますので、他の猫が絶対に手を出せない場所で食べさせることが大切です。

 

また、隔離していたことを忘れて外出等してしまわないように注意しましょう。

 

③置き餌をしない

成猫のご飯の回数は、一般的に1日2~3回(BCS3(理想体重)の場合)が適当とされていますが、1日量を1回で与える「置き餌」をしている飼い主さんもいらっしゃると思います。

 

置き餌は、いつでも食べられる状態となり肥満になる危険性が高まる為、あまりオススメできません。

 

肥満猫の場合、1日量を3~4回に分けて与え、与えたフードを残している場合は毎回下げるようにしましょう。

20分以上残したフードを食べない場合や、毛づくろいをしてくつろいでいる場合はお腹がいっぱいのサインとなりますので目安にしてください。

 

ダメになるクッションでくつろぐ猫

 

まとめ

猫がダイエットをするには食事管理が最も重要となります。成長段階で必要な栄養素やカロリー量が異なる為、その時の状況に応じたフードの種類と量を変えていかなければなりません。

 

多頭飼いをしていると、そういった管理が難しくなりますが、食事を与える際に少し工夫をすることで猫ちゃんたちの健康を守ることができます。

 

多頭飼いは、それぞれの猫ちゃんが私たち飼い主にたくさんの幸せをもたらしてくれます。だからこそ、飼われる猫ちゃんたちも幸せに暮らしていけるように、飼い主としてしっかりと務めを果たしましょう。

 

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