紅葉の便りもチラホラと…白鳥が編隊を組んで飛来してきました…なんてお話も聞こえてくるようになりました。秋が深まってきましたね。

 

季節が冬に向かい、肌寒くなってきた今日この頃、わけもなく「なんだか淋しい…」と感じることはありませんか?

秋は悲しみや憂いを感じる季節です。季節によって感情が変わるなんて⁉と思われるかもしれませんが、季節の変化に合わせて変わるのは身体だけではありません。心も共に変化します。

「なんだか淋しい…」は心も秋モードに変化しているのだな、と思えば楽になりますよ。

季節と臓腑と感情と…

中医学では、自然界と生き物には深い繋がりがあり、自然界の変化は身体に影響を及ぼすと考えられています。

身体と心の繋がりも深く影響し合っています。ですから、季節(自然界)と身体と心は全て繋がっているということになります。

 

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犬にも感情はあるの?

 

犬の感情は、目、口元、耳、行動などから分かります。

ご飯やおやつ、お散歩に行く時など、大好きなことの前には、尻尾をヘリコプターのようにブンブン回したり、クルクル回ったりして身体全体で嬉しさを表現しています。

 

注意された時や「本当は嫌なんだけど…」という時には、目をそらしたり上目遣いだったり、ため息をついたりもします。

歯をむき出しにして怒る、怖い時には尻尾を股の間に挟んでしまう。『尻尾を巻いて逃げる』という言葉がピッタリ(笑)

身体をスリスリ摺り寄せてくるのは、甘えたいな…ちょっと不安だな…という時です。

 

鳴き声でも表現しているんですよ。「お留守番は淋しいな…」と目に涙をためてか細い声でクーンクーンと鳴いていませんか?

犬は身体の様々な部分を使って、たくさんの気持ちを私たちに伝えてくれています。とても感情が豊かな生き物です。

ワンちゃんそれぞれに個性があるので、表情や行動を見てあげて感じてみてくださいね。

 

※上記の表情や行動は、うちの子ももじろうの場合です。

 

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悲しみ・憂いの秋

五行色体表

五行 五季 五志 五臓 五腑
胆嚢
小腸
土用 脾(膵)
悲・憂 大腸
恐・驚 膀胱

 

『病は気から』という言葉があるように、過剰な感情の変化やストレスは臓腑の働きに影響を及ぼすので、病気の原因になると考えられることもあります。

 

人間の持つ七つの感情「怒」「喜」「思」「悲」「憂」「恐」「驚」を七情(しちじょう)といいます。

五臓と感情は経絡(けいらく:身体に必要なエネルギーを運ぶ通り道)を通じて繋がっているので、中医学では、臓腑と感情はセットと考えるのが一般的です。

七情は、身体の内側から五臓を傷つけるという意味で、内傷七情(ないしょうしちじょう)という言い方をすることがあります。

 

肺は、呼吸機能の管理や全身の水分調整などを行っています。

ショックな出来事による大きな悲しみや憂いの感情が長引くと、肺の働きに影響を及ぼします。

 

気持ちが沈んで誰とも話したくない、声が出なくなる、ため息が多くなるなどの症状が現れます。

また、風邪をひきやすくなったり、疲れやすくなったりなどの症状も出てきます。水分調整がうまく機能しなくなり、潤い不足で肌荒れを起こすこともあります。

 

秋になると冬に向ってだんだんと気温が低くなっていき、日照時間も短くなることなどが、体感だけではなく心(感情)にも影響を与えていると考えられています。

 

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そんな時にはお外で気分転換しましょう!

今の感情に合った映画や本で感情を味わい尽くす!というのもひとつの方法ですが、秋は、お祭りや行楽などのイベントがたくさん開催されています。

そして、緑一色だった木々の葉が赤や黄色、オレンジ色などに染まる紅葉が美しい季節です。

 

せっかくですから、ペットと一緒にバーベキューやキャンプに出掛けてみてはいかがでしょうか?

旬の食材を美味しく食べて、一緒に遊んで元気に身体を動かし悲しい気持ちを吹き飛ばそう!ということで…

今回は、バーベキューやキャンプに行った時、一緒に食べたいご飯メニューのレシピをご紹介します。

 

 

《お品書き》

 

・鮭のホイル焼き

・オム焼きそば

・餃子の皮を使ったミニピザ

 

 

鮭のホイル焼き

〈材料〉

 

・生鮭     2切れ(取れそうな骨は取っておきます)

・じゃがいも  1個(5mm幅程の半月切りにし下茹でしておきます)

・人参     50g(5mm幅程の半月切りです)

・しめじ    1/2房(食べやすい大きさに分けておきます)

・キャベツ   1枚半(食べやすい大きさにカットしておきます)

