世の中は小鳥ブーム。かわいい小鳥を集めた「鳥カフェ」が人気を博し、鳥のグッズを集めた「鳥フェス」も大盛況です。
そんな鳥好きさんにぜひ訪れてほしいのが、野鳥を観察できる「バードウォッチングカフェ」です。飲み物や食べ物を楽しみながら手軽に野鳥が見られると、最近じわじわと人気になっています。カメラを片手に出かけたいバードウォッチングカフェをご紹介します。

 

 

バードウォッチングカフェとは

 

 

バードウォッチングカフェ

郊外型のカフェです。店内には鳥図鑑が

 

その名の通り、バードウォッチング(野鳥観察)ができるカフェです。鳥カフェが都市型なのに対し、バードウォッチングカフェは郊外にあります。外に設置された餌場に、様々な野鳥が飛来しますが、どんな鳥がいつ頃来るのかはその日の運次第。コーヒーを飲みながらゆっくりと待ちます。

全国のバードウォッチング・カフェ

 

 

チゴハヤブサ

チゴハヤブサが獲物を捕まえました

 

バードウォッチング・カフェはまだ少なく、国内に数件ほどしかありません。
2017年8月現在営業しているのは、ザ・バードウォッチングカフェ(北海道・千歳市)、バードウォッチカフェ(北海道・帯広市)、会津ジイゴ坂学舎(福島県・南会津郡下郷町)など、数えるほどです。
ただし「バードウォッチングカフェ」と名乗らなくても、野鳥が見ることができるカフェや、期間限定で開設しているカフェもあります。

 

 

バードウォッチングカフェに行ってきました

 

 

ザ・バードウォッチングカフェ

三角屋根が目印のザ・バードウォッチングカフェ

 

北海道・千歳市にある「ザ・バード・ウォッチングカフェ」に行ってきました。
支笏湖へ向かう道道16号線に面する立地に2014年12月にオープン。看板がさりげなさ過ぎて見落としてしまうので、三角屋根の一軒家を目印にしてください。

 

 

ザ・バードウォッチングカフェ

嶋田忠さんの素晴らしい写真は一見の価値あり

 

このカフェは、動物写真家の嶋田忠さんのフォトギャラリーを併設しています。
嶋田さんは埼玉県大井村(現ふじみ野市)の出身で、日本大学農獣医学部卒業後、動物雑誌「アニマ」(平凡社)創刊に参加。1980年には千歳市に移住し、野鳥を中心に独自性のある写真を撮影しています。カフェは娘さん夫婦が経営。娘である鮎子さんが店長、その夫であるアーロン・ケンプさんがシェフを務めています。
北海道産の小麦粉で作ったパンを使用したホットサンドやコーヒー、自家製シロップを使ったストロベリーソーダやジンジャーエールなどが人気。窓辺に来る野鳥を見ながら、くつろぎのひと時を過ごすことができます。

 

観察小屋で野鳥の飛来を待つ

 

 

ザ・バードウォッチングカフェ

ズームレンズは必需品

 

カフェの奥に観察小屋を設置。野鳥に気配を悟られないように、外から人間が見えない工夫がされています。
バズーカのような超望遠レンズを装着したカメラを掲げた人たちが集い、野鳥の到来を静かに待ちます。
630種もの鳥を網羅した図鑑が用意されているので、鳥の名前がわからなくても大丈夫。初心者でも十分楽しめます。
お店の方や近くのカメラマンに聞くなど、交流を持つのもいいでしょう。

 

このカフェでは、これまで60種以上の野鳥や動物を観察しているそうですが、いつも野鳥がいるわけではありません。穏やかな時間が流れる中で、じっとその時を待ちます。

 

すると、どこからともなく鳥がやってきました。

 

最初の来訪者はカワラヒワ

 

 

カワラヒラ

カワラヒワは全国に生息しています

 

 

黄褐色の羽が特徴的なカワラヒワが餌を食べに来ました。河原でみられることが多いのでこの名がつけられました。
「キリリ、コロロ」と鳴くスズメ科の鳥で、日本全土に分布しています。近年では森林だけでなく、都市部の公園にいることもあるので、目にしたことがある人も多いでしょう。北海道以北で繁殖したカワラヒワは、関東地方より西に冬鳥として渡来するそうです。

 

 

カワラヒラ

ひまわりの種などが好物です

秋以降に数十羽から数百羽のオスとメスが群れになって、集団お見合いを始めます。オス同士が戦って、勝ち残った強いオスだけがメスに求愛できます。つがいになったペアは、絶えず一緒に行動するそうですが、このカワラヒワは、まだ「ひとり者」のようです。

 

素早く木の枝を駆け抜けるエゾリス

 

 

エゾリス

忍者のように素早い動きのエゾリス

 

 

隣の人がシャッターを切り始めたので、「なんだろう?」と覗いてみると、エゾリスが木を駆け上っている姿が目に入りました。
本州にいる「二ホンリス」よりも少し大柄なのが特徴です。北海道の森林や林に棲み、木の上に巣を作ります。どうやら木の上に設置された巣箱をねぐらにしているようです。

 

 

エゾリス

しっぽが日よけになります

 

 

すばしっこく木の上を動き回りながら餌場にやってきました。
16~20cmほどもあるしっぽを頭の上までもたげると、日よけにもなります。
身体の色が夏は茶色、冬は茶灰色に変わります。冬毛になると、耳の毛が伸びてシッポがフサフサになるので、ちょっと雰囲気が変わりますよ。

 

おしゃれな模様がトレードマークのキジバト

 

 

キジバト

キジバトはオシャレさん

 

「デーデー、ポーポー」という鳴き声とともに、今度はキジバトが現れました。
赤紫色の体に、ウロコ模様の背中、首にワンポイントのマーキングを付けたおしゃれなハトです。

 

公園や神社に群れている「ドバト」とは異なる種類のハトで、北海道全域の平地や森林、農耕地周辺などに生息。住宅街や市街地でも姿を見ることができます。

 

 

キジバト

繁殖がうまくいかないと夫婦関係が破綻!

 

つがいで行動する習性があり、このハトたちも仲良く2羽で行動していました。
一夫一妻制ですが、繁殖がうまくいかなかった場合は1回の繁殖だけでパートナーをチェンジすることも多いそうです。

 

静かな時間を野鳥と共に過ごせる空間

 

バードウォッチングカフェ
1時間ほどで、3種もの野鳥や動物を見ることができました。利用上の注意として、必ずドリンクかフードを1品以上注文してください。滞在時間の制限は設けられていませんが、混雑時は席を譲り合いましょう。

この日はお客さんが少なく、小型のパソコンを持ち込んで、作業をしながらゆっくりと観察する人も見受けました。バードウォッチングカフェは、喧騒から離れてゆっくりリラックスすることができます。

新千歳空港から車で30分くらいの場所なので、ぜひ北海道旅行の前後に気軽に立ち寄ってみてください。

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