
ティンバーウルフを実際にあげていて感じること
どんなわんちゃんが食べているの?
蘭丸:ボーダーコリー(男の子)8歳4ヵ月
まりも:トイプードル(女の子)8歳3ヵ月

蘭丸とまりもの運動量は?
朝30分と夕方1時間お散歩しています。
ボーダーコリーの蘭丸は5歳まではディスク競技をさせていたので、散歩に加えてディスクの練習を1時間していました。
家の中はフリーにしているので24時間自由にさせています。
これまでどんなフードをあげていたの?
犬種の違いを考慮してボーダーコリーの蘭丸は1歳になるまではニュートロを、トイプードルのまりもはロイヤルカナンを食べさせていました。
ただ、蘭丸は胃腸が弱いのか、やや軟便が続いていました。まりもは反対に黒くて固い便をしていました。
1歳過ぎ頃にディスクと出逢い、そこからアスリートの体調管理が必要だったこと、また限られた短い時間を、できるだけ一緒に過ごしていたいという想いから、直接口にするフードから見直すことにしたのです。


ティンバーウルフを選んだ理由は?
まず最初は、ディスクをする上で怪我の予防をはじめとしたアスリートの体づくりの観点からフードを勉強することにしました。
激しい運動をすると筋繊維に損傷が起こり、たんぱく質の分解が進むので、運動直後にたんぱく質を摂取することが重要であるということから、まずは良質なたんぱく質を含むフードに着目しようと考えました。
そこで調べていくうちにオーラルライフステージと言って、犬種、世代によってフードを変える必要性はないことがわかりました。高品質なたんぱく質を含み、消化によく、関節の健康と脳機能を促進する必須脂肪酸を含むがフードが好ましいと思い調べていきました。
ベニソン(鹿肉)は、グルコサミンとコンドロイチンを補給し、関節の健康をサポートしてくれ、ラム肉は高品質のたんぱく質と脂肪の供給源であり、筋肉と脳の働きを助けることがわかりました。
これらを含むフード、そして、蘭丸の便が柔らかいこと、反対にまりもの便が固いことを考慮して、腸内でよい働きをする善玉菌『プロバイオティクス』、善玉菌の活動を促進する成分『プレバイオティクス』を配合したフードを探したところ、ティンバーウルフに辿り着いたのです。
フードを選ぶ際のこだわりポイント
そもそも犬は肉食です。腸が短いために穀物の消化には適していないのです。
うちではフードのトッピングに鶏肉あるいは馬肉と、カルシウムの摂取目的で出汁をとったあとの煮干し、腸内環境を整える目的と歯石の付着を和らげるためにプレーンヨーグルト、また腸内環境を整える目的と疲労を蓄積しない作用をもつ、『エビオス錠』をサプリ的に定期的に摂取させています。
あくまでも私が勉強した限りの範囲でのことですが、フードを勉強していて気づいた事のひとつに、安価に市販されているペットフードはたいてい穀物が使用されているということです。
ペットフードに穀物が使用される理由は栄養価を考慮したものではなく、穀物は安価で入手しやすく、加工も施しやすいためです。
たんぱく質からエネルギーを吸収させるよりも、穀物のような炭水化物からエネルギーを吸収させるほうが安価なのです。
その点を踏まえて私が特にこだわっていることは、高タンパク質・低炭水化物・穀物不使用のフードです。
もうひとつこだわっている点は、栄養素の偏りを避け、異なるたんぱく源をもつフードをバランスよく摂取でき、また同一の食材を常に与え続けることによって引き起こされるアレルギー、肥満、抵抗力の低下を起こさせないためにも、フードのローテーションを行っています。
腸内環境を整えてくれる『プロバイオティクス』『プレバイオティクス』は、私たちが食すプレーンヨーグルトに含まれていますので、プレーンヨーグルトをトッピングすることで補うことはできます。
ですからこれに関してはフードに含まれていなくてもあまり気にしなくてもよいかと思います。

蘭丸の軟便は体質によるものや、フードの相性などもあるかと思いますが、まりもの黒く硬い便はビートバルブによるものかもしれないとフードを勉強していくうちに思い始めました。
ビートバルブとは、甜菜(てんさい)の搾りかすで甜菜に含まれる食物繊維と言われています。
しかしこのビートバルブを簡単に抽出するために、硫酸系の化学薬品を使用します。この薬品が残留しており、その薬品は便の排出を促す神経伝達を遅らせる働きをもつため、その結果便が固まるというものです。
つまり便を固まらせ、長い間腸内に便を留まらせることで便に含まれる水分中のアンモニア臭が消えることで、便の臭いを抑える働きをするという原理です。
便の量と臭いを抑えることで人間が処理しやすいようにするものです。
必要な成分だと思いますか?

ティンバーウルフを食べ始めてから2匹の健康状態は?
ティンバーウルフに食事を変えてから、ディスク競技での怪我の頻度は低くなりました。
また競技後の体力の回復が早いのも実感しました。
また蘭丸もまりもも被毛の艶がよくなったように感じます。便の状態も健康そのものです。

蘭丸は去年の定期検診で、心臓弁膜症を患っていることがわかりました。
定期的に診てもらっていたため初期の段階で診断され、現在も内服治療はまだ必要としていません。
弁膜症が判明してからは運動量を落としましたが、高タンパク質のフードであるためか、筋肉は程よく保たれており、運動量が減っても肥満になることもなく過ごしています。
まりもは犬なのに散歩があまり好きじゃないようで毎日散歩するわけではなりませんが、まりもも運動量が少ないからと言って肥満になることもなく、健康を保っています。


飼い主として思うこと
蘭丸とまりもを家に迎え入れたときは、病院やペットショップなどで推奨しているフードがいいものだと思っていました。
しかし、フードを勉強していくとそれは間違いであることがよくわかりました。
悲しいことにペットビジネスと深く関連していることもわかりました。
そんな中で縁あって家族になれた蘭丸とまりもは人間ではなく、犬です。
寿命の短い家族です。言葉を持たない家族です。
フードについて勉強してティンバーウルフのほかにも、調べた中でよいと思われるフードもローテーションして食べさせたりしています。
その中でも特にらんまるとまりもに合っていたフードがティンバーウルフであるだけで、絶対的にいいフードというのはないのかもしれません。体質に合っているかなど、与えてみないとわからない部分は大いにあると思うからです。
命をあずかった瞬間から私たち飼い主にはこの子たちを守る責任があると思います。
フードについて勉強して、この子たちによさそうと思うフードを健康面はもちろんのこと経済的な面などのことも考慮して、その家族にとって最良のフードを与えることは、最低限の私たち飼い主の責任だと私は思うのです。
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