国民的人気アニメのキャラクターにもなるほど、ハムスターは大人にも子供にも大人気!
少し垂れた目、口いっぱいにエサを頬張って膨らんだほっぺなど、その愛らしさはたまりません。飼育方法は難しくはありませんが、体が小さいため飼い方を間違うと病気になったり、死んでしまうことがあります。
 
ハムスターと長く暮らすために注意すべき点を、ハムスターと暮らしていた筆者がお伝えします。
 
 

元気なハムスターの選び方

元気なハムスターを選ぶには、元気に動き回る時間帯にショップに行ったほうがいいでしょう。
 
ハムスターは夜行性なので、昼間に行くと寝ていることが多く、動き回る姿を見ることができません。夜にペットショップを訪れて、活発な子を選びましょう。
 

手の中のハムスター

 

ハムスターは生後1か月を過ぎてから安定しますので、生まれたばかりの子は避けてください。
 
気に入った子を見つけたら、ケージ越しではなく手に乗せてもらって「耳がピンと立っているか」「目は腫れていないか」「体に異常はないか」を確認してください。
 
ハムスターの種類についてはこちらの記事で解説しています。
 
種類ごとに違うの?ハムスター人気5種の性格、特徴を知ろう!
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ハムスターを育てる環境

ハムスターは臆病者です。家に連れてきたら、まずは環境に慣れるよう、お店で入れてもらった箱ごとケージの中に入れてください。そのままハムスターが自分で出てくるのを待ちます。出てきてもそっと見守ってあげてください。
 
ハムスターの飼育は、「衛生的であること」「温度管理をしっかりすること」「食べ物に気を付けること」の3つを守ることが大切です。
 

ぬいぐるみとハムスター

 

ハムスターを飼うために用意するもの

基本的には人間と同じです。暮らすためには家が必要ですし、その中には食卓、水道、トイレ、お風呂、寝室などが必要ですね。それと同じようにケージの中に必要な設備を整えてあげることをイメージしてください。

 

ケージ

 

ハムスターのケージ

 
ハムスターはあまり活発な動物ではありません。せっかく広い場所に出してあげても、部屋の隅っこで丸くなっていることからもわかるとおり、暗くて狭い場所が大好きです。ケージの大きさはさほど気にしなくていいでしょう。
むしろ安心して潜り込めるような「隠れ家」を設置してあげてください。
 
ショップでは水槽を利用していることが多いですが、あれはお客さんに見えやすいようにしているためです。家で飼うなら回し車や水飲みなどが一体化したプラスチック製の専用ケージの方が、換気がよく、掃除がしやすいのでおすすめです。
水槽で飼う場合は、換気をよくするために、適当な空気穴を設けるとよいでしょう。

 

床材

 

おがくずの上のハムスター

ハムスターは、地中に巣を作る習性をもっているので、必ず敷いてあげましょう。
 
切り刻んだ新聞紙を使用している人もいますが、インクが付いているためハムスターにとって有害になる可能性があるほか、見栄えも悪いので、我が家ではおがくずを敷いていました。
 
ハムスターはトイレを覚えてくれますが、不意にもよおした時でも、おがくずが吸収してくれるので衛生的です。
ただし、おがくずは木のチップなのでアレルギーの原因となる場合があります。心配であれば他の床材を使用するとよいでしょう。猫砂や牧草、紙であれば水に溶けるトイレットペーパーなども床材に適しています。

 

給水機

げっ歯類は前歯が大きいので、噛むとボールが回って水が出てくる給水機がいいです。もともと噛むことが大好きなので、ストレス解消にもなります。水の交換は1日1回、夏場は腐りやすいので1日2回をめどにしてください。

 

トイレ

ハムスターはしつけをしなくても、習性として決まったところでおしっこをしますので、ハムスターがすっぽり入れる大きさの容器に砂を入れてください。
市販のハムスター用砂または猫砂を使用してください。
 
ゴールデンハムスターの場合、位置や違うトイレに変えても自分で探し出しておしっこをしますが、ジャンガリアンハムスターの場合は、いつもおしっこをする位置にトイレを設置するなど、気を使ってあげる必要があります。

 

回し車

 

ハムスター 回し車

 
野生のハムスターは、餌を求めて一日に数十㎞も歩くといわれています。ケージの中には餌が確保され、歩き回る必要はありませんが、本能が歩くことを求めているようです。そうしたストレスの解消や運動不足解消のために回し車があります。
回し車選びのポイントは3つです。

 

    1. からだの大きさに合ったものを選ぶ

ハムスターは種類によって体の大きさが異なります。適切な大きさのものを選んでください。

 

    1. 安全性が高い物を選ぶ

ハムスターはとても弱い生き物ですので、ちょっとしたケガでも命を落としてしまいます。身体などが挟まらないものを選びましょう。

 

    1. 静粛性の高い物を選ぶ

ハムスターは夜行性のため、夜に回ることが多いです。住環境によっては、その音が気になって眠れないこともあります。ハムスターの近くで寝るような場合は、回る音が静かなものを選びましょう。

 

ケージを置く場所

直射日光が当たるや運動不足解消寒暖差の激しい場所や湿度の高くなる場所避けてください。また音に敏感で怖がりなので、テレビやドアの近く、玄関先など、大きな音が出るような場所も避けましょう。
 
