推定32歳の元保護猫 ナツメグ。

今年の夏に飼い主に愛されながら亡くなりました。

 

 

 

32歳の世界一長寿の猫

2017年8月29日 推定32歳で世界一長寿だと考えられていたナツメグが死亡しました。

心不全でした。

 

これまでは、ギネス世界記録に登録されている26歳のコーデュロイが世界で最長寿の猫だと考えられてきました。

ナツメグは推定ですが32歳。

猫は1歳で人間の15歳に相当し、2歳でおよそ24歳になるとされています。

その後は1年に、人間の年齢4年に相当する年をとると考えられているので、ナツメグの32歳は人間でいえば144歳だったことになります。

ナツメグは元保護猫

ナツメグの飼い主はイギリス ニューカッスルに住むメグさんとイアン・フィンレイさん夫妻。

ナツメグは元保護猫です。

 

1990年3月にイアンさん夫妻が飼っていた猫のスパイスが家に連れてきたのです。

ナツメグがイアンさんの家に現れたとき、大きな腫瘍が首にできてしまっていました。

 

イアンさんは、ナツメグは捨てられてしまったのだと考えました。

猫をまずは家の中に入れ、それから獣医に連れていきました。

 

「ナツメグを獣医で健康診断してもらいました。その結果、歯の状態から少なくても5歳にはなっているとのことでした。それから27年間私たちはナツメグを飼っています。彼はどこに行けばうまくいくか知っていたのでしょう。そして私の妻のことが特に大好きでした。」

 

首に大きな腫瘍があったナツメグですが、治療後はすっかり元気になりました。

それから27年間、子供がいないフィンレイさん夫妻は先住猫のスパイスとナツメグを愛し、かわいがってきました。

特に2000年にスパイスが亡くなってしまった後は、いつも一緒でした。

結婚記念日を祝ったり、愛する人を悼んだりするときも。

 

「ナツメグはうれしいときも悲しいときも、いつも私たちと一緒でした。」

 

そして、ナツメグが家に来た3月を誕生日として毎年祝ってきたそうです。

 

 

イアンさんたちは、マグロやクリーム、ローストチキンなどをナツメグのおやつにあげていたそうで、これが長生きの秘訣だとか。

そしておうちの中にナツメグ専用の部屋もありました。

 

「私たちはナツメグをずっと甘やかしてきました。私たちはいつもナツメグが猫だというよりも人間であると思っています」

 

大病を乗り越える

イアンさんたちは動物病院Westway Veterinary Centreを訪れるまで、ナツメグが世界最高齢であること知らなかったそうです。

 

「私達はナツメグが世界最高齢であることを誇らしく思いますが、彼は私達にとってはかわいいペットです」

 

2015年にナツメグは脳卒中になり一時は命も危ぶまれ、獣医には安楽死も考えておくように言われてしまいますが、奇跡的に回復しました。

 

「私達はもし彼が死ぬなら、私達と一緒に家にいさせようと決めました。しかし、ナツメグはゆっくりとですが回復したのです」

 

 

ナツメグはかわいい息子

ナツメグはそれから家の中でゆったりと暮らしてきましたが、今年の8月になって呼吸困難に陥り、獣医に運ばれましたが心不全のために亡くなりました。

 

「私達は心が引き裂かれたように感じます。ナツメグは私達のかわいい息子でした。信じられないほどあっという間に悪くなってしまったのです。ナツメグは歯の状態が悪く、息をするときに雑音もしていました。私達は彼が病院へ行ったらもう家に戻ってこられないだろうということを分かっていました。その事実が慰めでもあります」

 

飼い主のフィンレイさん夫婦はナツメグの死を悲しみ、これ以上動物と別れる悲しみに耐えることはできないと今後は猫を飼わないと決めているそうです。

 

「ナツメグが良い猫生を送ったことは明らかです。私達は彼を甘やかしました。私達はもう少し長く愛するナツメグとの時間を持ちたかった。しかしそれは私達のわがままです。彼は高齢になっていて亡くなってもおかしくない年齢です。彼はやせてきていましたし、気力もなくなってきていたかもしれません。ナツメグは今きっといたずらをしているでしょう」

 

現在では20歳を超える猫もそんなには珍しくなってきましたが、32歳とは猫としては驚くべき長寿です。

しかもなくなる寸前まで病気はありましたが、自分の足で歩き自分で食事を摂っていました。

 

何歳になろうと、どんな病気であろうと家族であり愛する存在であったペットとの別れは悲しいものです。

しかし、ナツメグは通常の猫の生きる年齢をはるかに超えて飼い主のもとにとどまってくれました。

十分、飼い主の愛情にこたえられたと思います。

フィンレイさんの考えたとおりナツメグは病気の状態で捨てられた可能性が高いと思いますが、フィンレイさんと出会い過ごした27年間は幸せに満ちたものだったでしょう。

 

筆者も何年でも何十年でもペットと一緒にいたいときっと願うと思います。

愛するペットとの別れはどんなものであっても悲しく、34歳の寿命を全うしたナツメグは十分に愛情に応えたと思いますが、それでももう少し一緒にいたかったというイアンさんご夫婦の気持ちは痛いほど理解できます。

 

 

出典

World’s ‘oldest cat’ Nutmeg dies at 32 or 144 in cat years | Daily Mail Online

World’s oldest cat dies at the age of 32 (that’s 144 in cat years) | Metro NewsMeet

the world’s OLDEST cat: Nutmeg the grumpy tabby is going strong at 31-years-old | Nature | News | Express.co.uk

 

 

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