体重計の「タニタ」で長らく「人の健康」に取り組んできた元会長であり、現在は「Fanimal」会長として「ペットと人の健康」をテーマに掲げるの谷田大輔が、20年以上動物を診察し、その健康に向き合っている獣医師の阪口貴彦氏に、ペットの医療最新事情からペット業界が抱える問題点まであらゆる角度からじっくり話を伺った。

ペアン動物病院 | 阪口貴彦院長インタビュー | Fanimal(ファニマル)

飼い主の生活習慣がペットの健康にも影響する


-動物は話すことができないので、痛みがある箇所を訴えることができないと思いますが、飼い主さんによって病気の見つけやすさも変わるのですか?

飼い主さんが普段どのくらい観察しているかで差が出ます。例えば、普段世話をしているのはお母さんだけれど、病院に連れてくるのはお父さんというケースがあります。ところが、お父さんに食事量の変化などを聞いてもわからないので、こちらの診察で見つけるしかなくなってしまうんです。なので、普段世話をしている人に来ていただくと良いと思います。小児科に来て、お子さんの代わりにお母さんが病状を伝えることがありますが、それに似ているかもしれませんね。

-飼い主さんによる違いというのは、病状にも表れますか?

一番影響するのは、どんな飼い方をしているのかという点です。どのくらいの頻度で散歩に行けるかで運動量は変わりますし、飼い主さんが昼の仕事なのか夜の仕事なのかによって食事を与える時間も変わりますよね。「朝に吐いてしまうんです」といわれても、何時に食べさせたのかが重要になりますから、飼い主さんの生活習慣の違いが病状にも表れるといえます。

ー実際に、犬や猫の場合はどんな病気が多いのでしょうか?

圧倒的に多いのは歯の病気です。歯磨きをあまりできていない飼い主さんが多く、歯石・歯垢が溜まってしまっているんです。人の場合、歯周病菌が血液に入ると糖尿病や腎臓病になることがわかっていますが、犬や猫でも内蔵への影響が報告されています。なので、患者さんには「歯のケアができるよう、小さいうちから口周りを触られても大丈夫なように練習してください」とお話しています。

ペアン動物病院 | 阪口貴彦院長インタビュー | Fanimal(ファニマル)

次はペットの高齢化が進む中で広がっている「ペットの介護」について聞く。

【阪口貴彦】獣医師・ペアン動物病院 院長

1993年帯広畜産大学卒業後、獣医師免許取得
町のかかりつけ病院、大学病院、専門性の高い病院など
異なるタイプの病院で研鑽を積み、2013年ペアン動物病院
開院。自身も犬1頭、猫2頭、ハムスター2匹に’’笑いと気づき’’をもらいながら、
日々診療にあたっている。
連載コラム:「この子の病気は私が見つける!」では自宅で簡単に出来る愛犬・愛猫の健康サポート方法を図入りで細かく解説。愛犬・愛猫の健康管理に関心の高い飼い主から圧倒的な支持を受けている。

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