
【この子の病気は私がみつける!】Vol.7 ネコ:飼主さん何で気づきました?(後編)
つい最近新年を迎えたと思ったら、もう2月ですね。でも、まだまだ寒くて猫と一緒に暖かいお布団で寝ていたい日々が続いています。今回は前回に引き続き‘飼主さん何で気づきました?’の後編で、お腹と肛門周囲のお話です。
☆お腹
飼主さんの訴え
●赤くなっている、湿疹ができている |
猫のお腹や太ももの内側にかゆみの強い、赤いプツプツした皮膚病変(好酸球性局面)ができることがあります。何らかの過敏症反応(ノミアレルギー、食物アレルギー、アトピー等)が根底にあって発症することが多い疾患です。お腹をよく舐めてる(痒いので)姿をみるようでしたら、赤くなっていないかを観察して診察を受けて下さい。
飼主さんの訴え
●しこり・腫瘍がある |
正常でも若い猫で意外と多いのが下腹部に皮下脂肪がついて、しこりのように触れることがあり、来院されることがあります。
病院では皮膚に出来たしこり・腫瘍なのか、皮下組織のしこり・腫瘍なのかを鑑別していきます。また、乳腺の腫瘍の場合、猫では悪性であることが多いので小さいうちにみつけて診察を受けましょう。
●毛が抜けている |
見事なまでにキレイに毛が抜けている猫を診察することがあります。
皮膚にしこりや湿疹はありません。ほとんどが左右対称になっています。
この脱毛は過剰なグルーミングによって生じるため、毛が根本で切れて脱毛のように見えます。過剰なグルーミングをする原因を探していくことになりますが、心因性のことが多いです。
肛門周囲は…?>>
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