保護猫とはどう出会えばいいの?

最近では、譲渡型の猫カフェや保護猫カフェが増えてきているため、保護猫をおうちに迎えるという選択肢を選ばれる方も多くなってきています。
 
しかし、中には保護猫を迎えたいと思っていても、どうやって出会えるのか分からなかったり、そもそも保護猫のことをよく知らなかったりする方もいるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、私が実際に保護猫を迎えた経験談をお話ししながら、保護猫の魅力もお伝えしていこうと思います。

 

 

我が家では2匹の保護猫と生活中!

 

 

我が家では3匹の猫を飼っていますが、そのうちの2匹(茶トラとキジトラ)は、保護猫です。
保護猫と関わったことがない方の中には、「保護猫って警戒心が強いのでは?」と思ったり、「懐かないのでは?」と不安になったりする方もいるかもしれません。

 

しかし、我が家の保護猫はどちらも甘えん坊な性格で、人間が大好きです。
このように、保護猫と一口にいっても、性格や個性はさまざまなので、「保護猫だから人馴れしない」とは言い切れません。

 

それでは、これから私がそんな保護猫たちとどうやって出会ったのかを、詳しくご説明したいと思います。

 

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地元の保護団体さんからお迎え

まず私が初めに迎えたのは、キジトラのコタロウです。

 

 

当時我が家では、ペットショップで安売りされていたサビ猫を飼っていたのですが、多頭飼い生活をしたいと思い、新しい猫を迎えようと考えました。
そんなとき、思い浮かんだのが、保護猫を家族にするという選択肢です。

 

もともと、私の実家では代々、捨て猫を保護して飼っていました。
そのため、ペットショップで飼うよりも、飼い主さんを待っている保護猫たちを家族に迎えたいという想いを、以前から強く持っていたのです。

 

その当時はまだ今のように、保護猫文化が浸透しておらず、譲渡型の猫カフェも少なかったように思います。
しかし、ネット上で里親募集はされていたので、まずは地元のボランティア団体さんを調べて、どんな子が里親募集されているのかを見ることにしたのです。

 

そんな私とコタロウの出会いは、まさに縁といえるものだったのかもしれません。
その時の私は、実は初めから「キジトラを飼おう」と思っていたわけではありませんでした。

 

もともと、茶トラを飼ってみたいという想いがあった私は、その時、里親募集の情報を見る時に、茶トラの中で気になる子を探していました。
そんな私の目に止まったのが、「チャッピー」と名付けられた茶トラの子猫でした。

 

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その子猫の写真を見て、一目惚れをした私はすぐに、サイトから問い合わせをし、電話でボランティア団体の代表さんとお話をしました。

 
すると、代表さんから「猫アレルギーはないか」ということや、「もしも自分たちに子供が産まれたときに、猫アレルギーを持っていることが分かったらどうするか」などという質問をされ、数日後に代表さんの家へ伺うことになったのです。

 

当日、初めは、とりあえず一度対面してみるだけという約束だったのですが、私自身が地元の猫イベントでボランティアとして参加していた経緯などを話すと、引き渡してもらえることになりました。

 

その際、代表さんは「なにかあったら、いつでも連絡してね」と言ってくれたので、連絡先を交換し、子猫を連れて家に帰りました。
その子猫には「レオ」という名前をつけ、これから始まる多頭飼い生活に胸がわくわくしていました。

 

悲しい別れを経験

 

 

家に迎えてから2~3日後、レオの体調に変化が現れました。
もとからしていた下痢が酷くなり、水下痢のようになってしまい、ご飯も食べなくなってしまったのです。

 

驚いた私は、急いで動物病院へ連れて行き、点滴を行ってもらったり、藥を出してもらったりしました。
しかし、どれだけ治療に通ったり、藥を飲ませたりしても、レオの体調は一向によくなりませんでした。

 

また、病院に連れて行っても「猫風邪で食欲がないんだろう」と言われるばかりだったので、栄養価の高い療養食を強制的に食べさせる「強制給餌」という方法で、食事を与えていました。

 

こうした状況に困ってしまった私は、アドバイスが欲しいと思ったので、教えてもらった代表さんの連絡先に電話をし、事情を説明しました。
すると、代表さんは「いますぐ預かるから連れてこられる?」と言ってくださったので、翌日、子猫を連れて行き、元気になるまで預かってもらうことにしたのです。

 

当時の私にとっては、こんな不測の事態の時に頼れたり、対処法を教えてくれる人がいるということが、とてもありがたく感じました。
その後、代表さんも必死に治療やお世話をしてくださったのですが、結果的にレオは亡くなってしまいました。

 

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新たな出会いでコタロウと家族に

レオが亡くなったという連絡を受けた日、私は代表さんの家へお線香をあげに行きました。
代表さんは私が来るまでレオの遺体を取っておいてくれたので、自分の目で見て、お別れを言うことができたのも、ありがたかったです。

 

その後は、家の中にレオコーナーを作り、一緒にいた期間の想い出を噛みしめました。

 

 

こうした辛い別れを経験したことで胸は痛みましたが、やはり新しい猫を家族に迎えたいという想いは、自分の中で変わりませんでした。
そのため、代表さんにその気持ちを伝えると、「こうしたことがあったから、次は元気がいい性格の子を紹介しましょうか」と言ってくださり、「希望の毛色とは違うけれど…」と、生後1ヶ月のキジトラの子猫と会わせてくださいました。

 

この時に紹介されたキジトラの子猫は、レオを代表さんの家に預けに行った時に、玄関で私のことをじっと見ていた子だったため、なんだか不思議な縁のようなものを感じ、家族に迎えることにしました。

 

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このように、地元の保護団体さんを通した保護猫との出会いは、何かあったときに相談することができるので、初心者さんでも安心しておうちに迎えやすいのではないかと思います。

 

初めて猫を飼うときは分からないことも多く、飼育本だけでは頼りないからこそ、実際にたくさんの猫を育ててきた経験のある方から引き取るのも、ひとつの方法だと感じました。

 

また、保護団体さんは自身が保護された猫の性格などをしっかりと把握しておられる方も多いため、自分の希望に沿った猫が見つけやすいというのも、良い点だといえます。

 
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念願の茶トラを家族にしたい!