・バター    各10g

・味噌     各10g(水で溶いておきます)

・塩、コショウ 適量(人用:鮭にふります)

・酒      大1(人用:鮭にふります)

・ポン酢    お好みで(食べる時に使います。レモンやすだちでも美味しいです)

 

〈作り方〉

 

・長さ30㎝程のアルミホイルを用意し、バターを薄く塗ります。

・火が通りにくいじゃがいも、人参、鮭、しめじ、キャベツ、バターの順に重ねていきます。

・水で溶いておいた味噌を回しかけ、アルミホイルの口をしっかり閉じます。

・フライパンの上にアルミホイルで包んだものを置き、水を5mmくらい入れてふたをします。

・中火で15~20分ほど加熱します。

・食材に火通れば完成です。

 

 

オム焼きそば

〈材料〉

 

・豚肉     160g(炒めた物は一部ミニピザに使います)

・エビ     100g(片栗粉で汚れをとり下茹でしておきます。一部ミニピザに使います)

・キャベツ   1枚半(食べやすい大きさにカットします)

・人参     40g(食べやすい大きさの千切りにします)

・ピーマン   1個(食べやすい大きさの千切りにします)

・しいたけ   2個(食べやすい大きさの千切りにします)

・もやし    100g

・卵      2個(薄焼き卵を3枚作ります)

・中華麺    2袋

 

〈作り方〉

・薄焼き卵を3枚作ります。

・豚肉、エビ、野菜、中華麺を炒めます。

・味を付ける前の物をわんちゃん用によけておきます。

・よけたものを薄焼き卵くるんで完成です。

 

ミニピザ

〈材料〉

・生地     5枚(強力粉・薄力粉・塩・ぬるま湯を使って餃子の皮を作った時に余った物を冷凍しておきました)

・豚肉     適量(細かく刻む、オム焼きそばのときに使ったもの)

・エビ     適量(細かく刻む、オム焼きそばのときに使ったもの)

・ミニトマト  5個(3等分にカットしておきます)

・ブロッコリー 40g(食べやすい大きさにカットしておきます)

・チーズ    2枚(とろけるチーズを使います)

 

〈作り方〉

 

・生地の上に、お好みのペアで材料をのせます。

・チーズをのせ、クッキングシートをひいたフライパンの上でふたやアルミホイルをかぶせ弱火で焼きます。

・チーズがとろけてきたら完成です。

 

まとめ

 

今回、調理した〈鮭のホイル焼き〉を持って近くの公園へ。公園の頂上を目指して階段をひたすら駆け上がりました。身体の中で行われている消化・吸収・排泄のサイクルには、水分だけでなく運動もとても大切です。公園の頂上で感じる風はとても心地よかったです。ちょっと強かったですけどね(笑)

バーベキューやキャンプでは鉄板を使って調理することが多いと思うので、今回はすべてフライパンを使って調理しました。食材も旬の物だけにこだわらず、運動すると身体が熱くなるかな?と思い夏野菜のトマトも使いました。色々な食材を彩りよく食べると、結果的にバランスがとれていると思います。

気持ちの良い季節、ペットと一緒にたくさん遊んで食べて笑って、幸せな時間のお役に立てたら嬉しいです。

 

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材料説明

日本人の食卓にはお馴染みの食材です。温める性質を持っており内臓の冷えを改善してくれます。胃腸が温められることにより、消化機能が高まり血行が改善され体力が回復します。風邪をひきやすい、冷えやすい、疲れやすいといったときにはおすすめの食材です。ドライアイ、貧血、肌荒れにも効果があります。水分代謝をよくする働きを持っているので、むくみを解消してくれます。

 

じゃがいも

じゃがいもの甘味には、痛みを止め毒消しの成分が含まれています。すりおろして絞った汁には、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の痛み止め、慢性の便秘に効果があるとして日本だけでなくドイツでも古くから使われていました。筋肉疲労の解消にも効果があります。すりおろしたじゃがいもは、火傷や湿疹などに湿布として使うこともできます。

 

トマト

身体の中の熱を冷まし水分を補って身体を潤します。この働きにより、のどや口の渇きを解消し肌の乾燥を防いでくれます。胃腸の働きを整え消化吸収を高めてくれるので、食欲不振や消化不良の改善にも効果的です。

 

バター

五臓の働きを高めてくれます。五臓の働きが高まったことにより、全身の機能が元気になるので慢性疲労が解消されます。乳製品なので潤い効果も高く、肌や髪の乾燥、ドライアイ、腸の乾燥や口内炎などの改善にも有効です。

 

チーズ

水を作って身体を潤してくれる食材です。肌や髪がカサつくときにはおすすめです。肺を潤し、のどや粘膜を乾燥から守り風邪を予防してくれます

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