
もっと猫を好きになるお店 ~ 神保町にゃんこ堂 ~ 前編
まずはこんな質問をしてみました。
*「どうして猫の専門店をやろうと思ったのですか?」
姉川さん「猫の専門店にしてから3年半になるんですが、その前までは本当に本が売れなかったんです。普通の本屋はもうダメだ。でもじゃあどうすればいいかわからないという状態が続いていて。
で、ある時ですね。もう家から独立していて外で働いている娘がひょこっときて“猫の本屋やろうよ”と言ってきたんです。猫好きな人は凄くたくさんいるからその人たちが喜ぶ店にしようよと。娘はずっと猫と暮らしていて、あそこにいる猫ちゃんなんですけどね」
と、指さした先には大きいパネルが。
こちらは姉川陸男(アネガワリクオ)くん。猫好きの方はすぐにわかるだろう、スコティッシュフィールドです。
このお店の猫店長をやっているそうです(怖がりのため店内にはいません)
撫でたい…と猫好きの西川がいないのを悔しがってました。
【にゃんこ堂の産みの親は猫好きな娘さん】
姉川さん「だからなのかわからないけど、猫の本屋をやりたがったんですよ。お父さんとりあえずこの棚4つ貸してよ。全部本をどけてよと。」
「さらに半ば強引に50冊の本の発注を頼まれたんですよ。どこで調べてきたのかしらないけど猫の本ばかり。」
「今の時代じゃ当たり前の事ですが、本って縦に棚に入れてても売れないんですよね。平置きにしなきゃ売れない。娘が使わせろと要求した4つの棚には隙間なく縦に本が並んでいて、魅力ある本もなくて、売れてない棚だったんですね。平置きにしようにも、何を並べていいかもわからないし、売りたい本があっても小さい本屋には出版社は在庫を回してくれない。そんなこんなで八方ふさがりだったわけです。」
「発注を渋っていると娘が帰ってくる度に“この本屋さん潰れそうだねぇ” “読みたい本無いねぇ”なんて言ってくるんですよ 笑」
「ええーーい、じゃあやってみなよ!と娘に折れたわけです。
それがにゃんこ堂の始まり。」
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