うちの子が好きすぎる飼主の蓮(len)と申します。
 
トイプードルのラトナ(メス)は2016年2月9日に糖尿病の合併症により9歳で虹の橋を渡りました。
トイプードルのマディヤ(メス)は10月で11歳になり、初期の白内障が発症し点眼治療中です。

 
 
そしてGMEを発症し闘病中のトイプードルのミトラ(メス)は10歳になり脳炎については、お薬のおかげで安定はしていますが、副作用による影響は出てきている今日この頃ですが、元気です。
 
そんな、ミトラですが、2016年7月に脳炎の再発をしてから1年が経ちました。
脳炎と診断されてからすでに1年7か月が経ちました。
 
散歩中にすれ違う人からは「可愛いですね。元気そうでいいですね。」と声をかけてもらえるようになりましたが、毎日毎日、試行錯誤を繰り返しながら暮らしています。
ミトラの脳炎治療のためには、いろんな人に助けてもらっています。

 
ホームドクターの的確な指示、自然医療の専門医での食事指導、ブログのお友達のアドバイスのおかげでなんとか安定した状態を保つことができています。
一緒に暮らしているマディヤは11歳ですが、特に大きな病気もない健康な犬です。マディヤと比べるとミトラはやっぱり「病気なんだ」と感じることが多々あります。

 
難病と言われている病気を患っているのですから仕方がないのは承知の上です。現在は、お薬も服用して安定的な生活はできている状態ですが、悩みもあります。
それは、薬による副作用が一番大きいです。
 

 

現在服用しているお薬について

現在、服用しているお薬はプレドニゾロン(ステロイド剤)1日3mgとシクロスポリン(アトピカ)を服用しています。
この二つの薬の役割は、プレドニゾロンは、炎症を抑えます。
 
シクロスポリンは過剰な免疫を抑制する働きがあります。
他にも肝臓の働きをよくするアモキクリアとてんかん防止のための臭化カリウムと抗生物質(名称不明)を服用しています。
 
すでに1年7カ月のうち、1週間ほど休薬日がありましたが、それ以外はプレドニゾロンとシクロスポリンを毎日服用しています。
プレドニゾロン、シクロスポリンには副作用があるのは覚悟の上ですが、やはり内臓には影響が出ています。
 
ミトラの身体に副作用としてみられる症状は、内臓の働きの低下(肝臓、腎臓)、免疫力の低下、筋肉の衰え、身体の震え、食欲増進といったものがありました。
 

現在服用しているお薬の副作用と症状(ミトラの場合)

内臓の働き低下(肝臓、腎臓)

以前は、ホームドクターのところへ週1回ペースで血液検査を受けていました。現在は、2週間に1回ペースとなりました。
初期の段階で即副作用が出たのは「肝臓」でした。
 
血液検査をする度に肝臓の数値が跳ね上がっていました。
最優先事項は、脳の炎症を抑えることなのでプレドニゾロンとシクロスポリンは、外すことができません。
 
肝臓の動きが低下すると薬の消化を遅らせてしまいます。
では、肝臓の動きをよくするために何をするべきなのかということを調べました。
 
結果的に見直したのは、まずは食事でした。
そこで自然医療の専門医を訪問し、手作り食の指導をしてもらいました。
 
昆布と煮干しで出汁をとり野菜を細かく切ったものをささ身と一緒に入れて煮込み最後は葛でとろみをつける。これを1年間続けました。
すると、血液検査での肝臓の数値は低下しました。
 
ところが、1年を過ぎると腎臓の数値に影響が出てきました。そのころ食欲が異常に増えたため野菜汁以外にも蛋白質が多く含まれている豆腐、ささ身肉を以前より多く食べさせていました。
 
夏の暑さもあり散歩の量が以前よりも減ってしまい、体重が増えていました。
 
決定的なことは、ミトラと同じご飯を食べている健康なマディヤが同じ時期に食欲不振になり、元気がないため病院で血液検査をしたところ、腎臓数値に異常が見つかっりましたからです。
 
直感的に、これはご飯に原因があるのではないかと思いました。
そこで、再度自然医療の専門医へ相談に行きました。
 
そこで食事の指導は、蛋白質が多すぎるため、ささ身ではなく、サーモン、マグロ、鶏の胸肉に切り替えて白米の量を増やし、野菜汁を以前より少なくするように指示がありました。
 
ミトラの身体にはむくみもあったためショウガ、シナモン、梅干しを食べさせるように指示がありました。
マディヤの血液検査で確認したところ、食べ物を変更することで腎臓数値は安定しました。
 
ミトラの場合は、肝臓の数値は安定しましたが、塩分が多い梅干しを食べるとどうしても肝臓の数値が悪くなるため同じ発酵食品である納豆へ変更しました。
 
食べ物で改善された肝臓は血液検査の数値をみると安定してきていることが把握できました。
ところが、しばらくすると腎臓の数値が高く、ナトリウムとカリウムの数値が低いと言われました。
 
