
私がボーダーコリーとトイ・プードルを飼ってよかったと思うワケ(蘭丸&まりも)
名前:蘭丸(男の子)
年齢:8歳4ヵ月<トイ・プードル>
名前:まりも(女の子)
年齢:8歳4ヵ月
家族構成:夫、私、息子5歳、蘭丸、まりもの5人家族
蘭丸とまりもとの出会い
2009年、まだ主人とは出逢っておらず独身でした。
当時、私はペットショップでトイ・プードルのまりもに出逢いました。
なぜかその犬だけを目で追う自分がいて、ショーケースの隔たりを疎ましく思ったのは初めてでした。
結局そのトイ・プードルを家に迎え入れることになったのですが、それから予防接種をして近所の公園で散歩をするようになると、そこにはたくさんの犬が散歩をしていました。
そんな公園で、小型犬が多い中、あまり見慣れない子犬と出逢いました。それがボーダーコリーの蘭丸でした。
公園で散歩中に出逢ったとはいってもドラマチックなものとは程遠く、おじちゃんおばちゃんたちに交じって散歩をしている中で、うちのまりもがボーダーコリーの蘭丸に馬乗りになって転がって遊びだしたのです。
そしてのちに旦那となる蘭丸の飼い主にまりもが懐き、蘭丸が私に懐いて離れないという状況がうまれ、飼い主同士も徐々に話すようになりました。
それからしばらくして一緒に暮らし出して結婚に至り、蘭丸とまりもと一緒に暮らすことになったのです。
トイ・プードルってどんな犬?
関連記事

なぜボーダーコリー、トイ・プードルを選んだの?
我が家の事情と選ぶポイント
まず私の場合ですが、特別トイ・プードルが飼いたいと思っていたわけではありませんでした。ひとめぼれというやつですね。
しかし私は動物を今まで飼ったことがなかったので真剣に考えました。命を預かるわけですから簡単に決めたらいけないと、もう一度冷静になって考えようとまりもと出逢ったペットショップから一旦帰りました。
でもその日からというもの、あのトイ・プードルが忘れられず、自分の気持ちを確かめるつもりでありとあらゆるペットショップを見てまわりました。
しかし、あの衝撃というか心を鷲掴みにされた感覚はどの犬に触れてみても、また同じ犬種のトイ・プードルに触れてみても感じることができずに、「やっぱりあの子に会いたい」と改めて確認できたのです。
ただ、犬を飼うにあたっての知識も心構えも足りないと思った私は本屋さんへ直行しました。“トイ・プードルの飼い方”的な書籍を読みあさり、何冊か購入し毎日読んで迎える準備を始めました。そして意を決して引き取り予約をしたのです。
ボーダーコリーの蘭丸と主人の出会い
主人が経営している会社の取引先の方から、ブリーダー崩壊しそうな犬舎があって子犬がたくさんいるからもし引き取れるなら引き取れないかと相談を受けたんだそうです。
そして早速会いに行き、出会ったのが蘭丸でした。
7匹ほど兄弟がいたそうで、そんな中で一番周りの様子を観察しているような子犬だったようで、しばらく主人の様子をよく伺って、に駆け寄ってきたのは兄弟の中で一番最後だったと言っていました。
インスピレーションもあり蘭丸に決めたと話していました。
ボーダー・コリーってどんな犬?
関連記事
迎える準備はどうしたか?
私も主人もですが、本で一通りのノウハウを詰め込んでケージ等の必要物品をそろえていました。
私の場合、方向音痴なこともありあまり土地勘もなかったので、ペットショップが推奨する動物病院の場所の確認などもしていました。
住まいの環境
私も主人も共に、最初はケージを準備して、外出時のみケージ管理、在宅時はフリーというスタイルにしていました。
結婚してともに暮らすようになってから話し合い、うちの場合はですが外出時ケージで管理するのはなんだか可哀そうな気がして、ゴミ箱や食べ物などの管理場所を変更するなど危険な状況は排除した状態で、まずは1時間から外出時フリーにしてみて、と徐々に時間を伸ばしていって問題がないことを確認してから24時間フリーにしました。
ケージはそのまま解放した状態で設置しておいて、入りたいときに入れるようにしておきました。
最初の頃だけ蘭丸が寝るときにケージに入っていましたが、そのうち家では全く入る気配はありませんでした。
まりもは
最初からケージ嫌いで寝るときは決まってベッドで寝ていました。日中はペットベッドやクッションなどで過ごすことが多いようでした。
帰宅するとペットベッドやクッションにまりもの抜け殻の跡がついていたので(^^♪
ご飯の選び方と選んだフード
最初私はペットショップで与えていたフードを継続して与えていました。ただ、時々全く食べたがらないことがあったり、便が黒く硬いことも少し気にはなっていたのですが、「こんなものなのかな」程度に思っていました。
主人もペットショップや動物病院が推奨するフードを与えていたようで、蘭丸が軟便だなと思ってはいたようですが、私と同じく「こんなものなのだろうか」といった感じだったようです。
一緒に暮らし始めた当初は蘭丸とまりもは別々のフードを食べていました。
それからしばらくしてディスクとの出会いがあり、ディスクドッグというアスリートの体を作り上げることをきっかけに、直接この子たちが口にするフードがいかに重要かということに気付きました。
それからは、できるだけ長く一緒に過ごすために、家の場合はですが、犬種によってフードを変える必要がないと判断し、高たんぱく、低炭水化物、穀物不使用のフードに生肉やプレーンヨーグルトなどのトッピングを添えて与えるようにしています。
現在はティンバーウルフのフードをローテーションで与えています。
ティンバーウルフをあげてみて思うこと
関連記事
迎えてみて実際どうだった?
もうひとつギャップというのであれば、小型犬を飼っていた私が蘭丸に心を奪われ、中型犬を飼っていた主人がまりもに甘いという、結局小型犬、中型犬の好みなんてなくて、相性というかなんとかいうか、そういう点も本当に人間と変わらないなと感じる毎日です。

