犬に「生肉はあげていいのか」が気になり始める

「犬に生肉って、あげていいものなのだろうか?」

 

愛犬「みかん」に食べさせる肉や魚は、必ず加熱調理をしていた私。
しかし、犬のためのごはんを手作りするようになってしばらくすると、こうした疑問が湧き出てきました。

 

犬はもともと肉食動物。野生で生活していれば、狩りをして動物の肉をそのまま食べているはず。
それなら、肉は生のまま与えた方が理に叶っているのではないのでしょうか?

 

試しにネットで「犬 生肉」と検索してみると、たくさんの情報が出てきました。

 

 

しかもどれも肯定的。
例えば、

  1. )生で食べることで、食材の栄養素を壊さず摂取できる
  2. )酵素が含まれているので消化に負担をかけない
  3. )肉食である犬は胃酸が強いので、「生で食べる」が本来のかたち
  4. )毛ヅヤが良くなった
  5. )犬が喜んで食べる

 

など、出てくるのはメリットばかりです。
しかし気になるのは、「生肉ではお腹を壊すのではないか」「加熱したものを食べなくなるのではないか」などの疑問。
 

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本では著者によって書いてあることが違う

 

 

現在我が家には、犬の手作りごはんに関する著書が6冊あります。しかし、生肉についての見解はバラバラでした。

 

肯定派の意見はおおむねネットと同じ。
否定派の意見では、

  1. )新鮮な生肉を日常的に与えることは、通常の流通経路では難しい
  2. )食中毒になるリスクが高い
  3. )雑食に近づいている犬に生肉を与えることで、消化不良を引き起こす可能性がある

 

など。

 

では、例えば生肉でも食べられる”馬刺し”ならどうなのでしょうか?

 

食べさせてもOK・NGな「生肉」って?

 

 

食中毒の原因としてよく聞くのが、牛や豚、鶏などの家畜の腸内にいるO-157やサルモネラ菌。
ではどんな肉なら生で食べさせてもいいのでしょうか?

 

馬肉…OK

馬は他の家畜より体温が高いので、雑菌が住み着きにくいと言われています。

 

ただ、馬にも「サルコシスティス・フェアリー(住肉胞子虫)」という寄生虫が住み着いている場合がありますが、厚生労働省では食中毒対策として流通過程の段階で馬刺しをすべて冷凍処理するよう全国に通達を出しているそう。
そのため、今市場に出回っている馬刺しは安心して生食ができますね。

 

鶏肉…条件付きOK

加熱が不十分な鶏肉を食べるとかかってしまいがちな「カンピロバクター」という細菌性食中毒。生食なんてもってのほか!と思っていましたが、調べてみると「ペットには生で食べさせてもOK」の鶏肉を販売しているところも。

 

そのため私は鮮度を重視し専用加工工場を持った信頼できるお店に限り、鶏肉を生であげてもいいと判断しています。ただ、与えるものはももやむね、軟骨などだけ。レバーなどの内臓部位は、万が一の不安もあるので加熱をしています。

 

豚肉・牛肉…NG

この2つに関しては、もともと「生食OK」と販売されている商品はほとんど見られませんでした。
寄生虫や細菌による食中毒リスクが高い可能性があるので、豚と牛に関しては必ず加熱して食べさせるようにしています。
 

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鶏肉は食べる?

まずはネット通販で購入した、鮮度の良い鶏肉を少量与えてみました。
・ヤゲン軟骨
一口サイズにカットしたお肉を見せると、目を輝かせています!コリコリ、いい音を立てて食べるみかん。あっという間になくなりました。
・鶏手羽先
軟骨がOKなら、と次は同じようにカットした手羽先にトライ。しかし、初めての骨付きに苦戦。どう食べればいいのか分からないようだったので、骨をすべて外してあげることに。とても面倒でしたし、骨が喉にささる可能性も捨てきれないので、その後は与えていません。

 

馬肉は好き?

 

 

続いては、先ほどの鶏肉と同じお店で購入した馬肉を与えてみました。
食べなかったら取り除くのが大変なので、いつものごはんとは別皿に盛り付けをして。
「待て」中はくんくん、そわそわ…。「よし!」と声を掛けると、やはり馬肉から口をつけ、そのままぺろりと平らげました!

 

食べさせてみて… 体調は大丈夫?

 

 

生肉を与えた後、数日は加熱したいつもの手作りごはんに戻して様子を見ましたが、嘔吐や下痢もなくとても元気な様子でした。
ということで我が家ではネット通販のお店を定期的に利用し、冷凍便で届く新鮮なお肉を生で与えています。

 

とはいえ、毎日生肉は金銭的にも大変!人間からの取り分けごはんが難しくなることもあり、生肉ごはんは1週間に一度程度の割合で落ち着いています。
ただ、メリットのひとつに挙げられていた「毛ヅヤが良くなった」という点については、違いが良く分かりませんでした。

 

もともと水分たっぷりの手作りごはんで毛が柔らかくなりツヤが出たことを実感したので、それ以上の劇的な変化を感じなかっただけかもしれません。
 

 

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生肉を与える上で気を付けていること

 

 

みかんの様子を見ていると、犬にとって生肉はとても嬉しい「ごちそう」のよう。食べたさに思わずよだれが垂れてしまうみかんを見ていると可愛くて、私もつい笑顔になります。
「加熱したごはんを食べなくなるのでは」という心配も杞憂に終わり、「加熱ごはん」「生肉入りごはん」「ドッグフード」と3種類の選択肢ができました。

 

また「生のお肉を与える」というバリエーションが加わったことで、私の作る楽しみも増えています。
ただ、いくら鮮度が良いと言っても生は生。衛生管理や体調によって、具合が悪くなってしまう可能性も考えておかなくてはいけません。

 

そこで、私が生肉を与える上で気を付けている点をまとめてみました。

 

 

●食べ終わったらお皿はすぐに片づける
おいしいごはんだと感じたときは、食べ終わった後もお皿をのぞきに来たり、名残惜しそうにペロペロとなめたりしていることがあります。

 

しかし、生肉が入っていたお皿は雑菌の繁殖も早そう…。そのため、食べ終わったらすぐに洗います。今まで食べ残したことはありませんが、もし残した場合でもそのまま放置しておくことは止めた方がいいでしょう。

●体調が悪い時は与えない
気温の変化などが原因なのか、時々よく寝ていたり、うんちがちょっとやわらかくなったりすることがあります。

 

そんな時は「体の免疫が落ちているのかも」と考え、生肉は控えます。
キャベツなど消化しやすい野菜と一緒に煮込んだごはんが定番です。
 

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いかがでしたか?

 

 

我が家の「生肉」事情、いかがでしたでしょうか。
実際にあげてみて、みかんは生肉が大好きだということが分かりましたが、どんなワンちゃんにも好みや体質があります。もしかすると「生肉がキライな子」や「お腹が緩くなってしまう子」もいるかもしれません。

 

ですが以前の私のように、「本当に生肉をあげていいのか迷っている」「もし具合が悪くなったらどうしよう」と迷っている方もたくさんいるはず。始めは一口からなど、少しずつ様子を見ながら試していくのが良いのではないでしょうか。

 

関連カテゴリ:犬の手作りご飯

 

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