そこで、ナトリウムの数値を上げるためにご飯に塩を1日1g入れることがホームドクターより指示されました。
またカリウムの数値を上げるために梨を4分の1個食べさせてくださいと指示があり、現在食べているところです。
 

 

免疫力の低下

再発時に発症した瞳孔の開きが徐々に元に戻ってきた矢先の出来事だったのですが、陰部から緑色のものが出てくるようになりました。
 
最初は、何かよくわからなかったのですが、陰部を異常になめるため普通ではないということは把握でき、即ホームドクターのところへ行きました。
 
エコーで調べると子宮が炎症を起こしているようでした。
 
その時は、子宮内膜症なのか?子宮内膜炎なのか?わからない状態でしたが、手術をする必要があるかもしれないと説明を受けました。
 
プレドニゾロンを服用していると麻酔の効きが悪いことやリスクが高いことを説明されました。そのためよって手術ではなく薬で治す方法で様子をみることになりました。
 
幸い、薬の服用で子宮の炎症も治まりました。
現在は、陰部を清潔にすることを心がけています。
 

筋肉の衰え

プレドニゾロンを服用していると副作用としては筋肉が衰えるということでしたが、影響は出ています。
まずは、足の筋肉です。特に後ろ足が弱く感じます。
 
家の中を普通に歩いていると不意にツルツルと滑っていますが、ひっくり返ることはありません。
これは、散歩へ毎日行くことで鍛えるしか方法がないと思っています。
 
もう一つ筋肉の衰えを感じるのは、顎の周辺です。
 
今も少し硬いものが噛み辛い状態になるため、喉に詰まるのではないかとヒヤヒヤしています。
これは、再発したときに顎の周辺が麻痺したことで、口が動かなくなりましったためです。
 
よって飲食ができなくなりましたが、幸い、今は飲食もできるようになりました。ただ、後遺症として右側の顎が以前よりも動きが悪くなりマズルが異常に汚れますし、食べた後もお皿の周辺がとても汚れます。
それでも飲食ができることはともて喜ばしいことです。
 

身体の震えと毛量と食欲増進

再発してから身体の震えがひどくなりました。
 
以前は、興奮したときのみ震えることが多々ありましたが、ほぼ興奮状態なのか身体は震えていることが多いです。
今では寝ているときもまれに震えていることがあります。
 
これは、再発の兆しの震えなのか?または興奮しているだけなのか?は不明です。
毛量も身体の部分だけ薄くなり、洋服を着るとわかりにくいですが、こちらも薬の副作用だということでした。
 

食欲増進

食欲だけはあるのでどんなものでも食べます。苦いお薬でもへっちゃらです。
あんなに食に興味がない子がなんでも食べるようになり、薬の影響ってすごいなとしみじみ感じています。
 
ただ、食べ物を欲しがるのは異常な執念がありますが、食べすぎると、肝臓にも負担がかかり、体重が増えてしまい、身体もむくんでしまいます。
そこで、体重管理や肝臓や胃の大きさを目視で確認しながら食事の量を増減させています。
 

副作用に負けない身体作りは飼主の管理が大切

お薬の副作用については、ホームドクターからも言われていたためある程度は覚悟をしていました。
しかし、ここまでいくつもの副作用があることには、正直ショックを受けているのも事実です。
 
だからといってあきらめることなんて考えたこともありません。
では、飼主の私がミトラにできることはなんだろう?と考え、行動に移しました。
 
それは「管理」です。
私自身、どちらかといえばおおざっぱな性格で行き当たりばったりの直感タイプでした。
 
虹の橋を渡ったラトナが糖尿病になったときにも同じことをしましたが、毎日ノートに何を食べさせたとか様子を書き記すことにしました。
 
最初は、よくわからないことばかり書いていて参考にはなりませんでしたが、今ではお薬を飲んだ時間、食べたもの、散歩の有無など細かい詳細を記入しています。
 
今ではマディヤのことも一緒に記入することにしています。
このノートをみると、二匹の様子がわかるようにしました。
 

 
薬については、1日に沢山の量を飲むため薬の管理ケースを購入してわかりやすくしています。
 

 
生活の質を変えず、薬の副作用に負けない身体づくりと管理が功を奏したのか現在は安定しています。
 
しかし、今年のGWごろに、異常な興奮をさせてしまったことでてんかん発作がありました。
これは、脳炎の影響なのかは不明ですが、一度の脳炎発作を起こすことでどこかになんらかの影響があることは再発の経験から把握しています。
 
発作を起こした後の影響を考えるとお薬を減らすよりも現状維持を長く続けるための努力が必要ということです。
ミトラの生命力を信じ、飼主の私も頑張っていきたいと思います。
 

 
※これは、あくまでもミトラの場合になります。同じ脳炎でお悩みの方に参考にしていただければと思います。

 

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