
日本猫の性格や特徴、飼い方を知ろう!ー飼い主は見た!犬猫生態図鑑
日本猫の毛色・性格の関係!?本に載ってない日本猫の生態
猫好きの娘(当時6歳)が猫を飼いたい!と言い出してから一年あまり。
ネットの譲渡情報などから探して里親になろうと動いていたけどなかなか縁のある子に出会えずでした。
そんなある日「近所の動物病院で子猫の里親募集しているよ!」と友人から連絡があり早速娘と2人で子猫達に会いに行きました。
4匹居た子猫の中で真っ先に私たちに寄ってきたのはトビミケ柄のハッチです。ものおじしない性格に私はすぐに彼にメロメロになってしまいました。
初めから2匹もらおうと心に決めていたので、もう1匹は娘に決めてもらうことしました。
娘が即答したのはキジトラ柄のマーヤです。
一番臆病そうだったマーヤを選んだ理由を聞いたら「柄が可愛かったから」という単純なものでした。
こうしてあれよあれよという間に2匹の里親になることになりました。
猫と暮らすのが初めての筆者。まだまだ飼い主として未熟者ですがリアルな猫との生活・実態をお届けします。
日本猫の特徴と性格
尾が長いタイプと、短いタイプの両方がいます。
もともとは長い尾のタイプしかいませんでしたが、江戸時代に突然変異で生まれた短い尾のタイプに人気が出て広まったと言われています。
この尾の短い猫が流行ったいきさつには長い尾が二本生えた妖怪「猫又」が絡んでいるようです。
古来から猫は長生きすると化け猫になるとされてました。その化け猫の一種が「猫又」です。
「猫又」になってしまった猫は人を食うということから恐れられ、尾が長いタイプの猫が避けられるようになりました。
その結果、尾の短い猫の人気が高まったとされています。日本猫は被毛の色や模様の種類が多く、また毛色がはっきりしていることが特徴です。
日本猫の毛色の種類
・クロ シロクロ シロクロトビ
・グレー グレーシロ グレートビシロ
・チャトラ チャシロ チャシロトビ
・キジトラ キジシロ キジシロトビ
・サバトラ サバシロ サバシロトビ
・サビ
・ミケ トビミケ
大まかな分類でもなんと19種類!!全部言える人の方が少ないんじゃないですかね?
“毛色によって性格がでる?!(出典後述)”
以前から毛色による性格の違いがあるのでは?と言われていたネコですが、カルフォルニア大学の研究者が猫の毛色の違いでどう性格の違いがでるか、1274匹の猫を研究し実証したそうです。
応用動物福祉科学ジャーナルに掲載された研究では、「攻撃的な性格」と「穏やかな性格」を持つ柄を大まかな分類で発表されています。
攻撃的な性格の日本猫
・黒白
・ハイ白
穏やかな性格の日本猫
・灰色
・白
・トラ柄
上の研究結果についてはいろいろな異論反論が出そうですよね。
詳しく知りたい人はぜひ調べてみてください。飼っている猫の性格と分析が合ってるかをみるだけでも楽しいですよ。
我が家の日本猫 キジトラマーヤ

生後4か月で我が家にやってきた当初は、トビミケ柄のハッチとは違い安易に心を開いてくれず、すぐにソファーの下に隠れてこちらをじっと観察しているような子でした。
でも3週間程経った頃には徐々に慣れ、抱っこもナデナデもOKに。
いつの間にかそばに来て、私の横にちょこんと座ってくれるようになりました。
今では撫でて欲しい時にはモフモフの御手手でちょんちょんと私の肩をたたき、直接「なでてー」とおねだりしてくる甘え上手です。
キジトラの甘えん坊タイプの猫は、ベタベタになったら飼い主さんに依存しすぎてしまう子がいるようです。
幸福にも我が家ではハッチという兄妹猫を同時にひきとることが出来た為、猫同士遊んでくれたこともあって、ほどよい距離間を持って愛情をかけてあげることができました。
ワイルドなキジトラ猫と理想的な関係を持つことが出来たと思います。
甘え上手ですがワイルドな面も・・・
家族に対してはベタベタニャンコなったマーヤですが、お客様は苦手です。
インターホンが鳴っただけでイカ耳になり、人が来るとピャーっとソファーの下や冷蔵庫の上に逃げてしまいます。
外の人には慣れないのに、家族と認めた人に対してはデレデレになる様子に、マーヤにとって私達は特別な存在なんだ!と優越感を味あわせ、飼い主心をわしづかみにしてくれる罪な猫キジトラマーヤです。
我が家の日本猫 変な柄ハッチ

