
お出かけキャリーはどれを買えばいい?ー犬と好奇心を連れていく
こんにちは、Fanimalライターの金子&愛犬のジュウザです。
ところで、ペットを入れる外出用のキャリーをどれくらい知っていますか?実は、6種類以上もあるんですよ!ちなみに我が家には5種類あります。犬1頭しかいないのに(笑)。
でも適した用途があるので、いくつかそろえておくと便利だと思います。近年はキャリーが進化して、いろいろなアイテムが登場しています。
私とジュウザが使っているものを中心にご紹介しましょう!
「スリング」は持ち歩いていざという時に使える
軽量な布製が多く、小さくたためて持ち歩けることが利点です。形がしっかりした丈夫なスリングは折りたためないものが多いので、バッグと同じように使いましょう。
スリングはこんなときに使える
- ペット入店可のショップやカフェに立ち寄るとき
- 人通りが多い行楽地へ旅行に行くとき
- 外出先でペットが体調を崩したり、けがをしたりしたとき
- 散歩デビュー前のペット(子犬)と出かけるとき など
●使うときの注意点
- スリングを禁止している公共交通機関がある
- ペットが自由に姿勢を変えられないこともある
最近は中・大型犬対応のスリングもあるので、いざというときのために1枚用意してみては?
約15kgのジュウザをスリングに入れるとこんな感じです。

パッツンパッツン。しかもときどきビリッて音がする。私の肩からはバキッて音がする。
みなさん、無理は禁物ですよ!私も今のところ使う機会がほぼありません……。
ジュウザがもっと高齢になったときに役立つかな?
「バッグ」は長めのお出かけのときに使える
布製やナイロン製が大半です。
底板付きのしっかりした形状で自立するバッグなら、飼い主さんと一緒のときに限り簡易ハウスとしても使えそうです。
バッグはこんなときに使える
- スリングとほぼ同じ
- キャリーの中に長く入っていてもらいたいとき
(底板付きで自立するバッグはペットが自由に姿勢を変えられる)
●使うときの注意点
- バッグを禁止している公共交通機関がある
- 小さく折りたためないので少々かさばる
中・大型犬用のバッグはかなり少ないので、オーダーメイドになるかも?
ジュウザ用に探してネットサーフィンしていたら、耐荷重20kg以上のバッグを発見。即購入。その結果……。

ジュウザの表情が全てを物語っています。
耐荷重ばっかり見ていたらダメですね〜。全体的に長い甲斐犬には不向きでした。いつか何かに使いたい。
「クレート」は車で出かけるときやハウスの代わりに使える
上下に分けられますが、折りたためるものは少数。しっかりしている分、重さがあってかさばります。
キャスターを付けてカートのように移動できるものもあります。その他、折りたたみできる布製のソフトクレートもあります。
テントのような作りなのでペットを入れたまま持ち運ぶのは難しそうです。
クレートはこんなときに使える
- 車で出かけるとき
- 公共交通機関に乗るとき
- 留守番用のハウスにするとき
- 災害時に避難所で生活するとき
- 飛行機に乗せるとき
(シートベルトで固定したり、足元に置いたりして安全を確保できる)
(サイズと重さによっては不可。乗車前に確認する)
●使うときの注意点
- 犬が立つ、横になる、ターンする動作ができるサイズを選ぶ
- ベッドとトイレを分けるのが難しいので、長時間の留守番には不向きかも?
我が家にあるジュウザ用のクレートは、折りたためるソフトクレート。使用目的はキャリーではなくハウスです。

やっと普通の使用写真をお見せできましたね!
「ケージ」はクレートとほぼ同じように使える
金属製やプラスチック製などがあります。金属製はクレートよりも頑丈なので、飼い主さんが目を離すときでも安心ではないでしょうか。
薄く折りたためるものはクレートよりかさばりませんが、かなり重量があります。その他、折りたためないもの、キャスターを付けられるものもあります。
ケージはこんなときに使える
- 車で出かけるとき
- 留守番用のハウスにするとき
- 災害時に避難所で生活するとき
●使うときの注意点
- クレートと同じ
我が家では留守番用のハウスとしてケージを使っています。
小型犬は留守番用にサークルを設置できますが、中・大型犬は高さやスペースが必要なので、代わりにケージを使うご家庭が多そうです。

こちらも普通の使用写真。車で出かける機会が少ないので、キャリーとしてはほとんど使っていません。
「カート」は徒歩や公共交通機関で移動するときに使える

カートはキャスターが付いているキャリーです。旅行用カートのように持ち手を引いて楽に移動できます。
クレートやケージより軽量なので、キャリーとして使い勝手はよさそう。ショルダーやリュックサックになるものもあります。
カートはこんなときに使える
- 公共交通機関に乗るとき
- 2頭以上のペットと出かけるとき
- キャリーの中に長く入っていてもらいたいとき
(サイズと重さによっては不可。乗車前に確認する)
(飼い主さんがいるときに限って一時的なハウスにする)
●使うときの注意点
- かさばるので置き場所を確保したほうが便利
「バギー」は徒歩や車で出かけるときに使える
ベビーカーのように人が押して使います。
カートと違って、犬の様子を見ながら移動できるのが特長。
ペットを入れる部分を取り外すと、バッグになるものもあります。
フレームは折りたためるので収納するときに便利そうです。
バギーはこんなときに使える
- 2頭以上のペットと出かけるとき
- ペットの様子を見ながら散歩したいとき
- キャリーの中に長く入っていてもらいたいとき
- シニアのペットと出かけるとき
- 動物病院に通院するとき
(飼い主さんがいるときに限って一時的なハウスにする)
●使うときの注意点
- バギーを禁止している公共交通機関がある
- 折りたたんでもかさばるので、置き場所を確保したほうが便利
(バッグとフレームを分ければ可の場合もある)
キャリーによっていろいろな特徴や使い方があります。用途やペットに合わせて楽しく選びましょう。
とはいえ、一番大切なのは「安全」です。
ペットがキャリーから飛び出してけがをしたり、キャリーを噛んで破壊したりすることがないように、気をつけたあげたいですね!
……と、自戒を込めて言いました。実は以前、ジュウザがやらかしてしまいました。
こちらのケージの写真をご覧ください。

よく見てみると、檻が曲がっていますよね。
たまたまケージで留守番をさせたときにすぐ近くで雷が鳴り、パニックになって大暴れ!クレートだったら破壊していたでしょう。あっぶない……。
キャリーで移動中にもいろいろな危険があります。外出先でハウスにするときも要注意。いつでもどこでも愛犬を守れる、ステキなキャリーを選んでくださいね!
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