名前:ヒロ(女の子)
年齢:13歳

 

 

柴犬との出会い

2005年4月、離婚することになりました。

 

合意の上であるので後悔はなかったのですが、当時は借家に住み、相手に子供もいたため急に2人もいなくなれば、慣れるまで物足りない気持ちになるだろうと思いました。

 

そこで、幼い頃から心に秘めていた「独力で犬を飼う」という思いを実現することにしました。不幸中の幸いであり、グッドタイミングでもありました。

 

ある日、近所のペットショップへ行くと、ケージに入った1匹の柴犬がいました。

 

大売り出し中との看板もあり、価格を見ると相場よりもかなりの安さでした。知る限り、相場の半額以下の価格で、破格と言えたでしょう。実際、売れ残りであったようで、わたしが近づくとかなり人に慣れているらしく、嫌がる素振りもしませんでした。

 

しかし狭いケージが苦手だったようで、イライラした感じでウーウー言い出しました。

 

実家にいた頃メスの雑種犬を飼ったことがあり、非常に扱いやすかったことを覚えていました。

 

「1人で飼う時もメスだ」と思っていましたし、ケージの中の柴犬もメスでした。ほとんど直感で、店員に引き取り予約を申込みました。

 

なぜ柴犬を選んだのか?

 

我が家の事情と選ぶポイント

高校生の時、実家でメスの雑種犬を飼い始めました。

 

それまで「犬を飼うならオス」という家族の意向がありましたが、わたしがたまたま近所の交差点で拾い上げ、逃がすこともできず、そのまま飼うことにしました。

 

現在とは違い室外で飼い、浪人生の時には毎日の散歩が気分転換になりました。その雑種犬は日本犬のような姿をし、散歩へ行くと柴犬と間違われたことがありました。

 

そのため、次に自分で飼うなら柴犬がいいと思いました。

 

他に比較していた犬種

また、柴犬以外では日本スピッツに興味があります。残念ながら、今の柴犬に一目惚れのような出会いをし、日本スピッツとは縁がありませんでした。もう一匹飼うなら日本スピッツにするか柴犬にするかで、迷ってしまうかもしれません。ではなぜ日本スピッツかと言えば、わたしが幼い頃日本スピッツを飼っていて、農薬散布が原因で亡くなってしまったからです。今では行われていないでしょうが、

 

なお、今の柴犬を選ぶ際、離婚した時なので家の事情等は考慮しませんでした。

 

よくよく考えれば借家に犬と「二人暮らし」であったので、実に贅沢な月日を過ごしていたと思います。

 

迎える準備はどうしたか?

特別に迎える準備等はしませんでした。

 

住まいの環境

離婚した元妻とその子が出ていった、その日のうちにペットショップから連れて来ました。当日はケージ等もなく、座椅子をあてがってわたしの横に寝かせました。

 

しかし、基本的には木造建ての借家であったので、2階の2部屋のうち1部屋を彼女の居場所にしました。

 

ご飯の選び方と選んだフード

連れて来た翌日、近所の総合ストアへ行き、ケージやドッグフード等を飼いました。

 

実家で犬を飼っていた時は、いわゆる猫飯で済ませていました。けれども時代が変わったことを学び、ドッグフードのみを与えることにしました。そうは言っても、当時のわたしは派遣社員だったので、それほど給与が恵まれていた訳ではありません。選んだものは総合ストアのオリジナルフードです。最も安価であったので、コスト的にはちょうど良かったと思っています。

 

おもちゃ

おもちゃも総合ストアで飼いました。当時は外勤であったので、留守番を覚えさせる必要がありました。使ったおもちゃは、定番のコングです。
朝、オヤツのクッキーを詰め、与えた後そっと出て行きました。

 

だんだん慣れてくると、とっとと食べてしまい、鳴かれたこともありましたが、時間が解決してくれました。
ちなみに今では、「行ってくるぞ!!」と言っても、平気な顔でお見送りをしてくれます。

 

柴犬を迎えてみて実際どうだった?

 

 

犬自体に関しては、これといった想像はしていませんでした。

 

ただ、室内で自分の側で「オテ」と言ったらオテができればいいな、と思っていましたが、そういうことに関しては、確かに想像通りかもしれません。

 

しかし結構オテンバで、部屋の中で走り回るのが好きでした。

 

特に覚えているのが、連れて来た当日です。

 

開放感があったのか、部屋中を興味津々で駆けずり回っていました。そんな中で初めて名前を呼んだ時、キョトンとした顔をしました。

 

すっとぼけた感じは、今でも変わっていません。

 

柴犬のお散歩

散歩に関しては、経験があるのでそれほど困りませんでした。

 

ただし長い間ペットショップにいたので、人に慣れすぎている面がありました。みんな良い人という思いがあったのかもしれません。特にバイクに乗った人を見掛けると、追い駆けようとしました。

