
雪の季節到来!愛犬と思いっきり雪遊びを楽しみたいときに必要な3つの心得
雪で肉球スイッチ オン
毎年のことですが、シーズン初の雪が積もって最初の1歩をそこに記すとき、我が家のジョン&ムックの肉球は雪を感知し、ルンルン気分になります。
小型犬のモネは寒さがこたえるようで、もう雪を喜ばないですが、大型犬のジョン&ムックは雪が大好きです。
雪が積もったら、雪の中に顔を突っ込んでフンフンします。
冗談で「ウサギはいた?」とジョンに声をかけますが、なぜかしら、雪の中に顔を突っ込んでいます。
庭先だったり、よく知っている場所であればフンフンさせても大丈夫だとは思いますが、雪の下には、どんな物が埋まっているかわからないので、知らない場所や安全が確認できない場所であればフンフン・雪をほりほりはさせない方が良いかもしれません。
北海道だと、ねずみやキツネのフンがあったりするとエキノコックスの心配をしないといけないので、ちょっとした注意が必要です。
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雪って美味しい?
私も北海道に来た頃は、あの真白い雪を見ると食べたいなあと思った頃があったのですが、ワンコもそうです。
雪を巻き上げて食べたり、遊び疲れたら水野代わりに食べたりします。手や顔についた雪もなめるし、ワンコも雪を口に入れることが沢山あります。
ある日、ジョンが血便をしました。
真っ白な雪の上に点々と赤い血の混ざった便をしたので、慌てました。何事か?とすぐに獣医さんにいったのですが、雪の食べ過ぎによる下痢でした。
雪は冷たいので食べ過ぎたら下痢をするのは、当たり前なのですがそれよりも、
「雪は綺麗なように見えるけど、空気中のちりを含んで美しくない。だから食べさせない方がよい。」
と獣医さんに言われたことが、ショックでした。
雪=綺麗なものと勝手に思い込んでいたところがあったので、貴重な言葉でした。
どちらかというとお腹の弱いジョンなので、それ以来、できるだけ雪を食べさせないように気をつけています。
雪対策
①雪玉対策
雪の中で過ごすと、毛に雪玉がつきます。雪玉は、雪質や毛質によってでき方が全く異なります。
雪と一言で言っても水分を多く含む雪とそうでない雪とでは、雪質が全く違います。
我が家のムックとモネは毛が抜けない、シングルコートになっているのですが、水分の多い雪の時には、大きな雪玉ができます。
お腹、足、顔など毛のあるところ全てに雪玉ができるのです。
遊べば遊ぶほど大きな雪玉になってしまい、遊び終わる頃には大変なことになってしまいます。雪玉ができたらお湯で溶かすしかないので、帰って来たらお風呂場へ直行です。
何が違うのかよくわかりませんが、ダブルコートのジョンには、あまり雪玉がつきません。ムックと同じ様に遊んでも雪玉の付き具合が全く違います。
それでも、長時間遊んでいると、肉球の間の毛に雪玉がつきます。そのまま遊び続けると、雪玉が大きくなるので遊びも終了です。
本などを読むと、『雪玉がつくと痛い』と書かれているのですが、ムックは平気で遊んでいます。
どちらかというと、シーズン初めと終わりの雪(水分が多い)が雪玉になりやすいです。
だから、我が家では、雪玉対策として服を着せています。
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②雪道対策
除雪された歩道や道路はよく滑ります。まずは、人が滑らない靴を履くことが大事です。
凍った道の上に雪が薄く積もるととても滑りやすいです。油断すると転んでしまうこともしばしばです。
もちろんワンコも滑ります。
普通に歩いているだけであれば、四つ足歩行のワンコは人より安定しています。とはいえ、大型犬より小型犬、若犬より老犬の方が滑りやすい様です。
ジョンは14歳ですが、若い時はリードを持っている私が滑ると四肢を踏ん張って立ってくれていたのですが、昨シーズンあたりから、よく滑るようになりました。
足腰の筋肉が弱くなって踏ん張りが効かなくなっていると思います。まだ、履かせたことはないのですが、靴も必要かなと考えています。
物的な対策とともに、雪道を安全に散歩しようと思ったら『飼い主の側をきちんと歩く』というしつけができていないと危険です。
突然犬が走り出しても、飼い主は走る事もできません。また、突然転んだ飼い主が、リードを離してしまうということも考えられます。
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③防寒
寒さに強い犬や雪玉の心配のない犬は、特に防寒は必要ないのかもしれませんが、小型犬や老犬などその子に応じた防寒対策が必要だと思います。
モネも若い頃は、外で元気に走り回っていましたが、今は外へ出たがりません。出てもほんの数分で足を上げます。
ジョンも、長い時間外にいると、お腹の調子を崩すことがあります。
人の防寒とともにその子に応じた防寒対策をお進めします。肉球もガサガサになるので、クリームがあった方が良いと思います。
雪の遊び
おもちゃやボールがなくても雪の中を走り回るだけで楽しいと思います。
我が家の庭には冬の除雪した雪を積み上げてちょっとした山ができます。それを登ったり下りたりするだけでも楽しいようです。
冬になると、人も犬もなかなか外にでて遊ぶことができないので、何か一緒にできないかなと思い、除雪作業のお手伝いをジョンに教えました。
ママさんダンプを一緒に引っ張るという作業ですが、なかなか楽しいようです。除雪をしようと外に出る準備をすると、一緒に行きたいとアピールしています。
ジョンには教えたのですが、ムックは兄ちゃんがやるのを見てママさんダンプを引っ張ることをあっと覚えました。実際の戦力になるかどうかは別ですが、遊び半分、冬の辛い除雪作業も楽しめます。
雪の中に大好きなおもちゃを隠して見つける『探せゲーム』や歩くスキーやかんじきを履いて夏には歩くことのできない草地や山の中を歩くのも楽しいと思います。
この時期ならではの犬ぞりに挑戦するのも楽しいです。ここ十勝では、アクティビティとして犬ぞりツアーを体験できる所もあります。一昨年、私は、ムックで犬ぞりを体験できる機会に恵まれ、やらせてもらいました。とても短い距離ではありましたが楽しかったです。
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