王妃に愛された高貴な佇まいと溢れる知性。本に載ってないパピヨンの生態

才能と美しさを兼ね備え、ヨーロッパの貴婦人を虜にしたパピヨン。
本当にそうなのでしょうか?

 

パピヨンと生活を共にして10年。本当のところはどうなのか「実録!本には載ってないパピヨンの生態」で、お確かめください。

 
 

 

パピヨンの歴史
〜フランス語で「蝶」の意味を持つパピヨンの由来〜

パピヨンの祖先は、スペイン原産のトイ・スパニエルとされています。

 

初期のパピヨンは、垂れ耳が一般的でリスのように尻尾が巻いていることから、スカーレル(リス)・ドッグ、スカーレル・スパニエルと呼ばれていました。

 

現在のような耳が立ったタイプのパピヨンは、18世紀末頃から選択的に配合されて増えていき、19世紀頃になると、立ち耳であるスピッツと配合して蝶のような大きな立ち耳を持つようになり、チワワと配合してサイズは小さくなり、現在のパピヨンに近い洗練された姿になりました。この頃からようやく「パピヨン」と呼ばれ始めました。

 

パピヨンは「ファーレン」と「パピヨン」の2種類に分類されています。
「パピヨン」は、フランス語で「蝶」の意味で、先端に飾り毛のある直立した大きな耳が羽を開いたように見える事に由来しています。

 

一方ファーレンは、垂れ耳が特徴で「蛾」の意味を持ちます。ファーレンはネズミを追いかける習性があり、その技術は猫に勝るとも言われています。

 

パピヨンの人気は、スペインの宮廷から始まり徐々にヨーロッパ全体へ広がりました。16世紀にはフランス国内に入り、王侯貴族から寵愛を受けた犬種です。

 

王妃マリー・アントワネットが愛した犬として知られており、彼女が処刑台に上がる直前まで、パピヨンが一緒にいたとも伝えられています。

 

パピヨンの特徴と性格

絹のような長毛で手足が細く、耳と尾には長い飾り毛があり、優美で気品あふれる姿のパピヨン。

 

優美さだけではなく、ブリティッシュコロンビア大学で神経心理学研究を行っている教授、スタンリー・コレン氏が出版した「犬の知性(The Intelligence of Dogs)」での知能指数〈IQランキング〉(出典後述)によると、全小型犬の中で最も頭が良い犬種という結果が出たそうです。

 

美しさも聡明さも持ち合わせたパピヨンの性格は、好奇心旺盛で活発、そして友好的。
さらには、家族がストレスを溜めると、そのストレスを引き受けてしまう程の愛情深さも持っています。

 

こんなパーフェクト!?なパピヨンが苦手なのがひとりにされてしまうこと「お留守番」です。
寂しさでストレスを溜めないように一緒に居る時には、たくさんコミュニケーションをとりましょう。

 

パピヨンのかかりやすい病気

400年以上かけてゆっくりと小型化してきたため、小型犬としては遺伝病が少ない犬種といわれています。

 

気を付けたい病気としてパピヨン独特というよりは、膝蓋骨脱臼・緑内障や結膜炎などの目の病気・水頭症など、小型犬全般がかかりやすい病気があげられます。

 

また、活発なパピヨンなので、病気以上にケガ・骨折に十分注意する必要があります。
日頃からたっぷり運動して、いつまでも元気でいられるように、しっかりした身体を作ってあげましょう。

 

パピヨンのお手入れ

毛のもつれを防ぐためにも、毎日のブラッシングは大切です。これを怠ると、耳の後ろに毛玉が出来てしまいます。
そして、パピヨンに限ったことではありませんが、様々な病気予防の為にも、お口のケアは大切です。

 

パピヨンに適した室内環境

どちらかといえば、寒さに強く暑さに弱い犬種でしたが、改良された為、被毛が少なくなり寒さに弱くなっていますので、1年を通して温度管理には十分気を付けてください。

 

エアコン・除湿器・加湿器を使い、人間が快適と感じることが出来る温度に保ちましょう。
また、大気汚染・PM2.5・花粉・ハウスダストなどの影響を抑えるためにも、空気清浄機は必要です。

 

活発なパピヨンをケガから守るために、床にカーペットや滑り止めマット・コルクマットなど、滑り止めになり、走っても衝撃を吸収してくれるものを敷くようにしましょう。

 

耳には優美さを表している蝶のような飾り毛はなく、尻尾もフワフワしていませんが…
かわいい「パピヨン」ここにいます。

 

 

〜チワワと間違われるウチのパピヨン〜

ももじろう(男の子・10歳)は今まで1度もパピヨンと呼ばれたことがありません。
ジャックラッセル・テリア?チワワ?と、よく間違われます。そうそう「猫」に間違われたこともありました。そんな、ももじろうと私のお話です。