部屋で温度が安定した静かな場所で、いつも様子が見える目の高さに置くのが理想です。
もしぶつかってもケージが落ちたりしないように、ゆとりをもった広さを確保しましょう。

 

ケージ・トイレの掃除

ハムスターは縄張り意識の強い動物です。ケージの掃除はハムスターにとって縄張りを荒らされる一大事ですので、毎日掃除をすることでストレスを与えてしまいます。トイレの砂や餌は毎日変え、ケージの掃除は2、3日に1回程度にとどめます。1か月に1回大掃除し、日光消毒ををすれば清潔に保つことができます。
 
飼ったばかりの頃は、1か月くらいは掃除をせずに環境に慣らしましょう。

 

温度・湿度管理

野生のハムスターは砂漠に棲んでいるので暑さに強いと思われがちですが、砂の中などの温度変化の少ない場所に潜んでいるため、極端な寒暖差はとても苦手です。ハムスターが快適に過ごせる温度は20~24度。人間と同じと考えるとよいですね。
 
エアコンを使用し、適切な温度に保つようにしましょう。ただし、エアコンの風が直接当たらないように注意してあげてください。

 

ハムスターのエサ

 

ニンジンを食べるハムスター

 
ハムスターは水のほか、野菜などでも水分を補います。ただしたくさん与えると下痢の原因になるので、ハムスターフードと一緒に毎日少量を与えてください。
 
アニメ『とっとこハム太郎』の歌で「♪大好きなのは~ひまわりの種」とありますが、ひまわりの種は脂肪分が多く含まれておりケージ飼いでは肥満になりやすいので、一週間に数回など少量に抑えてください。
 
その他、ハムスターに与えていいもの・与えられないものを一覧にまとめましたので、参考にしてください。
 

与えていいもの 小松菜、ニンジン、トウモロコシ、ブロッコリー、カボチャ、サツマイモ、キャベツ、大根の葉など
水分や糖分が多いため与えすぎに注意するもの キュウリ、トマト、レタス、リンゴ、イチゴ、ブドウ、バナナなど
カロリーが高いため与えすぎに注意するもの ひまわりの種、くるみ、アーモンドなど
与えてはいけないもの たまねぎ、長ネギ、アボカド、どんぐり、チョコレート
芽キャベツ、ネギ、ニラ、にんにくなど

 
たまねぎや長ネギは貧血、アボカド、どんぐり、チョコレートは中毒や肝機能障害を引き起こすといわれています。与えないのはもちろんのこと、床に落ちているのを食べてしまわないよう、注意を払いましょう。
ハムスターは夜行性なので、夕方1回、朝までになくなるくらいの量を与えてあげてください。

 

ハムスターがかかりやすい病気

人間と同様、ハムスターも様々な病気にかかります。食欲がない、下痢をしている、動きが鈍い、お腹が膨れている、目が腫れているなどの症状がみられるのなら、何らかの病気にかかっていることが考えられます。
 
犬や猫を診察する動物病院は多いですが、小動物を対象とする病院は多くありません。飼う前に、自宅の近くにハムスターを診てくれる病院を見つけておきましょう。
 
以前飼っていたゴールデンハムスターが結膜膿瘍になりました。
これは細菌感染により、べたべたしたものが目につき、目ヤニや涙を伴う病気です。病院に連れて行き目薬を差していたものの結局治らず、膿がひどくなり最後は片目が失明してしまいました。
それでも2年間生きてくれたことにいじらしさを感じます。

 

季節ごとの注意点

春・秋

ハムスターにとって過ごしやすい季節ですが、昼と夜の寒暖差が激しいので、おがくずに潜り込んで体温調節ができるよう床材を多めに入れるなど、寒さ対策を行ってください。

 

夏・冬

ハムスターは、室温が30度を超えると体力を消耗し、5度以下になると体温低下を招き動けなくなってしまうことから、夏と冬の温度管理はかなり重要です。
 
夏はエアコンを使ったり、窓をあけて風通しを良くするなど室温調節をします。冬は暖房が付いているうちはいいですが、就寝や外出など暖房を切るときは、ハムスターのケージ周辺が冷えないようペット専用のパネルヒーターなどを使用し、必ず寒さ対策をしてあげてください。。
 

ハムスターの寿命

 

足の上に乗るハムスター

 
ハムスターの寿命は短く、どの種類でも約2年ほどです。
つまり、家に迎え入れたときから、お別れに向かって命の砂時計が落ちているのです。
 
毛並みがツヤツヤだったハムスターが、あっという間に年を取り、痩せ衰えて天に召されるのを見るのは非常に辛いですが、それが動物と一緒に暮らす者の定めです。一緒にいる時間と思い出を大切にしましょう。

 

長く一緒にいるためにはほどよい距離感も大切

とてもかわいいハムスターですが、人に慣れることはまずありません。
手からおやつをもらって食べることもありますが、残念ながらそれは食べ物が欲しいからであって、あなたの愛情を感じているからではないのです。
 
ハムスターはとても臆病なので、人間に触られるとストレスを感じ、それが原因で死んでしまうことがあります。長く一緒にいるためには、お互いの距離感が大切。遊ぶ時間は短めにして、優しく見守ってあげて下さい。

 

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