名前:りか(女の子)

年齢:7歳

 

家族構成:私、主人、現在高校生の息子2人と娘1人。5人+1頭の家族です。

 
 

りかとの出会い

自宅の目の前にペットショップが出来て、そこで娘がハスキーの子犬を見つけたのが出会いです。

娘は毎日学校帰りにその子を見てから帰宅するようになりました。

我が家の子供達は三つ子で当時小学校4年生、毎日が激務で、犬を飼うつもりは全くありませんでした。世話の大変さはわかっていましたし、大型犬なら尚更、私は絶対に反対でした。

家族会議が1ヶ月続き、娘が諦めるのを待っていましたが、「これ以上迷っていると、あの子はよそのお家に行っちゃう!」と遂に娘が泣き出しました。

しかし、実は家族皆が同じことを思っていて、「必ず家族全員で世話をする」と約束して、りかを迎えることにしました。

後から聞いた話ですが、私たちが迎えに行ったその翌日に、別のご家族がこの子を迎えたいと来店なさったそうです。1日違いでした。

そのご家族も悩んで決めたのだと思うと申し訳ない気もしましたが、りかは、我が家に来てくれる運命だったのかなと思います。

特に娘は当初の約束を守り、忙しい時も常にりかを気に留めて世話をし、可愛がっています。

 

なぜハスキーを選んだの?

 

家にシベリアンハスキーのバイブル的漫画『動物のお医者さん』があり、子ども達はそれを読みハスキーに憧れていました。ですから、りかをペットショップで見つけた時は大喜びでした。

けれど、ハスキーは「活動犬、寒い土地、広い家、広い大地で暮らす犬」というイメージで、東京の狭い家の中で飼う想像はできませんでした。

きっかけは娘の一目惚れでしたが、実際に見てみると、ハスキーにはハッとする美しさがあります。実際にりかを見た時、子犬なのに怖い顔、茶とブルーのオッドアイ、骨格や毛並み、それらのカッコ良さにワクワクしました。

一方で、その漫画のとおりとても人懐こく、抱っこをすれば顔をペロペロなめて、苦悩顔でグウグウ眠ってくれました。クールさと可愛らしさが共存する大変魅力的な犬です。これが、ハスキーを家族に迎えようと決めた理由です。

 

迎える準備はどうしたか?

 

住まいの環境や揃えた道具

家の中をどうすべきかは、試行錯誤の日々でした。リビングに大きめのサークルを設置し、最初はベッドもご飯もトイレもその中でした。

 

やがてトイレトレーニングをしてサークルは畳みましたが、トイレの失敗、イタズラで、当時新築だった家は大変なことに…。

それがストレスになり、テラスに犬小屋とトイレを置き、テラスと家の中を行き来させたりもしました。けれど、気になってテラスばかり見ている日々。結局、ずっと側に一緒にいたいと再び家の中へ。りかの成長や、私たちの犬スキルに合わせ、家の中の環境を少しずつ変えて今日に至っています。

 

 

現在、トイレだけはテラスに置いています。トイレに行きたい時は「出してちょうだい」と窓辺で呼びます。

寝室にもりかのベッドを置いて、同じ部屋で寝ています。一緒に居た方が、りかも私達も、とても安心できます。

留守番させる時は、クレートに入れます。災害等有事に適応できるようにするため、花火や祭りの太鼓の音を大変怖がるので、そういう日の留守番も、クレートに入っていればりかも安心できるようです。

車はワンボックスでしたので、りかもクレートも荷物も何もかも積んで、家族全員でどこへでも出掛けています。

 

ご飯の選び方と選んだフード

りかは、3歳頃までは皮膚疾患を繰り返し、お腹もよく壊す子でした。

アレルギー検査をしたところ、多くのアレルギーを持っていることがわかり、現在はそれらを除去したものを与え、皮膚によいとされる補助食品のオメガ3シャインをあげています。

あれほど悩まされた皮膚疾患は現在全くなく、お腹を壊すことも滅多になくなりました。

野菜が大好きでしたが、尿がアルカリ性に傾きやすく、尿結石を作らないために現在野菜は止めて、病院の指導の元、フードは日清ペットフード「ストルバイトブロック」をあげています。尿検査用ph紙を購入し、尿が酸性を保っているか、自宅でたまにチェックしています。

 

友人に教えてもらい、おやつにはドライフードメーカーでビーフジャーキーを作ってあげています。添加物、保存料ゼロですから安心です。

 

 

迎えてみて実際どうだったか?

