動物シェルターから猫を迎えるということ

世の中には、猫を迎える方法がいくつか存在します。
 
1番メジャーな方法は、ペットショップやブリーダーさんから購入する方法ですね。
純血種の猫や血統書付きの猫をお迎えできます。
 
その他は、道ばたなどにいる野良猫を保護する方法。そして、里親募集している猫の里親になる方法などです。
 
地域の行政が開催している譲渡会や、民間で運営されている里親募集サイトなども多数あります。
その他猫の里親になるのには、動物シェルターのライフボートから迎える、という手段もあるのです。

 
 

ライフボートから来た猫のご紹介

我が家には3匹の愛すべき猫たちがいますが、うち2匹は、有名動物シェルターであるライフボートから譲り受けた猫です。
 

 
最初に迎えた子はキジ白の女の子。生後4ヶ月程でした。
今では立派な成猫ですが、大人しくて優しく、ちょっと怖がりな子です。
でも好奇心は猫1倍!来客や新しい物が来ると、腰が引けつつも果敢にクンクンしようとするところはあっぱれです!(笑)
 

 
そして2匹目にライフボートから迎えた子は、茶白の男の子です。生後3ヶ月のやんちゃボーイです。
 
実は先のキジ白を迎えて数ヶ月後に、近所にいたキジトラの女の子を1匹保護しているのですが、今回の主題からは外れているので、キジトラのご紹介はまたいつか。
 
3匹いる猫のうち2匹目までが女の子で、3番目に迎えた子が男の子だったので、その違いに驚きました。
 
と言うのも、男の子は女の子よりはるかに活発で、ひとたびゲージから出そうものなら、ずっと走り回っているのです。
もちろん個体差があるでしょうが、人間と同じで男の子はパワーが凄い、と感じています。

 

ライフボートについて

ライフボートは、千葉県柏市にあるNPO法人です。
犬も猫も保護しており、行政機関と連携を取りながら、年間千頭を超える里親募集活動を行っています。
 
施設内には常に、譲渡可能な犬猫が数十匹待っているのです。
ライフボートのように飼育保護施設(アニマルシェルター)を持っている施設は珍しく、病気や障害などで譲渡が難しい犬猫は、終生飼育を行っています。
 
シェルター内には保護動物専門のLBJ附属動物病院も設立されており、施設内で保護されている犬猫はもちろん、他で保護された犬猫、地域猫、里子になった犬猫へ非営利で医療の提供を行っています。
ライフボートで譲渡される犬猫たちはワクチン接種と早期不妊手術を受け、譲渡されていきます。
 
基本的に毎日猫との面会が可能で(要予約)、里親希望の方の都合が良い時に、猫との面会や引き取りができるようになっています。
 
「NPO法人犬と猫のためのライフボート」

出典:www.lifeboatjapan.org

 

 

私がライフボートを選んだ理由

 
猫の譲渡を受ける方法や場所は沢山あれど、なぜ私がライフボートを選んだのかの理由をお伝えします。簡潔にまとめると、以下の通りです。

  • 小さな子供がいてもOK
  • すぐに会いにいける
  • 一度にたくさんの猫と会える
  • 譲渡後もサポートがある
  • 保健所はなんとなく怖かったから

 

【理由1】小さな子供がいてもOK

猫を家に迎えようと思ってから、色々と検索などして調べました。
 
まずうちには小さな子供(当時2歳)がいたので、それでも譲渡可能、というのが1番の条件でした。
里親募集の条件によっては、小さな子供がいると不可、という場合があります。
 
ライフボートの方に伺ったのですが、
「確かに猫にとって子供と言うのは脅威になる可能性があります。ですが、それを言っていたら、救える命が少なくなってしまうので、うちでは小さなお子さんがいても充分気をつけて貰えるようにお話して、譲渡可能としている」
という事でした。これでまず、第1条件はクリアです。

 

【理由2】すぐに会いにいける

次に、ライフボートは「すぐ会いにいける」という点です。行政などで行っている譲渡会もあるのですが、開催の日時が決まっており(月1回程度)、すぐには猫に会いにいけなかったのです。
やはり、飼いたいと思ったらすぐに会いにいきたいと思うのが人情です。
 
毎日面会可能なライフボートは、その気持ちを受け止めてくれました。

 

【理由3】一度にたくさんの猫と会って相性を確認できる

そして、3点目。
 
「一度にたくさんの猫と会える」というのは、例えばインターネットなどで里親募集している猫の場合、大抵は保護しているお宅に伺って猫に会いにいく形となります。
もちろんそれなりに大きな施設を持つ団体であれば複数匹の猫に会うことも可能でしょうが、それを探す手間もかかると思いました。
 
インターネットで里親募集中の猫の写真を見て目星を付け、いくつも連絡を取り、複数の個人宅へ伺うのもかなり手間と時間がかかります。
 
やはり猫との相性もあるので、1件目に面会した猫が必ず合う、とは限らないので…。
もちろん、可愛い猫の為ならばその手間は惜しまない、というのが本来の里親たる態度かもしれませんが、ライフボートはその手間を無くしてくれたのです。
 
もちろん、インターネット上での猫との出会いを否定している訳ではありません。私にはライフボートが向いていた、という話です。

 

【理由4】譲渡後もサポートがある

4点目は「譲渡後もサポートがある」という点です。
ライフボート以外で譲渡を受けたことがないので分かりませんが、恐らく行政では譲渡後のサポートはしてくれないでしょう。
 
