はじめまして。

日本ドッグヨーガ普及協会、ドッグヨガインストラクターTAKAKOです。
 
相棒のインストラクター犬、チワワの伝次郎10才と共に活動を始めて6年位になります。
 
それまではずっとHIPHOPJAZZを教えるダンスインストラクターであり、CLUBでレギュラーイベントを持ち、某アーティストのクラブツアーで踊ったり、大きな舞台も踏ませていただきました。
 
CLUBは当然夜中の出演、寝ないで次の日の仕事に行くこともたくさんありました。休みはないのがほとんどでした。
 
TAKAKOダンサー時代 | Fanimal(ファニマル)
 
今思えば、毎日一つ一つ丁寧に仕事をする、というより、何とかこなしつつ、本当は心身息切れしていて、 中身はいつも満たされない寂しい自分がいたと思います。
 
人間関係でも、プライドが邪魔をして、弱みを見せることも出来ず、傷つきたくないから、自分を守るために、遠ざけてしまった人や関係もありました。
 
だから人前で激しく踊ったり、自分の内側を踊ることで表現し、発散しつつも、本当はいつも自信がなかったのです。
 
プライドは高いくせに自信のない素直じゃない厄介な自分。当然自分を好きではありませんでした。
 
伝次郎と大和の初対面 | Fanimal(ファニマル)
 
伝次郎と大和はそんな私の所にやってきた人生を変える犬となりました。
 
先代のビーグル犬が16才で亡くなってから家族みんな犬を飼えず、子育てが終わって寂しくなった両親が7カ月過ぎて最終セールの箱に入れられた伝次郎を迎えることにしたのです。
 
伝次郎は、特に大きなケガもせずすくすくと健康に育ちました。そして伝次郎が3歳になったとき、 ある犬舎がなくなるということで、そこから3歳のチワワ、大和を引き取ることになりました。
 
果たして、伝次郎にとってこれは幸せなことなのか?大和にとっても、うちの家族で幸せなのか?今までたくさんの犬の中の1匹だったし、他の犬がいない家の方がいいのではないか?
私のエゴではないのか?
 

ドッグヨガとの出会い

色々悩んでいたとき、出会ったのがドッグヨガでした。
 
伝次郎の気持ちを知りたい、今まで1人っ子だったのにごめんね。という罪滅ぼしの気持ちもあり、やってみよう!と、すぐに申込みインストラクターになりました。
 
ドッグヨガを学びながら、伝次郎と大和を感じること、向き合うことを通して、自分自身を変える、生き方を変えるきっかけをつかんだのです。
 
ドッグヨガを始めてからは、改めてそれぞれの良さに気づくことができるようになりました。飼い主と犬という関係だけでなく、対等な命として、彼らに対する愛情もより深まったと思います。

 

伝次郎と大和

同い年のオス同士、最初は喧嘩も激しくすることもあり、大変なこともたくさんありました。
 
「どちらかの優劣をつけるために一匹を去勢してはどうか?」というアドバイスもされましたが、絶対そんなことしたくないと思いました。
 
チワワの伝次郎 | Fanimal(ファニマル)
 
それは、家族や私自身がこの子達を扱いやすくする自分勝手な手段だと思ったからです。それでは彼等の命を尊重することにはならないと考えました。
 
時間はかかっても、伝次郎と大和がゆっくり関係を築いてくれたら、よくSNSの写真で見かけるような“いつもくっついて仲良し~!”みたいにならなくても良いやと思えました。
 
だって、私達人間も好きな人も苦手な人もいるし、家族間だって喧嘩もするし、大切に思っていても鬱陶しいときもある。
 
誰とでもいつでも仲良くなんて、自分ができていないことを、伝次郎と大和に押し付けるのは違うのではないか?と。
 
今ではすっかり、二匹はいい距離感をとっていて、彼らの間にも絆がしっかり育っていることを感じます。
 
チワワの大和 | Fanimal(ファニマル)
 
場所を譲りあったり、大和が苦手な掃除機が出てくると、伝次郎が前に立ちはだかって守ろうとしたり、伝次郎にフレンドリーでない犬が寄ってくると、大和が持ち前の陽気さで間を取り持とうと間に体を入れてきたり・・・そんな姿が微笑ましく、お互いを認め合って信頼関係を築けたのだな~と嬉しく思います。
 
こうして大変だった時期もドッグヨガに出会っていたからこそ、彼らの関係を見守り、それぞれを信頼することができたから、乗り越えられたのです。
 
チワワの伝次郎と大和 | Fanimal(ファニマル)
 
ドッグヨガに出会ってからの私自身の中にも大きな変化がありました。生きるのがとっても楽になったのです。
 
なりたい自分よりも、周りが思う私らしさに重きをおいて、無意識にそちらに自分を寄せようとしていたことや、
人の気持ちや行動はコントロール出来ないのにも関わらず心がモヤモヤしてしまうこと。
 
例えば「〇さんにこうしてあげたんだから、〇さんに感謝されるはず!」
など勝手に期待して、思った結果が得られないと悲しくなったり、怒ったり・・・
 
ドッグヨガを流れるヨガの教えを通して、ちょっと残念な自分も冷静に受け入れることや、自分自身への負の思い込みもだいぶ手放すことができたのです。
 

恋愛も変わってきた

恋愛に関しても大きな変化がありました。
 
以前は「好きになった者が負け!好きな分量の多い方が負け!」と、いうような変なプライドによって、好きな気持ちを素直に表現出来ず、関係が壊れたり、相手の気持ちを勝手に妄想し、私は必要ないのではないか?!と被害妄想に捕らわれ苦しくなって、変な態度をとったり・・・なかなかの恋愛劣等生っぷり発揮していました・・・イタイ・・・
 
伝次郎や大和が私を真っ直ぐ好きでいてくれ、そのまままっすぐ受け入れるのと同じように、
目の前の好きな相手を、自分の価値観で決めつけず、そのまま受け止め、格好つけず、素直に気持ちを開くことが出来るようになると、大好きな人が側にいてくれるようになり、私もその人に大切にされていると感じられるようになりました。
 
同じ物を見ても人それぞれ捉え方が違うように、自分の感じ方の癖や、物事の捉え方によって、人生は生きていきやすくも生きづらくもなるのだと思います。
 
これは、恋愛だけでなく、家族関係や全ての人間関係に通じる変化だったと思います。
 
もし、過去の私のようにモヤモヤしたもの抱えたり、うまくいかないなって思っている方がいたら、ドッグヨガを通して、何かの役に立てればいいなぁと思うのです。
 
余談ですが、ダンスのクラス。昔の私は、クラスで細かく音にハメた難しい振付を参加者のレベルやニーズに関わらず、これが私のダンス!と押し付けていたように思います。
 
自分の虚栄心を満たすだけのエゴですね。
 
今は初心者からベテランさんまで、ダンスって楽しいと思っていただけ、踊ってみるとなんだかいつもと違う自分になれる~♪
 
何かモヤモヤしていても、このクラスの間は踊って忘れられる~みたいなレッスンをモットーにしております。人って変わるものですよね~。
 
こんなふうに、私を変えてくれたドッグヨガについて、次回から,少しずつお話していきますね。
 
 

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