 

第一に、非常に力が強く、体力があります。雪の上で橇を引き、長距離を走るだけあります。

りかは、雌で体重15キロとハスキーの中では非常に小柄ですが、見掛けより引っ張る力は強いです。子ども達が散歩をすると引っ張られ、きちんとコントロールしないと危険ですし、飛び付かないようにしなければいけません。

 

第二に、非常に友好的な犬です。一見怖い顔をしていますが、本当に人が大好きで、誰かが訪ねてくると、どんな人でも尻尾を振って大歓迎します。威嚇のために吠えることはまずありません。

 

第三に、ツンデレです(笑)。外出から戻ると、笑顔と尻尾ブンブンで大歓迎してくれますが、しばらく盛り上がると満足して、スッと離れていきます。

りかは、ボールを取ってきませんし、ディスクも追いません(笑)。

全く飼い主に媚びを売らないりかですが、気がつくと必ず側にいます。洗濯しているとドア前に、アイロンがけしていると隣に伏せ、料理中には足元に、食事中には食卓の下に、こたつにいると一緒にこたつに。家族を群れと思っていつも側に居てくれます。そんなツンデレさが可愛くてたまりません。

 

お散歩

朝1時間、夕方1時間行きます。家族で分担していますが、その通りにいきませんので、その時行ける人が行きます。時間がある時はドッグランに行きます。

小柄ですが非常に体力があり、ランに行けば走り回り、座ったり伏せたりすることなく3時間くらいは動き回っています。

よく走りますし、ガウガウ激しく遊ぶので、ハスキーのお友達を見つけたり、オフ会に参加したりして、楽しませてあげられるととても良いです。

 

 

散歩は夏は日が昇る前、日が落ちた後に行かなければハスキーには辛いです。日中はアスファルトが熱くなりますので、それにも注意が必要です。

チビっ子に「オオカミだ!」と言われることはしばしばです。「カッコいい!」ともよく言ってもらえます。小型犬を連れた方が「食われるぞ!」と小さく言っているのが聞こえることもあります(笑)。ハスキーには攻撃性は全くありません。

 

しつけ

1歳半の頃にしつけ教室に、5歳の時トレーナーさんに自宅に通って頂き、トレーニングをしました。引っ張る力が強いので、しつけをしないと危険です。

一般的に、ハスキーはしつけが入りにくい犬種だと言われているようですが、覚えが悪いのではなく、頭がいいので、やったりやらなかったりします(笑)。もちろん個体差がありますし、飼い主の力量もありますから、全てのハスキーが同じではありません。

「しつけが効かない犬」とハスキーの評判を落としたくない気持ちがあり、しつけに焦っていた時期もありました。厳しくしすぎて家の中のムードが悪くなり、散歩が楽しくなくなり、毎日が苦痛な時もありましたが、今は、理由があって、きちんと指示を出せば、きちんと言うことを聞きます。

 

 

ハスキーのここが可愛い!

精悍な顔付きと、その佇まいの美しさ

雪の上に立ち、走る姿を見ると惚れ惚れします。それは見ていて飽きませんし、大切にしたいと思わせる要素です。

 

 

怖い顔、でも人が好きで仲間が好き。ツンデレで寂しがりやでヘタレで甘えっ子。大変なこともありますが、一緒にいると本当に楽しいです。

 

 

りかが来てからの約8年の間には、三つ子の子育てで辛いことや厳しいことも多くありましたが、りかが居てくれることで、穏やかになれたことが何度もありました。

りかを撫でて、話しかけて、抱きついていると、落ち込んだり、怒ったり、舞い上がったりしている自分を、りか目線で自覚できます(笑)。

 

ごはん皿へのエアー土掛け(食べ物を埋める習性)や、ごはんが終わると家族の靴下を持ってきてはどこかへ隠す日課がとても愛らしいです。

大事なおもちゃや靴下を、そっと一箇所に集めて置いたりする様子はとても微笑ましく、皆で見ては和んでいます。

 

出張で留守がちな主人も、とてもりかを大事にしています。

りかはパパとの散歩が何よりも好きです。子供達も、忙しい学校から帰って、りかを撫でてホッとすることが多くあるのではないでしょうか。

 

ハスキーを飼う人は、代々ハスキーという方が多いです。ハスキー多頭飼いのご家庭も大変多いです。

全国にいるハスキーのオーナーさんたちはFBで繋がっていて、新しい子を迎えた家族がいたら、みんなで仲間入りを喜び、病気や怪我をすれば病院や治療法の情報交換をしています。

 

様々なオフ会も各地でしばしば行われていて、桜が咲いては集まり、青葉になれば遠くから駆け付け、夏場は暑いからじっとして(笑)、秋になればバーベキュー、もちろん冬には本領発揮、スキーをしたり、橇を引いて雪を満喫します。

 

 

今回この記事を書かせて頂いて、写真を整理しましたが、もう随分長い間りかと一緒にいるのだなと、あらためて楽しい毎日だったと感じています。

りかに我が家の子で良かったと思ってもらえるように、ずっと大切にして、一緒に暮らして行きます。

 

Instagram @rika_the _siberianhusky

 

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