 

私とパピヨンとの出会い

ちょっと見るだけ…と立ち寄ったペットショップ。ショーケースの中から出て店内で遊んでいた彼は、なんと!匍匐前進で私に向ってきたのです。
犬が匍匐前進って…可愛すぎて、誰にも譲りたくなくて、連れて帰って来ました。

 

 

今日からウチの子です。

 

私とパピヨンとの生活

彼が来たことによって、笑いがたくさん増えました。
買い物に出かけると、必ずペットショップに立ち寄りお土産を買ってしまう。
外出しても気になって、すぐ家に帰りたくなってしまう。そんな自分に笑ってしまいました。

 

お留守番をしている間に、ゴミ箱をあさる・家具を壊すなどの話はよく聞きましたが、ウチでは、そのような事はありませんでした。

 

寂しがり屋さんの彼は、目にいっぱい涙をためて帰りを待っていました。が、年を重ね逞しくなった現在、どこで覚えたのか飛び蹴りという手段に出ることがあります。

 

一番お気に入りのおもちゃは、トイレットペーパーの「芯」です。

 

 

芯の中に口を突っ込んでゴニョゴニョ何か言っています。日頃の不満を吐露しているのでしょうか?芯を使って運動した後は、バラバラに分解して満足するようです。

 

動物を飼うのは初めてのことだったので、本を読みあさり、本の通りではないと不安になり、ちょっとした育児ノイローゼでした。そんなに神経質になることなく本の中のワンちゃんとではなく目の前にいるこの子と自分なりに付き合っていけばいいんだと今なら分かります。

 

うちのパピヨンの特徴・性格

彼の特徴は何といっても「ベビーフェイス」もうすぐ11歳になるというのに「パピーですか?」と、よく聞かれます。

 

「いえいえ…もう立派なオヤジですよ」「え~うそ~可愛い」そんな会話が成立しようものなら、彼の尻尾はフリフリです。
そうです。彼の大好物は「かわいい」という言葉。「かわいい」と言われるのが大好きなんです。

 

ちなみに苦手なものは、テレビのスポーツ中継・ママの小言・オヤジという言葉。
もう一つの特徴が「眉」。感情によって眉が上がったり下がったり。眉を見れば一目瞭然です。

 

 

この眉のおかげ?で、犬というよりは人間っぽいなぁと感じてしまいます。
お話しを聞くときには、きちんと目を見て、大きな耳を前後に動かし小首を傾げて聞いています。

 

飾り毛があったら、蝶が舞う姿のように見えたのかもしれません。
性格は、普段は寂しがり屋で甘えん坊。いつもベッタリで、暑くても密着していないと落ち着かないようです。

 

時々ひとりになりたい時もあるようで、そんな時はひとりベッドで寝ています。

 

 

走ることが大好きで、ドッグランでの走りは本当に素晴らしいです。そんな姿を見ると嬉しくなると共に、一緒に走る私は、人より足が短いのになぜ走るのが早いのだ!と思わずにはいられません。

 

うちのパピヨンの食事

「アレルギー体質かもしれないので、アレルギー用のドッグフードを食べさせて下さい」とペットショップで言われ、それを守り続けてきました。

 

「○○でなければならい」と思い込んでいたのです。それを見かねた友人に「ペット食育」を勧められ勉強を始めました。

 

ペットフードしか食べさせてはいけない!人間の食べ物を食べさせると病気になる!と思い込んでいた私にとっては、目からウロコの話ばかりでした。

 

それからは、私達と同じ食材を使い調理した食事を食べています。本当に美味しそうに食べるのです。
今は、ちょっとの工夫でペットも人間も同じ料理を食べられるように色々思案中です。

 

 

ペットも人間も「食べた物で出来ています」色々な物を食べて、いつまでも元気でいられるように…美味しく楽しくをモットーに今日もたくさん頂きました。
くれぐれも食べ過ぎには注意です。

 

おしまいに

彼と出逢い、彼を通じてたくさんの人と出会い、たくさんの経験をさせてもらいました。
楽しくて笑い転げた日・心配で涙した日…

 

どれもこれも彼なしでは成り立ちませんでした。

 

ペットは私達飼い主が思っているよりも、飼い主さんのことを見て・想ってくれていると思います。そんな子達と共に過ごせる私達は、本当に幸せです。

 

これからは、お互いにもう少し素直になって過ごしていきましょうね。

 

 

出典
スタンリー・コレン氏著書「犬の知性(The Intelligence of Dogs)」出版社:Atria Books;Reissue版(2006/1/5)

 

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