北海道・登別市にある「登別マリンパークニクス」は、まるで海洋生物の美術館。
外観やディスプレイにバブル期の「やりすぎ感」を残しながらも、数々の繁殖賞を受賞するなど、正統派な水族館としての側面も持ち合わせています。
「見る」「触れる」「体験する」の三拍子そろったマリンパークニクスに行って来ました。

 

登別マリンパークニクスヒストリー

 

登別マリンパークニクス
 

開園はバブル真っただ中の1990年、大きなショルダーフォンを持って「しもしも~」と言っていた時代です。当時のキャッチコピーは「北欧ロマンと海洋ファンタジー」で、大道芸などを行うなど、テーマパーク的要素が強い施設でした。

開園2年目までは順調に集客できていたものの、3年目にはバブルの崩壊とともに赤字に転落。
登別市と民間企業による第3セクター方式で運営していましたが、民間企業が撤退したため、登別市が事業を丸抱えする事態となりました。

 

その後、登別市は税制などの優遇措置を取ることで、札幌市に本社を置く加森観光に経営権を譲渡し、現在に至ります。

 

コミカルなショーがおすすめのおたる水族館
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主な海洋生物・見どころ

最初はテーマパーク的要素が強かったマリンパークニクスですが、現在では大道芸などのパフォーマンスを封印し、イルカやアシカのショーや、ペンギンの行進など、水族館らしさを前面に打ち出しています。

 

バブルの面影

 

登別マリンパークニクス
 

入館すると、登別とは縁もゆかりもない、デンマークのイーエスコウ城をモデルとした「ニクス城」に迎えられます。
なんと、このお城が水族館です。

 

登別マリンパークニクス
 

最初のキャッチコピーである「北欧ロマンと海洋ファンタジー」を演出するために、館内の至る所に絵やオブジェ、小物などが置かれています。額のようなレイアウトの水槽から、美術鑑賞的な楽しみ方をコンセプトとしていることがわかります。

 

マリンパークニクスの顔「サケビクニン」

 

サケビクニン
 

マリンパークニクスでは、繁殖も盛んに行われています。
特に「サケビクニン」は繁殖成功例が多く、どの水族館よりもたくさんの姿を見ることができます。
サケビクニンは水深55~913mに棲む深海魚で、ウロコがなく全身がプニョプニョ。昨今の深海魚人気もあり、全国の水族館から展示したいとオファーが来ているそうです。

 

エイやカブトガニまで触れるタッチプール

 

登別マリンパークニクス タッチプール
大きなタッチプールには、ナマコなどのキモワル系から、エイなどの危険系、カブトガニなどのメズラシ系まで、様々な生き物が放たれています。あまり負担を与えずに、そっと触って感触を確かめてみてください。

 

飼育員が作るアート

 

登別マリンパークニクス アート
 

あまりの完成度の高さに、業者が作成したオブジェと思いがちですが、実はこれ、飼育員の荒谷英男さんの作品なのです。
「芸術家飼育員」の異名をとるだけあって、どれもこれも傑作ぞろい。館内のリリーフやイラストも荒谷さんの作品だそうなので、どこにあるか見つけてみるのも楽しいですよ。

 

さっそうと行進するペンギンパレード

 

登別マリンパークニクス ペンギンパレード
 

ニクス城を背に、さっそうと歩くペンギンのパレードは大人気。
首筋が黄色いのはキングペンギンです。体長は約90㎝と大柄で、発見当時は世界最大のペンギンと呼ばれていましたが、その後、もっと大きな皇帝ペンギン(約130㎝)が発見され、キングの面目は丸つぶれになってしまいました。

 

他にもケープペンギンとジェンツーペンギンがいます。

 

アザラシが回る巨大リングプール

 

登別マリンパークニクス アザラシ
 

世界でも珍しいリング式プールを回るのは、「ゼニガタアザラシ」です。
身体の模様が古銭に似ていることからそう呼ばれています。いつも「ルパン、逮捕だ~」と叫んでいる「とっつあん」とは関係ありません。運がよければ3頭同時に回る姿を見ることができます。

 

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コミカルなアシカ&オットセイショー

 

登別マリンパークニクス アシカ&オットセイショー
 

ボールを使ったり、ジャンプをしたり、楽しいショーを繰り広げます。
観客参加のコーナーもありますので、遠慮せずに積極的に参加してください。

 

ちなみに、アシカとオットセイの違いは分かりますか?
プールでよく観察して体の大きさや耳の形などを観察してください。

 

ダイナミックなイルカのジャンプ

 

登別マリンパークニクス イルカ
 

「バンドウイルカ」と「カマイルカ」の2種類のイルカが、交互にショーを行います。
バンドウイルカは体長2~4mほどで、世界中の水族館で飼育されています。

 

カマイルカは1.7~2.4mほどの小型のイルカで、登別沖にも生息しています。現在ショーを行っている4頭のカマイルカは、漁船の網に引っかかっているところを保護されたそうです。野生動物でも訓練をすれば、ショーが行えるのですね。

 

夢のようなイワシの銀河水槽

複雑に餌を撒くことで、約1万匹のイワシが音楽と光に合わせて華麗な舞を繰り広げます。

 

登別マリンパークニクス イワシの銀河水槽
 

最初はゆっくりと流れに任せていたイワシが徐々にうねりとなり、光を浴びて星のようにキラキラと輝き始めます。
エンディングが近づくと次第に何もなかったかのように静かな流れに戻り、ショーが終了します。
音楽やライティングのテーマは四季折々に異なるので、何度来ても飽きることはありません。ぜひ見逃さないでください。

 

裏方ツアーに参加してみよう

 

登別マリンパークニクス 裏方ツアー
 

「バックヤードを覗いてみたい」「イルカに触れてみたい」という人のために、ニクス城や、イルカショーの舞台裏を見ることができるオプションが用意されています。大水槽に餌を撒いたり、イルカにジャンプの指示を出したり、お金では測れない経験をすることができるでしょう。

 

大人向けの特別企画もあります

 

登別マリンパークニクス 大人の一日飼育員体験
 

水族館好きの大人には4月19日の「飼育の日」がおススメ!
この日は毎年「大人の一日飼育員体験」を実施しており、事前の予約でイルカ、アシカ・アザラシ、魚・ペンギン、爬虫類の4か所で、飼育員体験(有料)に参加することができます。
餌をあげたり、ショーのアナウンスをしたり、水族館好きには夢のような一日です。
参加者は動物好きばかりなので、趣味の合う人との思わぬ出会いがあるかもしれませんよ♪

 

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