
【この子の病気は私がみつける!】 Vol.3 眼で見た変化(顔・頭部)・ネコ編 犬とは違う!?
前回のコラムで、“イラストも写真も犬だけで犬の話だけなの?”と思われたかも知れません。
“いえいえ、ネコの話もちゃんとご用意していますよ”ということで、今回は猫の眼で見た変化(顔・頭部)・ネコ編としてお話していきます。
観察の仕方
(猫は見つめられると嫌がって逃げてしまう子もいますので、遠目から観察することからはじめることがあります。)
Step1:顔(頭)全体を見る
Step2:視点を変えて顔を見る
Step3:各部位を観察する
この手順で観察することは同じです。
Step1、Step2は前回のコラムを参照してみて下さい。
※ココが違う!
1.犬と違って興奮しても舌を出して呼吸しない。
仔猫の頃に、夢中で遊んで走り回り、その後に犬のようにハアハアして舌をだして呼吸することはありますが、通常生活で舌を出してハアハアして舌をだして呼吸するのを見かけることはないと思います。見かけたら何かしらの大きな問題を抱えている可能性がありますので、動物病院で診察を受けましょう。
2.猫の皮膚疾患は顔に病変ができることが多いので、皮膚の変化は気をつけて見つけましょう。
3.被毛に覆われているので皮膚の色は見にくいですが、ネコは病気に伴って黄疸(肝臓疾患や血液疾患などが原因)が出て、皮膚の色が黄色になることがあります。顔で見やすいのは耳介の内面、眼(俗にいう白目の部分)、口の粘膜です。発見したら何かしらの大きな問題を抱えている可能性が高いので、動物病院で診察をオススメします。
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