 

 

キジトラのコタロウを迎えてから1年ほどが経った頃、自分の中でもやっと、レオの死を受け入れられるようになり、「やっぱり茶トラを迎えたい!」という気持ちが強くなってきました。

 

また、コタロウは生後1ヶ月前後で引き取っており、お世話をすることがとても楽しく感じられたので、また子猫を引き取りたいとも思ったのです。

 

そんなとき、偶然目にしたのが、地元にある子猫専用の保護猫カフェでした。
そこでは、店長さんが保健所から子猫を引き出してきて、譲渡活動を行っておられるとのことだったので、とりあえず一度見てみたいと思い、足を運ぶことにしたのです。

 

実際にお店に訪れると、譲渡対象の茶トラは2匹いました。
そして、そのうちの1匹が私の目の前でリラックスした態度を見せてくれたり、甘えてくれたりしたこともあり、「この子を家族に迎えたい」と感じ、お店の方に相談をしました。

 

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引き渡しは我が家で

それから数日後、実際にお店の方が我が家の様子を見に来られ、正式に譲渡という形になりました。

 

 

これは、虐待防止や本当に猫が飼える環境なのかをいうことを確かめるためです。
我が家はもともと、猫と共存しやすい設計にしていたこともあり、譲渡が割とスムーズだったように感じます。

 

そして、引き渡し日にお店の方が、我が家にいる先住猫と新しく来た茶トラを一度対面させてみましょうと言ってくださったので、相性を様子見できたのもありがたかったです。

 

 

もちろん、最初は猫同士が警戒をするのは当たり前なものですが、プロの方が立ち会ってくれ、初対面を見守ってくれるのは、多頭飼いを初めて経験する方にとって、心強いものなのではないかと感じました。

 

そして、新しい茶トラを引き取っても、虹の橋に行ってしまったレオのことは忘れたくなかったので、「レオン」という名前を付けることにしました。

 

この譲渡では、譲渡費用として1万円を引き取り時に渡し、ワクチンや去勢手術を約束する契約書も書きました。

 

支払った譲渡費用は、新たな保護猫の命を救うためのことや、店内にいる保護猫たちのワクチン代や不妊・去勢代に使われるとのことだったので、目の前の猫だけでなく、他の猫の命を救う手助けが自分にもできるのだと思うと、なんだかとても嬉しい気持ちになったのを覚えています。
 
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この先も保護猫を家族にし続けたい!

 

 

こうして保護猫を迎えた経験があるからこそ、私は次にもし、新しい猫が欲くなったときでも保護猫を家族にしたいと思っています。
保護猫を家族にされる方の中には、「可哀想だからおうちに迎えてあげたい」と思う方もいるかもしれません。
しかし、私はいろいろな経験をしてきた保護猫が好きだから迎えたいと思うのです。

 

例えば、虐待をされたり、捨てられたりした子の中には、人に対して強い警戒心を持っている子も多くいるでしょう。
しかし、保護猫活動をされている方は、猫たちが抱えているトラウマを克服させようと努力されており、保護猫も徐々にその気持ちに応えてくれて、また人を信じたいと思ってくれたりすることもあります。

 

こうした優しい気持ちを持ってくれる保護猫がたくさんいるからこそ、今度こそ、安心して人間を愛せるような環境を与えてあげたいと思うのです。

 

また、ペットショップで購入するのとは違い、困ったとき、すぐ力になってくれる人がいるというのも、保護猫を迎えることの魅力だと思っています。
ボランティア団体さんや保護猫カフェの方は、猫育てのプロです。

 

だからこそ、連絡をすればすぐにアドバイスをしてくださることも多く、飼育本にはないリアルな対処法を学ぶこともできます。

 

さらに、ボランティア団体さんや保護猫カフェから保護猫を迎える場合は、1週間程度のトライアル期間があるのも特徴です。
トライアル期間が設けられていることで、「本当に自分のいる環境では、猫を飼えるのだろうか」と改めて考えることもできます。

 

そして、多頭飼いの方は、先住猫と新入り猫の相性なども見ることができたり、新入り猫の性格や個性を間近で感じられたりするため、飼い主さんも後々「こんなはずじゃなかった」と後悔しにくくなるでしょう。

 

自分に合った保護猫との出会いを検討しよう

 

 

猫種としての特徴がある純血種ももちろんかわいいですが、保護猫には保護猫ならではの愛くるしさがあります。
そして、保護猫はボランティア団体さんたちから、たくさんの愛情を注がれているため、人慣れしている子も多いといえるでしょう。

 

だからこそ、「猫はクールでミステリアスな動物だ」というイメージを持っている方ほど、猫の見方がガラリと変わると思います。

 

近年は、保護猫を迎えることが徐々に浸透しているからこそ、まずはこれを機に、「保護猫とはどんな猫なのか」ということや、自分の住んでいる地域では、どこで出会えるのかということを詳しく調べてみるのもよいかもしれませんね!

 

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