■シー・ズーの概要と歴史

シー・ズーは、くりっとした目とぺちゃんこの鼻がキュートな犬種です。人懐っこく運動量もそれほど必要ではないため、お年寄りやマンションで暮らす方、初めて犬を迎えられる方でも飼いやすいといわれています。

日本で最も多く見られる毛色はゴールド&ホワイトで、あたたかみのある印象の組み合わせです。その中でもレッド系・オレンジ系・マホガニー系などに細かく色味が分かれます。

続いて多い色がブラック&ホワイトで、はっきりしたコントラストが引き締まった印象です。

日本ではあまり見かけませんが、全身が単色のホワイト・ブラックカラーの子もいます。アメリカではオールブラックのシー・ズーが一般的です。他にもパーティー・カラーと呼ばれるまだら模様の子や、ゴールド&ブラックなどあらゆる毛色の子がいます。単色以外のシー・ズーは、成長していく過程で毛色が変わっていくことも特徴のひとつです。

シー・ズーという名前は、中国語の「獅子狗(シー・ズー・ゴウ)」に由来しています。外見が「獅子(ライオン)」に似た「狗(犬)」という意味です。中国の王宮にて、チベットの犬であるラサアプソと中国犬のペキニーズを掛け合わせて生まれたとされています。

シーズー5 | Fanimal(ファニマル)

シー・ズーは1800年代後半、西太后に寵愛されたことでも有名です。神聖な犬とされ、国外に出ることがなかったシー・ズーですが、政治の混乱をきっかけにヨーロッパに渡ることとなります。その後イギリスで交配が進められ、一般家庭に広まるまでになりました。日本では1963年頃に伝わったといわれています。

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