お散歩
まりもは犬のくせに散歩嫌いで暑いのも寒いのも苦手です。
反対に蘭丸は牧羊犬なだけあってお外大好き運動大好きの筋肉おバカでした。
ディスクに出逢ったこともあり、毎日ディスクを追いかけて全力疾走していました。
今は弁膜症を患っていることや歳も歳ですのでもうディスクは引退しましたがお散歩が大好きなのはかわりません。

しつけ
しつけに関してはボーダーコリーもトイ・プードルも頭のいい犬種なこともあってか、困ることはありませんでした。
教えればすぐに入るといった感じです。
ただ、ボーダーコリーは頭がいい分、人間がコントロールされてしまうと人に怪我をさせてしまったりなど、制御が利かなくなることがあるので、1歳になるまではかなり厳しくしつけたと思います。
蘭丸が本気を出すとまりもに怪我を負わせる可能性は大いにあると思ったのでしつけに関しては主人と徹底して行いましたが、蘭丸は穏やかな子なので大して困ることはありませんでした。
ですが穏やかとはいっても雄です。それまでは吠えることはなかったのに、3歳を過ぎたあたりから雄の犬と散歩ですれ違うときなどに威嚇するようになってきました。
大人になったことで威厳を保とうとするのでしょう。
なので他の飼い犬に怪我をさせないように、どんなに興奮しても指示が入るようにしつけをしてきました。
蘭丸、まりもに共通してですが、それぞれが違うしつけをしてもただ混乱するだけで意味がないと思うので飼い主のしつけのやり方を合わせることが重要だと思います。
うちの蘭丸&まりものここが可愛い!
蘭丸は見掛け倒しといいますか、見た目はかっこいいといわれることが多いのにとにかくダサい(;’∀’)
ディスクでジャンプキャッチしようと大ジャンプしたつもりが、3㎝くらいしか飛んでいないとか、まりもとケンカしても勝ったためしがないとか、まりもが怖いから目を合わせず遠くを見ながら吠えてみるとか、まりもにご飯を横取りされても何も言えないところとか(^^)
とにかくダサ可愛いです。息子におもちゃにされてもじっと耐えているところとか。

まりもはThe女!といった感じで、要領がいいというか、都合が悪いことは全部蘭丸になすりつけるところとかいいとこ取りをするところとかが見ていて気持ちいいくらい。
ヨコシマさが爽快です(^^)
自分が寝ているときは、蘭丸が少しでも足音を立てるだけで怒りますし。
ですが、本当は優しい子で、蘭丸が私に甘えるから自分はしれっとしている風に装って本当はゆずっているんです。本当にいい子たちです。
もう少し蘭丸に優しくしてもいいとは思いますが。

実際に飼ったからこそオススメできるボーダーコリー、トイ・プードルの魅力
ボーダーコリーの魅力は何といっても真っすぐさですかね。誠実、悪く言えば要領が悪いというか。
また運動量を必要とする犬種ですからディスクとの出会いは本当にキラキラした思い出になりました。
今はもうディスクはさせられませんが、犬との信頼がないと成り立たない、あの一体感を感じれる瞬間は今も胸を熱くします。
お互いがお互いに心を預けるあの瞬間。楽しい思い出です。
トイ・プードルの魅力はやはり可愛さですね。
ヘアカットの種類も豊富だし蘭丸と違って全然毛も抜けないし。頭がいいので程よいわがままさですぐに抱っこしてしまいます。甘え上手なところが魅力です。
犬種に限ったことではないですが、ふたりとも人の心に寄り添うのがとっても上手です。
これまでどれだけこの子たちに救われてきたことか。

息子が先天性の心疾患だと妊娠中からわかっており、産まれてからも過酷な時間を過ごしてきましたが、そんなときもそっと隣に寄り添ってくれたのが蘭丸とまりもでした。
どうして神様は犬に短命という宿命を与えたのか。犬に長生きしてほしいと願うのは人間のエゴなのでしょうか。
それでもやはり私はこの子たちと少しでも永くそばにいてほしいと願ってしまうのです。
関連カテゴリ:【犬種別】飼ってよかったと思うワケ
うちの子がイチバン!【犬種別】飼ってよかったと思うワケ
現在の愛犬と運命の出会いを果たした飼い主さん。一緒に暮らしてみたからこそわかる魅力をたっぷり教えてもらいました!
大好評連載中!日本犬の愛で方
日本犬と暮らす方々に、その愛で方を聞く人気シリーズ。読めばあなたも日本犬のあふれる魅力に気付くはず!