 

当初は戸惑いましたが、時間の経過と共になくなりました。

 

柴犬のしつけ

さらにしつけで言えば、最も困ったのがトイレでした。

 

大袈裟かもしれませんが、完全に覚えてくれるまで1年は掛かったかもしれません。たとえば会社から帰宅し、部屋を見るとトイレトレーがひっくり返り、あちこちに「カリントウ」が散らばっていました。

 

しつけスプレー等も使いましたが、全然ダメでした。

 

どうしようかと思っていたところ、テレビで見た獣医を思い出し、彼のブログにアクセスしました。

 

すると犬の習性を使えばトイレのしつけは簡単、との言葉があり、やり方も書いてありました。その通りにしたら、あっさり覚えてしまい、思わず涙が出そうでした。

 

同時に、こんなものかという空虚な思いもあり、自分が恥ずかしい気持ちになったことも確かです。

 

うちの柴犬のここが可愛い!

 

正直、可愛いという感覚はないです。とぼけた野郎だ、というのが率直な感想です。

 

今でも覚えていますが、近所の公園へ散歩に行った時のことです。中央付近に噴水があるのですが、ひと気がなかったのでリードを外しました。すると喜び勇んで噴水へ向かい、ぴょんと縁に跳び乗りました。

 

しかし水があったのでコントロールが効かず、ズルズルズルズル滑ってしまい、そのまま噴水に落ちました。

 

浅い噴水なのですぐに跳び出してきましたが、全身ビショ濡れでブルブルブルッと体を振りました。

 

わたしは気が付かなかったのですが、目の前のベンチにカップルがいて、二人共いきなりのことで驚き、「ひゃ~」と言いながら飛び退きました。わたしは独りで可笑しくなり、腹を抱えて笑ってしまいました。しかしカップルに申し訳なかったので平謝りし、再びリードを付けました。

 

以来、ひと気がなくても公園等でリードを外すことはしませんが、とぼけた野郎であることに間違いはありません。

 

けれども柴犬でありながら、めったに鳴くことはないです。

 

耳にしたことがあっても数回程度で、飼い始めた時から変わっていません。鳴いたシーンで覚えているのは、散歩中にオスの柴犬と戯れた時です。ワンッ、と実に柴犬らしい声でした。

 

めったに鳴かないので、近所の人に「喉の手術でもしたのかと思った」と言われた時は、内心少し腹が立ちました。

 

またできたら子供が欲しいと思っていたので、避妊はしていません。

 

結局チャンスは巡って来ませんでしたが、代わりのようなことはしました。茶トラのメス猫も飼っていますが、生後数ヶ月程の時に拾って来ました。まだ乳離れができず、うちの柴に乳を求めました。最初は嫌がっていましたが猫の根気に負け続け、終いには自分からあげるようになりました。

 

実子を産まなくても養子を育てたようになり、大きな仕事をしたと思っています。

 

実際に飼ったからこそオススメできる柴犬の魅力

柴犬の魅力は、何と言っても野性味があり忠実なところです。

 

先で噴水に落ちたエピソードをお話しましたが、まさに野性味があるからこその出来事だったと思います。またうちの柴は、小型犬に全く興味がなく、大型犬を見掛けると必ずちょっかいを出していました。

 

10歳頃から大人しくなりましたが、野性味の現れと同時に負けず嫌いなところもあったのでしょう。

 

また、忠実なところは、飼い主の側を離れようとしない点です。

 

分離不安のような病気ではないですが、始終飼い主の意向を伺おうとし、常に命令を待っています。もちろんリラックスしている時もあり、犬には犬なりの感覚があるようです。さらに猫を飼い始めた時、わたしが猫をかまうと、必ず間に入って来ました。もっともこれは忠実さと共に嫉妬心もあったのかもしれません。

 

しかし、基本的には健気で従順な性格であり、だからこそ無碍にしてはいけないとも感じられます。

 

以上のほか、柴犬は日本犬であるので、日本の気候に慣れていることです。

 

夏の暑さも冬の寒さも、一緒に凌ぎ切ることができます。
室内で飼っても室外で飼っても、日本にいるのであれば、実に飼いやすい犬種でしょう。

 

ただし、余計なことを言えば、しつけを間違えるととんでもないことが起きるかもしれません。

 

わたしの場合、売れ残りであったことが幸いし、人にも動物にも慣れていたので傷害事件のようなことに遭遇しませんでした。けれども、生後3ヶ月程度で飼い始めれば、一から飼い主が色々なことを教えなければなりません。

 

野性味があって忠実であるということは、それだけ活発になります。

 

経験上、うちの柴は7歳頃までかなりオテンバでした。こういう点を十分注意すべきかもしれません。

 

 

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