ハッチは毛色の種類を分類に当てはめようとするなれば、キジシロトビ?サバシロトビ?それともトビミケになるのか・・・。
毛色の違う部分が3種類の毛色になるのでトビミケが一番近いのかな??
ハッチは初めて出会った時、4匹いた子猫兄妹の中で真っ先に私にすり寄ってきたとっても好奇心旺盛な猫です。
すぐに抱っこができ、すぐにすり寄ってきて、すぐに一緒に遊べる猫好きにはたまらない性格です。
大きくなってからはさすがに大勢の人が来た時には逃げますが、すぐに慣れ皆の前に出てきてくつろいでます。マイペースでおおらかな性格です。
ハッチは男の子なので運動会、プロレスを始めると激しいです。
マーヤは女の子なのですが、キジトラの血が騒ぐのかハッチがしかけると一緒になって鬼ごっこやプロレスをして遊んでいます。
子猫のときはお互いやりすぎで「フーフーシャーシャー」言い合っていましたが、大きくなってからは力の加減を学んだらしく本気で怒ることはありません。
おおらかな性格のハッチはブラッシングも爪切りも全く動じません。
コロコロを直接身体にあててコロコロしても嫌がることなく気持ちよさそうにしています。抱き上げるとすぐにゴロゴロ言っちゃいます。
なんでも食べるし、怒らない。夕食後必ず膝に乗って甘えたがる、硬いビニール袋を見ると舐めずにはいられない、ユニークな優しい猫で す。
我が家の日本猫 多頭飼い

ハッチとマーヤは兄妹猫です。
相性を気にすることはなかったですが 1点だけ気をつけていることは餌問題です。
ハッチはあったらあっただけ食べるタイプ。
マーヤはできればお腹がすいたときにだらだら食べたいタイプです。
なのでハッチが先に食べ終わってしまうとマーヤの餌を食べてしまうことがあります。
体格差もある2匹なのでハッチは多めにマーヤは少なめに。ハッチにはマーヤとは少しだけ時間差であげるようにしています。
最初は隣同士で餌を食べさせていたのですが、すぐにハッチがマーヤのお皿の餌を食べてしまうので餌場を離しました。
それでも先に食べ終わってしまうハッチですが、マーヤがまだ食べている時は壁越しに巨人の星の明子姉さんのごとくじっとマーヤの姿を見つめています。
一頭飼いだとよく心配されるのが運動不足による肥満ですが、ハッチとマーヤは共に仲が良くお互いに運動量の多い猫なので一日に2,3回は部屋中を追いかけっこしています。
今までに何個グラスを割ってくれたか・・・猫たちのダイエットのためと思い、グラスを出しておいた自分が悪いと猫を責めず、自分を責めるようにしてます。
小さい頃から2匹で居たことで、とても良かったなと思うことは人間を噛んだり引っかいたりしないことです。
2匹で遊んでいる中でどこまで噛んだら相手が痛がるか、相手を傷つけてしまうか学んでくれたのだと思います。
特に噛む力の調整が上手です。ハッチとマーヤがあくびをした時に指を入れても、「フガフガフガ」となるだけで痛くないようにしてくれます。優しい!
今まで動物を飼ったことがなかった我が家にとって、いきなり2匹飼う事はとても悩みました。
多頭飼いをしている友人にいろいろ話を聞いたり相談に乗ってもらったり。家族でたくさん話し合いました。
今2匹でじゃれている姿や寄り添って猫団子になっている姿はとても愛らしく2匹同時にひきとって本当によかったなと思います。
長生きをして妖怪「猫又」になって私達とずっと一緒にいて欲しいと思う今日この頃です。
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