また、インターネットなどで個人から譲渡を受けた場合、その方が猫に詳しくて質問してもOK、ということであれば良いですが、そうとも限りません。
 
その点ライフボートは数々の猫を保護している経験もありますし、動物病院も併設されていますので、猫の知識に関しては頼りになります。
ライフボートも何かあれば問い合わせてください、と案内しています。
 
特に初心者の場合は譲り受けた猫に何か不測の事態があった場合、不安を感じますから、サポートがあるというのはかなりの安心材料です。
実際私も、最初に迎えた子が真菌を発症し、どうしたのかと動揺したので、ライフボートに問い合わせをして無事に対処することができました。

 

【理由5】保健所はなんとなく怖かったから

最後は、里親になるにはちょっとへなちょこな理由かもしれませんが、保健所から直接猫を引き取るのは、ちょっと怖かったのです。
 
保健所がどんな場所か良く分かりませんし、たくさんいる猫の中で1匹選び、それ以外の子はこの先どうなってしまうのか、と考えるととてもじゃないけれど選べないのではないか、と思いました。
 
猫の殺処分、ということから目を背けてはいけないのは分かっているのですが、当時の私にはその事実を受け止める度量がありませんでした。
いえ、今もないかもしれません。でも、1匹でも多くの猫の命を救う為にも、ちょっと情けなくはありますが、ライフボートから猫を譲り受けることに決めたのです。
 
長くなってしまいましたが以上が、私がライフボートを選んだ理由です。

 

実際に引き取る時

 

 
ライフボートから猫を引き取りたい時はまず、面会の予約をします。
 
どうしても難しい場合を除き、電話予約は受け付けていませんので、インターネットから申込みを行ないます。
面会当日の9時まで申込みが可能です。面会の日時は毎日13時から16時まで。まれに会議や天候などの理由で面会できない日もあります。
 
詳しくは、サイトをご覧ください。里親になる人の条件などが記載されていますので、必ず事前にチェックしてから申込みをします。
 
申込みをするとライフボートから確認のメールが届きます。面会日時や場所、持ち物などが記載されていますので、必ずチェックしてください。
面会当日は現地へ出向き、担当者へ面会の予約をしたことを伝えると、早速猫がいる場所へ案内してくれます。
猫たちは大抵、2匹が1つのゲージへ入れられています。
 
不妊手術を終えている猫はすぐに連れて帰ることが可能ですが、終えていない猫は手術を終えてから、後日の受け渡しとなります。
 
迎える猫が決まったら、所定の書類に記入・捺印し、譲渡費用として3万円を支払います。
この3万円にはワクチン代や不妊手術費用が含まれており、次の1匹を救う為に使われます。
 
ご縁のあった猫との記念撮影をして貰って、譲渡は終わりです。記念撮影は顔出しをしなくてもOKです。後日、ライフボートのサイトに掲載されます。
 
1匹目の時は猫がいる施設がいくつかに分かれており、その度に靴を脱ぎ履きして見て回りましたが、4年後に茶白の子を引き取る時には猫の施設が1つにまとめられており、すぐに全部の猫を見ることができました。
 
なので、譲渡までの時間も大幅に短縮され、2回目は30分掛からずに譲渡を終えることができました。
意外とあっさり、という印象かもしれません。
 
我が家の茶白くんは不妊手術済みだったので、面会当日に連れて帰ることができました。ここからまた、3匹の可愛い猫たちとの新しい暮らしが始まります!

 

ライフボートから猫を迎える時の注意点

 

 
実際にライフボートに出向くと説明を受けますが、保護されている猫たちは、ほとんどが元野良猫です。
 
附属の動物病院で寄生虫とノミ駆除の薬を処方されてはいますが、猫エイズや猫白血病などの重大な病気は、検査されていません。
ですから、譲渡後落ち着いてからお近くの動物病院を受診し、検査して貰うことは必須となります。
 
そこで何かの病気が見つかる可能性もあります。
もし病気が見つかった場合は、治療費がかかる事も覚悟しなくてはいけません。
 
また、面会申込み時の注意書きにもありますが、一緒に暮らすご家族に猫アレルギーがある場合もあります。
ライフボートでは面会時に極力、同居するご家族全員での面会を勧めています。猫を連れて帰ったは良いけれど、家族に猫アレルギーが出て飼えなくなった、という可能性もあるからです。
 
猫は生き物ですから、最期まで面倒をみる、という覚悟が必要です。
どうしても事情で飼えなくなった時にはライフボートに連絡ください、と譲渡に渡される資料には記載がありますが、引き取った以上は責任を持って最期までお世話したいものです。
 
猫を飼う事に不安がある方の為に、相談見学も行っているようです。「いきなり飼うのはちょっと…」という場合は利用してみるのも良いのではないでしょうか?

 

ライフボートへ行こう!

 

 
ライフボートは都心から電車で50分、さいたま市街からは車で50分、横浜市街からは2時間弱の距離にあります。
 
一生のパートナーがここで待っている、と思ったら、決して遠くないのではないでしょうか?
また、ライフボート中部では、岐阜市で日曜祝祭日に面会を行っています。名古屋市にも猫カフェ「ひとやすみ」があり、水・木・金曜日に面会可能です。
 
1匹でも多くの猫たちに、幸せな出会いがある事を祈っています。

 

(Visited 81 times, 1 visits today)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう